●ジャパン・オータムインターナショナル 第26回 マイルチャンピオンシップ(G1)● 11月22日京都11R 芝1600m、国際、定量、指定 11月21日更新 変更点 5日→6日
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 出てきたら狙うつもりだった3歳馬リーチザクラウンが回避して来週のジャパンCへ向かうようです。 G1馬と枠を組んで2着席かな?と思わせますが、ロジユニヴァース無印(予定)とあわせてそれは来週に。 来年の日程が明日(18日)に発表されるようですが、その前にいくつか。 最終的な出馬が確定後に再検討することになりますが、スワンSを制したキンシャサノキセキが回避の方向という報道が出ています。 となると、ステップ戦(富士S、スワンS)の勝ち馬が揃わないレースになりますが、そういった年は04年、05年(取消戦)。 この2年の連対馬はマイル重賞勝ち歴を持っている。
マイル重賞勝ち歴のある馬は外国馬サプレザに加え、アブソリュート、ザレマ、サンカルロ、スマイルジャック、タマモサポートの計6頭。 ただ、勝ち馬は「ステップ戦を無視してG1連対」か「ステップ戦→G1を揃って負け」のどちらかを2回繰り返している。 デュランダル……高松宮記念2着/スプリンターズS2着(ステップ戦歴なし) ハットトリック ……マイラーズC9着→安田記念15着/毎日王冠9着→天皇賞秋7着 こうなると、春はマイラーズC3着、京王杯SC7着→安田記念9着。 関屋記念を勝ったのちに、秋は毎日王冠7着→天皇賞秋11着と綺麗に負け続けたスマイルジャックが浮かんでくる。 G1帰りに加えて直前のステップ戦の着順を揃えてきたことも引っかかります。 今回、人気となりそうなカンパニーが春はマイラーズC2着→安田記念4着、秋は毎日王冠、天皇賞秋を連勝しているのが気になるが……。 (ここまで11月17日更新) そのカンパニーにはプラス材料が。 06年のダイワメジャー以来となる「毎日王冠→天皇賞→マイルCS」の3連勝がかかるが、3連単発売後では「5日目施行」の昨年以外は前年連対枠入り馬に出番が来ている。 そういった馬が自身しかいないこともプラスととることができる。 一方、3歳戦を含めて1番人気が全敗しているのだが、この秋の古馬G1は春の影響がゼロとはいえない結果がさらにカンパニーを後押しする。
3歳戦を間に挟むなど間隔に若干のズレはあるが、距離・条件面等で見ると、古馬G1は春秋ともに 「1200m戦 → 同一名称の天皇賞 → 牝馬限定戦 → マイル戦」という同じ順番で施行されている。 そして、「前年秋連対枠入り→春出走も出番なし→秋出走」の出走歴を求めているのではないだろうか? ・ スプリンターズS 2着ビービーガルダン 前年3着(1着同枠)→高松宮記念16着→スプリS2着 ・ 女王杯 1着同枠カワカミプリンセス 前年2着→ヴィクトリア8着→女王杯1着同枠 ちなみに、昨年の天皇賞秋で連対枠入りした4頭にこのローテをたどった馬はいないのだが、そのかわりに、天皇賞秋は昨年のジャパンCで1着枠となった2頭を2着枠に同枠配置させてきた。 こうなると、「昨年のマイルCSで2着同枠→安田記念4着」という出走歴のカンパニーが入る枠を外せず、順番なら1着枠となる(というか、1着馬になる)。 気になるのはビービーガルダン、カワカミプリンセスが持っていたステップ戦(マイルCSでは富士SとスワンS)出走歴がないことだが、天皇賞2着以内ならカク地馬にマイルCSの優先権が与えられる規定があり、これでカバーしていると受け取ってもいいだろう。 (ここまで11月18日更新) では、そろそろ結論を。 前述したことから新しく追記することもほとんどなく、週中考察のままで終わりたい。 ◎は前年連対枠入り歴を持つカンパニー、相手筆頭にはトライアル負け→G1出走を春秋とも繰り返すスマイルジャック。 女王杯が前年2着枠馬とステップ戦秋華賞2着馬の枠で決まったことを受け、ステップ戦連対歴を持つアブソリュート、マルカシェンクを上位とし、マイル重賞勝ちのあるザレマを押さえたい。 【 買い目 】 馬連流し 計4点 【 結果 】 1着 ◎ 04 カンパニー 2着 -- 13 マイネルファルケ 3着 -- 15 サプレザ ----- 5着 ▲ 07 アブソリュート 6着 ○ 05 スマイルジャック 【 再考 】 7歳馬不在の顔ぶれで行われたが、本文に記載したように、前年2着同枠馬の立場で出走したカンパニーがこれまでの流れを引き継いだかのごとくここを制した。 ここまでは正解。 しかし、2着のマイネルファルケには全くたどり着かなかった。 ダービー卿CT2着、直前加算が1600万下マイル戦秋風Sというこの馬。 重賞未勝利馬がG1に来ていいのか? そんなことを考えてしまったが、先週のクィーンスプマンテも同じ。 さらに、秋のG1を見て気になったのが、今年の京都G1はG1どころか重賞未勝利馬の出番満載(今頃気づくなよ)。 天皇賞のマイネルキッツ、秋華賞のレッドディザイアは2着までしか経験がないし、菊花賞のスリーロールス、女王杯のクィーンスプマンテはいうまでもない。 重賞未勝利馬が4頭いたが、そういったところを見る必要があったということなのだろう。 もう1つのキーは仏国の同距離G1馬サプレザ。 前走でG1を勝ったということでは、先週のシャナラヤと同じだが、この馬は連対枠に入った。 やはり「同距離戦」ということが必要なのだろうか……? |