●第61回 朝日杯フューチュリティステークス(Jpn1)● 12月20日中山11R 芝1600m、2歳、牡牝、混合、馬齢、指定 12月19日更新 変更点 最終登録2週前(来年は国際化、G1格付)
【 過去8年経歴 】
【 考察 】 先週も書いたが、2歳戦線も来年から国際化される。 同じ流れで、と思っていたが、阪神JFが予想していない形での結末となったため、さまざまな視点で考えたい。 さて、登録馬を見て(というか阪神JFの時点でほとんどわかっていたのだが)、気になるのは「夏重賞勝ち馬不在」のメンバー構成。 札幌2歳S以外は牝馬が勝ったのもあるが、こういったケースは珍しく、現名称になってからは一昨年(07年)のみ。 その07年は東スポ杯を4着と負けたゴスホークケンが制し、2着にはレッツゴーキリシマ。 見て気になるのは「1着枠に同距離戦初勝利馬が同居」、2着枠に「京王杯2歳Sの2.3着馬枠」のうえに、勝ったゴスホークケンは唯一の賞金400万馬(=出走順位最下位)。 そして夏重賞やオープン特別で賞金を積み上げた馬には全く出番がなかったことは見ておきたい。 (ここまで12月15日更新) ちなみに、秋重賞組というと、デイリー杯を制したリディルが故障したが、京王杯、東スポ杯の勝ち馬は顔を出す。 その東スポ杯の勝ち馬というと、ほとんどが距離短縮と詰まったローテを嫌って暮れのラジオNIKKEI杯へ回るため、ここへ出てきたのは05年1着のフサイチリシャールのみ。 しかし、そのフサイチリシャールは勝った。 番組上の変更はなかったが、当年の朝日杯は2頭が出走を取り消した。 今年は混合最終年であり、この手を起用することは考えられるだろう。 今年は東スポ杯勝ち馬のローズキングダムが出走予定。 そして、ここと同じ1600m戦の新潟2歳S、デイリー杯の勝ち馬が不在。 これまた02年以来のことになるが、02年は前述した05年とともに、前走勝ち馬が連対している。 重賞1着馬の朝日杯成績(空欄は不出走)
これが意味するものは何か、考えてみたい。 (ここまで12月16日更新) さて、一昨年までは阪神JFと同額だった1着賞金が昨年から変更された。 6000万から6300万と消費税分の増額にしかならないが、この違いは明確にあると考えたい。 08年、阪神JFと朝日杯FS
昨年は重賞未勝利馬で決まった阪神JFに対して既勝馬を起用した朝日杯。 今年も阪神JFでは重賞未勝利馬で決まったことから見ると、こちらでは既勝馬を起用することが考えられるだろう。 そろそろ結論に入りたい。 同距離ステップ戦デイリー杯の勝ち馬に加えて夏季重賞1着馬が不在に加えて、05年以来となる東スポ杯1着馬が出走。 その東スポ杯1着馬が出てくることは、単なる馬場掃除ではなく、意味があってのことだろう。 そのため、◎は人気だがローズキングダム。 相手だが、「朝日杯3歳S」最終年となった00年、「牡、セン」最終年となった03年がともに前走勝ち馬が連対しているうえこともあり、上級戦歴を重視して、京王杯2歳Sを制したエイシンアポロンを筆頭。 東スポ杯のコピーとなるトーセンファントム、同距離OP戦芙蓉S勝ちのニシノメイゲツに加えて、56K勝ち歴のあるダッシャーゴーゴーを押さえたい。 【 買い目 】 馬連流し 計4点 【 結果 】 1着 ◎ 08 ローズキングダム 2着 ○ 12 エイシンアポロン 3着 -- 02 ダイワバーバリアン ----- 14着 ▲ 15 トーセンファントム ( 馬連 590円 )(参考 馬単 980円) 【 再考 】 ブログ限定で書いた福島記念が的中していましたが、HP版で記載したものが的中したのはかなり久々。 単勝、馬連、馬単全て1番人気の低配当ですが、きっちりと軸、相手が読めたので十分満足しています。 東スポ杯からのローテーションで出てきたローズキングダム、夏重賞をほとんど牝馬に譲った意義。 阪神JFとの対比。 それらのものが積もり積もったゆえの結果でしょう。 1勝馬と組んだことが気になって馬単とできなかったことは悔やまれますが、その夏季番組だけの1勝馬(函館2歳S連対枠入り歴あり)と組んだことが、2歳の総和として「朝日杯の1着枠とする」という扱いだったのでしょう。 外れたレースはいろんな角度から分析をかけなおして再考も書けますが、当たったレースは「本文どおり」ということで、これくらいとさせていただきます。 |