●第39回 高松宮記念(G1)● 3月29日中京11R 芝1200m、国際、定量、指定 3月28日更新 変更点 10日→6日
【 過去7年経歴 】
【 考察 】 昨年の10日間開催に対して、今年は6日間開催となったが、これは函館改修工事に伴って1月に中京開催を施行したことによる日程短縮にともなっておきたものと考えれば、来年以降に持ち越すものは別になくても構わないはず。 ならば、来年は恐らく昨年と同じ10日目で施行されることになるだろう。 だからこそ、この中京開催の重賞(中京記念、ファルコンS)は同じように函館改修→1月中京施行の日程変更のアオリを受けた小倉開催(例年より3週遅れての開催)で賞金を加算した馬に出番が来たと考えている。 中京記念2着 ヤマニンキングリー 小倉大賞典2着(7日→1日) ファルコンS1着 ジョーカプチーノ 萌黄賞1着(5日→7日、混合化) しかし、ここは同じ週に行われる重賞は前年と同じのうえに、先の中京や小倉で賞金を加算した馬はいない。 そのため、少し変化をつけてくるのではないだろうか。 ちなみに、出走馬で再現不能な日程での勝ちクラを持つ馬が2頭いる。 07年の馬インフルエンザによる振替開催となった5回東京9日目のキャピタルSを勝ったキンシャサノキセキ、同じ5回京都9日目の500万平場戦を勝ったヘイローフジ。 他には、昨年の3日間2場開催となった5回東京6日目の奥多摩Sを勝ったソルジャーズソング、例年なら3場所開催となるが2場開催で行われたオーシャンSの連対馬アーバニティ、コスモベルも出てくるだろう。 そんなことを考えてしまうが、考察を。 現行条件(1着賞金9500万、阪急杯1400m、オーシャンSが重賞)で行われた06年以降の3年間は「前走重賞馬券対象馬」vs「芝1200連対歴なし」の馬で決まっている。 06年以降、高松宮記念連対馬
過去1年間で芝1200mで加算歴を持っていない馬は、ジョイフルハート、ドラゴンファングの2頭。 この中ではダート出走歴がないドラゴンファングの存在が気になる。 とはいえ、この馬の直前加算は1600万下の雲雀S。 オープン未連対というキャリアが引っかかるが、この馬の存在は頭の片隅にとどめておきたい。 また、同じように1着賞金が増額されたスプリンターズSと揃って、「指定」ステップ戦(阪急杯、オーシャンS、キーンランドC、セントウルS)勝ち馬を事実上全否定していることも見ておく必要があるだろう。 06年以降、スプリンターズS連対馬
07年はセントウルS価値のサンアディユが突っ込んできたではないか、といわれるが、セントウルSもスプリンターズSも当日の番組を変更しており、シナリオは少し違うと考えたい。 今年、出番が来るなら前述したように2場開催日で施行したオーシャンS組となるだろう。 一方、出走馬を見て気づいたのが「歴史の再現」。 昨年の高松宮記念、スプリンターズSでは前述した指定ステップ戦連対馬が全馬出走し、見事に撃沈。 勝ち馬はハンデG3(Jpn3)勝ちから直行し、2着はステップ戦を敗れたキンシャサノキセキだった。
そうなると、今年はシルクロードS勝ちから直行したアーバンストリート、お約束のキンシャサをはさんで、阪急杯2着のローレルゲレイロで3連単!なんてことがあるかもしれない。 さて、長々と書いてしまいましたが、結論を。 今年から3歳路線の国際化が2年間かけて行われる。 その間の過渡期となるここ。しかも1回限りが想定される6日目施行。 新しく馬を引っ張り出すのではなく、どこかを再現させることで新時代の到来を遅らせることも考えられそうだ。 そこで、昨年の高松宮記念から続く、「ステップ戦負け」を持つキンシャサノキセキ。 ここから入りたい。 来年は再現されないであろう「1回限りの6日間開催」を1年半前のキャピタルS勝ちのキャリアが補ってくれるとみたい。 同枠に前年1着馬ファイングレインが入ったのもプラスだろう。 相手はこれまでに出てきた馬でまとめたい。 筆頭には、1200m重賞未経験のドラゴンファング。 その後は開催場数に変更のあった日のレースを勝っているアーバニティ。 シルクロードS勝ちから直行するアーバンストリート。 昨年のスプリンターズSのコピー決着で棚上げすることもありえるためスリープレスナイトに加え、馬券対象となる阪急杯2着のローレルゲレイロまで買ってみたい。 【 買い目 】 複勝14、馬連 9-4.7.13.14.15、3連複 7-9-13 計7点 【 結果 】 1着 × 13 ローレルゲレイロ 2着 × 04 スリープレスナイト 3着 -- 02 ソルジャーズソング ----- 10着 ◎ 09 キンシャサノキセキ 11着 ○ 14 ドラゴンファング 14着 ▲ 15 アーバニティ 【 再考 】 6日目施行という恐らく1回限りとなるレースで、Jpn戦NHKマイルC2着歴のあるローレルゲレイロを勝たせ、2着にはJpn戦北九州記念からスプリンターズSに直行したスリープレスナイトを起用してきた。 新時代の勝ち馬を棚上げしたい(中京改装後まで見送り?)、という意思表示だったのだろう。 それにもかかわらず、10日目施行という基本的なスタンダードとなるであろう昨年の連対馬が同枠に組まれた5枠を軸としたのは失敗。 ただ、前走1着馬vs前走トライアル負けの組み合わせという、考えようによっては取れる馬券だった。 あと、見ておくべきだったのはスリープレスナイトがトライアルを一切使うことなく高松宮記念へ直行してきたことでしょうね。 もちろん、同枠配備された直前加算が取消戦&日程変更戦バーデンバーデンC勝ちのアポロドルチェということも見ておく必要があるのでしょうが。 |