●第14回 NHKマイルカップ(G1)● 5月10日東京11R 芝1600m、3歳、国際、定量、指定 5月9日更新 変更点 国際化、J1→G1
【 過去7年経歴 】
【 考察 】 今年からG1に表記が戻るが、このレースの過去の連対馬を見ると、1つの傾向が浮かび上がる。 NHKマイルC連対馬(01年以降)
3歳になってから、マイル戦のオープンか重賞で賞金加算歴を持たない馬が勝った年(01年、02年、04年、08年)は、地方馬が出走したか、NZT優先権組が1頭でも回避した年となっている。 今年はカク地はいないうえに、NZTで優先権を獲得した馬が3頭とも出走予定。 こうなると、3歳OPクラスのマイル戦で賞金加算歴を持つ馬を評価することになるだろうが、そういった馬はサンカルロ、ティアップゴールドのNZT連対組、アドバンスヘイロー(ジュニアC)、マイネルエルフ(アーリントンC2着)の4頭。 さらには、このレースが何らかの変更を起こしているのは上表でもあげたように1年おきだが、勝ち馬はいずれも3歳1600mのオープンで勝ちを直前加算としている以上、頭として狙うのはサンカルロかアドバンスヘイローになる。 とはいえ、ボックスで狙っても十分な配当が期待できる組み合わせだろう。 ちなみに2着馬はデアリングハート以外は直前加算がこちらも同距離戦。 デアリングハートも前走桜花賞3着と次のG1格に向けた優先権を付与するレースできっちりと権利を獲得したうえに、直前加算がフィリーズレビュー2着と指定戦連対歴を持っている。 クラシックトライアルでの加算歴を直前加算とする馬はレッドスパーダで、狙える所だがスプリングSは最後の「Jpn」格付戦。 「国際化初年にふさわしいかどうか」と問われれば、否。 ならば、「切る」手だろう。 同じような理由で狙いづらいのがフィフスペトルということも付記しておきたい。 さて、そこで結論だが、ここと同じように国際化されたトライアル戦NZTで優先権を獲得した馬が全て出走してくる以上、マイル戦加算歴を持つ馬を狙いたい。 枠を見ると、NZT1着馬サンカルロと3着馬ジョーカプチーノが同枠になった。 NZT勝ち馬が2着、3着馬と同枠を組んだのは、97年、06年とあるが、ともに連対枠に入った。 また、カク地に優先権を与える桜花賞1着馬と組んだときも連対した。
NZT3着馬と同枠になったことは気になるが、1着優先権獲得馬のサンカルロから入りたい。 相手筆頭は2着馬ティアップゴールドとし、マイル戦加算歴を持つマイネルエルフ、アドバンスヘイローを上位。 その後は桜花賞4着とオークスへの優先権を持ったままここに来たワンカラットと国際化された重賞での勝ち鞍を持つブレイクランアウトを押さえたい。 【 買い目 】 単勝 4、枠連 2-4.5.7.8、馬連 4-7.9.15.16.17 計10点 【 結果 】 1着 -- 03 ジョーカプチーノ 2着 -- 13 レッドスパーダ 3着 -- 10 グランプリエンゼル ----- 4着 ▲ 09 マイネルエルフ(3着同枠) 14着 ○ 15 ティアップゴールド(2着同枠) 18着 ◎ 04 サンカルロ(1着同枠)(8着降着) ( 枠連 1320円 ) 【 再考 】 枠連なら大本線的中!なんですが、見事なまでの同枠馬揃い踏み。 しかも3着まで同枠馬というのには参った。 NZT1.3着馬の入った枠が1着枠、NZT2着馬の枠が2着枠と読みはあってたが馬は違った。 勝ったのは3着馬ジョーカプチーノ。 今年から国際化されたが、その「国際」冠を持つレースでの勝ち歴を持つ馬が同居した唯一の枠というのも大きかっただろう。 一方、2着にスプリングS2着と優先権を獲得しながら皐月賞をパスしたレッドスパーダ。 これまでに皐月賞への優先権を反故にしたうえでNHKマイルCに出走した馬はこれまでに2頭いた。 96年2着のツクバシンフォニー(弥生賞2着)、02年1着のテレグノシス(スプリングS2着)。 ともに皐月賞TRで負けたキャリアで出走し、連対した。 そういったキャリアを持ちながらここへの出走を許されたレッドスパーダのキャリアを見ておかなければいけなかったということなのだろうか。 ただ、NZTの連対馬が3頭とも出走したことで、そちらを重視したのも事実。 終わってみれば解釈1つで狙えるかもしれないが、予想段階ではNZTの1.3着馬の組み合わせが気になり、枠連を押さえることまででしか狙えなかった。 それができただけでも収穫だし、優先権獲得馬の枠が来た、ということを読み、2番人気のアイアンルックを消せたことが収穫だろう。 |