●ジャパン・オータムインターナショナル 第10回 ジャパンカップダート(国際招待)(G1)● 12月6日阪神11R ダート1800m、国際、定量、指定 12月5日更新 変更点 JRAプレミアム
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 女王杯からここまでの4戦が「ジャパン・オータムインターナショナル」とされているが、気になることが1つ。
見事なまでに1着枠には「前年馬券対象枠歴/同距離重賞2着歴」、2着枠に「3歳馬」がいる。 さらには、同距離重賞での加算歴を持つ馬の枠に出番が来ていることも見ておきたい。 となると、気になるのは前年馬券枠、3歳馬とダート1800重賞連対歴を持つ馬だが、前年の2着・3着枠となったメイショウトウコン、ヴァーミリアンが出走予定。 JCで前年の1着枠が再度同枠に配置されて沈んだことを見ると、再度の同枠は消しかもしれない。 一方、同距離重賞加算歴を持つ馬では、ダイショウジェット、メイショウトウコンを気になる馬として取り上げたい。 というのは、表を見ると「過去1年以内の同距離重賞では2着まで」というのが引っかかります。 ただ、3レースを見ると「同競馬場同距離戦の2着歴」なので、唯一満たすメイショウトウコンが筆頭となるでしょう。 これについては、枠が出てから判断します。 ( ここまで12月1日更新 ) そのジャパン・オータムインターナショナルでもう1つ。 既に来年の番組が発表されているが、昨年は記載されていた「ジャパン・オータムインターナショナルについて」という項目が22年度版の番組表には記載されていないことが気になる。 「秋のことだから」で済ませるのならば、サマーシリーズについて触れているのはなぜ?と問いたくなる。 つまりは2年で終わるものだったのだろうか……? おまけに来年は新設ステップ重賞として「みやこS」が作られるうえに、同じ週に小倉(中京代替)が開催されるため、例年にはない3場開催週での施行となる。 それならば、今年は事実上の最終年となり、東京JCダート最終年となった07年にヴァーミリアンがJBCクラシックと揃って連勝したことが見事に再現されるだろう。 ちなみに、ステップ戦の1つとされているJBCクラシック。 こちらとの関連も見ておきたい。 参考:JBCとジャパンカップダート
JBCクラシックとJCダートの連勝を成し遂げたのは07年のヴァーミリアンのみ。 02年は中山施行、06年は外国出走馬不在で名前だけの「国際招待」だったため、それぞれを別枠で考えると、JBCクラシック勝ち馬か、武蔵野Sに出たG1既勝馬のどちらかに出番が来ている。 両雄が並び立ったケースは過去にはない。 今年は武蔵野S組からG1既勝歴を持つのはサクセスブロッケン、 ならば、残るヴァーミリアンなのだろうか?とも思えるが、今年は史上初のクラシック、スプリント両JBC1着馬が出走する。 そのため、スーニにも注目したい。 ( ここまで12月3日更新 ) 同じ3日にブログに記載したため読まれた方もみえるとは思うが、枠を見て気になることが1つ。 前走JBC組の6頭を2.3.7の3枠にまとめてきた。 このように、前走JBC組が同枠に揃えられたのは過去5回。
06年と08年はともにクラシックを負けたうえに、JCダートと同距離戦の加算歴を持つ馬が2着に食い込んだ。 この2年に出番があったのは、JBCクラシックとJCダートの距離関係が絡んでいるのでは?と考えたい。 08年から阪神1800になったが、07年までのJCダートは東京2100。 JBCよりもJCダートの距離が短い、もしくは同じときのみ連対馬を出している、と考えることも可能だろう。 とはいえ、現状の阪神1800で施行され続ける限り、ほぼ毎年該当することが考えられるので、この判別には迷う。 最後に、このレースは年内最後の「JRAプレミアム」。 これもとりあえずまとめてみた。 09年JRAプレミアムレース
