●第61回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)● 12月13日阪神11R 芝1600m外、2歳、牝、混合、馬齢、指定 12月12日更新 変更点 最終登録2週前(翌年、国際化)
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 フルゲート18頭に対し、第1回登録で登録した馬が39頭。 うち、賞金順で出走が確定しているのが14頭。 残る4枠を賞金400万の1勝馬25頭が争う抽選が待ってますが、06年に外回りとなってからはウオッカ、トールポピー、ブエナビスタと抽選を抜けた1勝馬が戴冠を取ったこのレース。 抽選を抜けた馬が何かによって変わるレースとなるでしょう。 さて、このレースが外回りになってからの過去3年で気になることを1つ。 というのは、今年までの4年間を2年区切りでまとめるのではないだろうか? 「外回り、2日目施行」 06年ウオッカ/07年トールポピー … 新馬勝ち→500万特別2着 「外回り、4日目施行、Jpn1格付」 08年ブエナビスタ … 同距離未勝利1着 06年と07年の間にJpn1化があった。08年と09年の間には最終登録が1週間早まった(連闘の出走禁止?)。 そして、来年からは国際化。毎年変わり続けるレースの真の打ち止めがやってきたと受け取りたい。 ならば、第2のブエナビスタを求めると考えることも可能で、狙うは当然の如く同距離未勝利勝ちのギンザボナンザ、シーキングフェイム、ストレンジラブ。 この3頭、抽選を潜り抜けることが出来るかどうかは注目したい。 (ここまで12月8日更新) 一方、連勝馬が連対枠にいるというのも存在。 04年2着 アンブロワーズ 05年1着 テイエムプリキュア 2着同枠 クリノスペシャル 06年2着 アストンマーチャン 07年1着同枠 ラルケット 2着同枠 エイムアットビップ 08年1着同枠 パドブレ 2着同枠 カツヨトワイニング この8頭の連勝パターンを分けると、「新馬→500万」は1着枠、「初勝利→重賞」は2着、「未勝利→500万」は2着同枠まで。 今回の出走予定馬で連勝馬は9頭と半分いる。 新馬→500万 ラナンキュラス 未勝利→500万 アグネスワルツ、アニメイトバイオ、アパパネ 新馬→OP カレンナホホエミ、プリンセスメモリー 未勝利→OP パリスドール 未勝利→重賞 ジュエルオブナイル 新馬→重賞 ステラリード 数も多いので、これは枠が出てから再考するが、現時点で申し込みさえすれば出走が確定する14頭(賞金900万以上)を考えたい。 今年の予定馬を見ると、パリスドールが前走は兵庫で出走したが、重量は53K。 馬齢重量(54K)と違う重量での出走歴を前走で持つ馬がいる。 このような阪神JFは馬齢化した03年以降では04年、06年の2回あるが、2着馬はともに夏季重賞勝ちのある馬だった。 04年2着 アンブロワーズ 函館2歳S1着 06年2着 アストンマーチャン 小倉2歳S1着、ファンタジーS1着 しかもこの2頭は連勝で重賞制覇を成し遂げている。 重賞勝ち馬が4頭登録しているが、連勝で重賞勝ちを果たしたのがジュエルオブナイルとステラリード。 前走で勝ったということを含めても、この2頭ならジュエルオブナイルを上と見たい。 (ここまで12月9日更新) さて、出走馬が確定したが、期待した前走同距離未勝利勝ちの3頭はこぞって除外。 かわって、タガノパルムドールが「前走初勝利」組として唯一出走する。 そして、タガノパルムドールの入った枠が唯一の「収得賞金400万の馬のみで作られた枠」。 06年のウオッカが入っていた1枠以来となったこの枠形態も気になるので、ここから入りたい。 完全に1勝馬どうしというのは考えづらいので、相手はOP歴のある馬を。 出目としてこの外回り、混合の4年間を1.5.7の3枠でまとめることも想定できるので、1枠の小倉2歳S勝ち歴を持つジュエルオブナイルが相手筆頭。 次に7枠からファンタジーS2着歴のベストクルーズをあげる。 その後は初勝利が1200だが、1600加算歴のあるシンメイフジに加えて、同距離勝ち歴のあるアニメイトバイオ、アパパネを押さえたい。 【 買い目 】 単複10、馬連流し 計7点 【 結果 】 1着 × 18 アパパネ 2着 × 06 アニメイトバイオ 3着 ▲ 15 ベストクルーズ ----- 11着 ○ 02 ジュエルオブナイル 13着 ◎ 10 タガノパルムドール 【 再考 】 全くといっていいほど違ってました。 前走未勝利勝ちが初勝利という馬がおらず、代わりに減量騎手で新馬勝ちしたタガノパルムドールが5枠10番に入ったことで、旧制の「G1」最終年となった06年を再現すると思ってました。 06年はその1戦1勝馬にファンタジーS勝ちのアストンマーチャン(2着現物)が入って支えていたことを見たほうが良かったのかもしれません。 そのように最初から違った方向を向いてました以上、的中にはほど遠い結果でした。 レースを勝ったのは2勝馬のアパパネ。 前走で「1600m、牝、混合」の赤松賞勝ちがプラスだったのでしょう。 赤松賞を制して2勝目をあげた馬は00年以降はずっと出走しているが、その馬が2勝以上の馬と同枠を組んだ場合、とんでもない破壊力があった。 赤松賞1着馬が2勝以上の馬と同枠を組んだ年の阪神JF(00年以降)
赤松賞が枠連ゾロ目になった04年以外は全て連対枠入りしている。 さらには同じ「1600m、牝、混合」の白菊賞を制したアグネスワルツが回避したことも大きかったのでしょう。 一方、2着のアニメイトバイオ。 初勝利が同距離戦の2勝馬だが、もう1つ。 牡馬混成重賞の京王杯2歳S2着から直行してきた。 こういった形で「牡馬混成ステップ戦連対→JF直行」というのは初めてのこと。 もう少し気を配るべきだった。 過去にデイリー杯2歳S2着歴を持つライラプスが出走(04年着外)ということがあったが、ライラプスはファンタジーSにも出走していた。 おそらく、最後の年にやってきたということは、今後のこのレースの王道はファンタジーSということを証明したいのではないだろうか。 |