●第46回 スポーツニッポン賞 京都金杯(G3)● 
    1月5日京都11R 芝1600m、国際、ハンデ

    1月4日更新
    変更点 なし(JRAプレミアム)
08 キンシャサノキセキ  57 藤田 04 ディアデラノビア 56.5武豊
12 サクラメガワンダー 57.5福永 10 カネトシツヨシオー 55 幸

【 過去6年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
40回 02年 1京1芝16、混、H     ダイタクリーヴァ
41回 03年 1京1芝16、混、H 馬単・3連複発売 枠連ゾロ目 サイドワインダー
42回 04年 1京1芝16、混、H     マイソールサウンド
43回 05年 1京1芝16、混、H 3連単発売   ハットトリック
44回 06年 1京1芝16、国、H 国際化 6R→7R→8R ビッグプラネット
45回 07年 1京1芝16、国、H 1/6施行   マイネルスケルツィ
46回 08年 1京1芝16、国、H (JRAプレミアム実施)    
 
【 考察 】
 当サイトをお読みになる皆様、あけましておめでとうございます。
 本年もご贔屓のほど、よろしくお願い申し上げます。

 さて、年始の挨拶はこれくらいにして考察に入りたい。

 開幕戦となる金杯だが、分岐点は去年の1月「6日」に行われた東西金杯。

 これを今年につながるものとするか、それとも異質な1度限りのレースとするか。
 この扱い1つで真逆の方向へ向かう。

 今回だが、後者として受け取りたい。

 ちなみに前者なら京都はエイシンドーバーのいる3枠かアドマイヤオーラの入った8枠が、中山はヒラボクロイヤルの入った5枠が1着枠となるだろう。

 というのは、昨年の東西金杯1着枠には「トライアル1着→G1出走」の馬がおり、同様のキャリアを有する馬は前述した3頭になるから。

 ただし、今回は後者と見た以上、京都金杯の3枠、8枠は買えないし買わない。

 そして気になるのは、このレースを買うときの「お約束」でもある「マイルCSからの直行馬」が登録の時点からいない。  

 そういったケースは過去6年間では条件上がりのハットトリックが勝った3年前の05年(43回)のみで、この年に連対した2頭はともに前走でマイル戦を勝っていた。

 ちなみに、ハットトリックは直近1年間のマイル戦は無敗。
 こういった馬はクランエンブレム、カネトシツヨシオー、アドマイヤオーラの3頭(といっても、3頭とも1走しかしていない)。

 また、京都金杯がマイル戦となった00年以降の連対馬には以下のデータがある。
00年 1着 キョウエイマーチ 安田、マイルCS出走 2着 アドマイヤカイザー マイルCS出走
01年 1着 ダイタクリーヴァ マイルCS出走 2着 エリモセントラル 直前加算マイル戦
02年 1着 ダイタクリーヴァ マイルCS出走 2着 ゴッドオブチャンス マイルCS出走
03年 1着 サイドワインダー (連勝中) 2着 グラスワールド 安田、マイルCS出走
04年 1着 マイソールサウンド マイルCS出走 2着 サイドワインダー マイルCS出走
直前加算マイル戦2着
05年 1着 ハットトリック 直前加算マイル戦
(連勝中)
2着 アルビレオ 直前加算マイル戦
06年 1着 ビッグプラネット NHK、マイルCS出走
直前加算マイル戦
2着 ニューベリー 直前加算マイル戦
07年 1着 マイネルスケルツィ NHK、マイルCS出走 2着 エイシンドーバー 安田出走
直前加算マイル戦

 さまざまな変遷があるが、「直前加算がマイル戦」「連勝中」「マイルG1(Jpn1)出走歴」のいずれかを持っている馬しか連に絡んでいない。

 今回の出走馬では連勝中の馬はいない。
 「直前の賞金加算がマイル戦」の馬は、02ナスノストローク、08キンシャサノキセキ、10カネトシツヨシオーの3頭。
 マイルG1(Jpn1)出走歴を持つ馬は、01オースミダイドウ、04ディアデラノビア、06エイシンドーバー、12サクラメガワンダーの4頭。

 あわせて7頭しかいない。
 その中から、前走でマイル戦を勝った唯一の馬となるキンシャサノキセキ。

 いきなり9日目に移設したキャピタルSを制した点は気になるが、この馬しか前走マイル戦勝ちがいない以上、ここから入る。

 過去1年間に祝日競馬でしか勝っていないこの馬を軸にするなら、相手にもそういったキャリアの馬をあげるのがスジだろう。

 筆頭は、昨年勝った2戦がともに今年は変更されるディアデラノビア。
 
 直前の賞金加算がマイル戦の馬ととなるカネトシツヨシオーに直前加算が祝日戦となるサクラメガワンダーを押さえ、この4頭ボックスで馬券も組みたい。

【 買い目 】 馬連ボックス 4.8.10.12 計6点
 

【 結果 】
1着 -- 09 エイシンデピュティ
2着 -- 16 アドマイヤオーラ
3着 △ 10 カネトシツヨシオー
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4着 ▲ 12 サクラメガワンダー
10着 ◎ 08 キンシャサノキセキ
13着 ○ 04 ディアデラノビア

【 再考 】
 過去1年間で祝日競馬でしか勝っていないうえに、前年1番人気で負けたキンシャサノキセキを◎としているようではまだまだ甘いのだろうが、エイシンデピュティは買えたとしても、44回弥生賞1着馬アドマイヤオーラは買えません。

 しかし、考えられることとしては「JRAプレミアムの実施」。

 配当が平均5%の上積みということで「配当の変化」という点を見てもよかったのだろう。

 京都金杯の連対馬が鳴尾記念2着(1着同枠)馬と3着馬。
 しかし、3着馬は2頭いることで、3連複、3連単は2通りの結果を生んだ。

 的中が2つある=配当額の変化、という点で見なさいということだったのでしょうか……。
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