定量戦では見事なまでに2枠に出番が来ているが、3歳馬不在、祝日、当年変更戦……何らかの事情を抱えていることには注目しておきたい。 WSJSが来年は東京施行となり、このレースも3場開催日に変わるが、今年はそのままである以上、何も変わらないと考えることができるだろう。 それでは、結論に入りたい。 ジャパン・オータムインターナショナルシリーズで連対枠入りを続ける3歳馬。 今年は3頭いるが、重賞加算歴という面では毎日杯2着というある意味で中途半端なキャリアのゴールデンチケットが1枚上。 ユニコーンS勝ちのシルクメビウスを狙う手もあるだろうが、そのユニコーンSは再現不能な「5日目11R」施行。 これを買い始めたら、スーニ、ワンダーアキュートも買う必要がありキリがない。 そのため、彼らが来たら潔く諦める。 さらに、来年の番組と今年の出走馬の戦歴を比べてみると、1枠両馬を筆頭に再現性ゼロの加算歴を持つ馬が揃った印象を受ける。 今年が区切りの10回目ということで、そういった馬たちを起用する可能性はあるが、それらの路線から外れた馬を狙う。 難解に思え、主体となる切り口をどこにするかで変わってくるが、やはり「ジャパン・オータムインターナショナル」で見たい。 前述したように、1着枠には「前年馬券対象枠歴/同距離重賞2着歴」、2着枠に「3歳馬」がいる。 先週のジャパンCは前年1着馬が出走していた、と考えれば、前年2着枠のメイショウトウコン、ヴァーミリアン。 この2頭のいる枠から入りたい。 そして人気となるだろうが、ヴァーミリアンに◎とする。 自身が前年2着枠入りしていることに加え、06年同様、別路線のJBC組から連対馬が同枠配置されたことに加えて、定量戦のJRAプレミアムで2枠が連対していることを重視した。 一昨年の東京最終年勝ち歴が気にはなるが、過去1年JRAでは賞金加算歴ゼロということもあり、リセットされたと考えたい。 相手筆頭は前年2着のメイショウトウコン。 過去1年間は負け続けというのが気になるが、「阪神ダ1800重賞」連対歴を持つのがこの馬だけというのは評価したい。 ジャパン・オータムインターナショナルで連対を続ける3歳馬の入った枠からは、前述したようにゴールデンチケット。 同枠のボンネビルレコードがこれまた負け続けというのも引っかかるが、この馬だけが「日本馬×外国人騎手」ということもあり狙う。 その後は、ヴァーミリアン、メイショウトウコンと同枠になったアドマイヤスバル、マコトスパルビエロの両JBC2着馬を。 この5頭でまとめたい。 馬券は枠連で済ませようと思ったが、馬連の配当は色気たっぷりのため、こちらで。 (個人的妙味は9の複勝) 【 買い目 】 馬連 3.4.5.6ボックス、9-4.6 計8点 【 結果 】 1着 -- 01 エスポワールシチー 2着 -- 12 シルクメビウス 3着 ▲ 09 ゴールデンチケット ----- 7着 ○ 06 メイショウトウコン 8着 ◎ 04 ヴァーミリアン 【 再考 】 1番人気に推されたエスポワールシチーが快勝し、2着に3歳馬シルクメビウス。 長々と書いて外れると疲労も倍増するが、考えていたことと全く逆の結果であり、諦めもつく。 このレース。 ここは書いていないが、外国馬と組んで重賞未勝利馬の枠となった4枠を消し、残る枠を「1.6.7.8」と「2.3.5」の2つに分けた。 前者は過去1年以内に翌年変更されるJRA重賞勝ち歴を持つ馬の枠、後者はそれ以外の枠。 後者で決まると見ていたが、前者で決まってしまった。 「ジャパン・オータムインターナショナル」シリーズで3歳馬が2着枠にいたが、いずれもJRAの重賞勝ち歴を持っている。 JRAでは2着歴までしかないゴールデンチケットでは無理だったということだろう。 そして、2着枠に3歳馬が必要だった以上、前者からしか選べない。 この時点で逆を向いていた以上、正解(的中馬券)には何をどうやっても届かなかった。 さらに、女王杯のブロードストリート(ローズS)、マイルCSのストロングガルーダ(ラジオNIKKEI賞)、JCのリーチザクラウン(きさらぎ賞)と2着枠の3歳馬はいずれも「3歳、国際」重賞1着歴を持っている馬の枠。 ならば、ユニコーンSしかないうえに、シルクメビウスの入った6枠は3歳馬のみの枠。 最後なら逆転させて現物を起用することも十分に考えられた。 そのユニコーンSは来年から「6日目12R」として施行される。 つまりは今年のユニコーンSは1回限りの「5日目、国際」戦だったが、これと似たようなことを経験している相手として1枠2頭がいる。 エスポワールシチーは1回限りの「12R」マーチS1着歴。サクセスブロッケンは1回限りの「3場開催日」フェブラリーS1着歴。 同じように7枠のワンダースピードには最後の中京2300m戦東海S1着歴、8枠のワンダーアキュートには「1日目」最終年の武蔵野S勝ち歴があったが、ともに同枠馬にJRA重賞勝ち歴と国際G1出走歴がなかったのが引っかかったのでしょう。 今回、◎ヴァーミリアン、○メイショウトウコンでJBC出走組の枠を上位視しましたが、同枠馬を含めてJRA重賞過去1年未勝利馬では厳しかったのでしょう。 |