●第48回 きさらぎ賞(NHK賞)(Jpn3)● 2月17日京都11R 芝1800m、3歳、混合、別定、特指 2月16日更新 変更点 賞金減額(4200→4000)、当日7R⇔8R
【 過去6年経歴 】
【 考察 】 時系列的なものもあるが、「シンザン記念⇔京成杯」「共同通信杯⇔きさらぎ賞」という点はきっちりと見ておく必要があるだろう。 そこで、シンザン記念、京成杯、共同通信杯の連対馬の戦歴を振り返ってみたい。
最初に書いた「共同通信杯⇔きさらぎ賞」とするならば、共同通信杯を制したショウナンアルバが年明けの加算歴を持っていることや朝日杯組がいなかったことを考えると、レッツゴーキリシマのような朝日杯組から入る手があるだろう。 しかし、今年の共同通信杯は「代替開催」。 本来の開催から外れたからこそ、年明けの賞金加算歴を持つ6枠が1着枠となったのではないだろうか。 そこで、きさらぎ賞。 通常の施行ならば、年明け加算歴を持つ馬を狙いたい。 登録の段階で7頭いるが、そのうち6頭は未勝利勝ち。残る1頭、福寿草特別を制したブラックシェルが異様に見える。 一方で、タテの流れを見たい。 きさらぎ賞連対馬成績(02年以降)
共同通信杯よりも1週間あとでの施行というのもあるのだろう、「年明けの500万下勝ち」もしくは「オープン勝ち」を求めている。 昨年(07年)は年明けに萌黄賞(500万)を制したマルカラボンバが出走したが、このレースは1200m。このレースとは距離が大きく違うので割愛して考えたい。 今年のきさらぎ賞出走馬では、年明け500万勝ちは02ブラックシェル(福寿草特別)のみで、OPを勝った馬はいない。 この2点から考えると、ブラックシェルで鉄板か?となってしまうが、今年は当日の7Rと8Rの施行順を入れ替えていることが引っかかる。 そういった形で当日の変更が絡んだ昨年と同じようなケースが起き得る、と考えたい。 相手馬としては増量馬となる朝日杯2着のレッツゴーキリシマなどは狙い目であり、当日の施行順を変更したここでは出番となることも考えられるが、勝って増量されたものでないことが引っかかるので3番手まで。 筆頭には急遽増設された9日目に組み込まれた京都2歳Sを勝ったアルカザン。 他には、前走2歳OPクラスで馬券対象となった2頭、メイショウクオリアとレインボーペガサス、最後に共同通信杯で2歳OP勝ち歴を持つ馬がいなかったので野路菊S勝ちのオースミマーシャルを加えたい。 馬券は両面を考え、2歳OPで実績のある2頭の組み合わせをタテ目として押さえたい。 【 買い目 】 馬連 2-3.5.11.13.15、11-13 計6点 【 結果 】 1着 × 15 レインボーペガサス 2着 -- 12 スマイルジャック 3着 -- 10 ヤマニンキングリー ----- 4着 ▲ 11 レッツゴーキリシマ 6着 ○ 13 アルカザン 7着 ◎ 02 ブラックシェル 【 再考 】 タテの流れと「3歳500万勝ちが1頭だけ」ということにこだわりブラックシェルを◎としたが出番なし。 共同通信杯が積雪代替競馬となり、このレースは当日の7Rと8Rを入れ替えた。 そうなると、共同通信杯もきさらぎ賞も変更を受けた形となり、両方とも表路線から両方とも裏路線に変わった。 コインの表同士から裏同士になっただけなら、方向性は同じ。 考えられることはきさらぎ賞が共同通信杯の裏を引くこと。 共同通信杯の1着枠は3歳になってから賞金を加算した馬で作られたが、重賞出走歴を持っていない。 その裏となると、「3歳になってから未勝利」だが「2歳時にオープン出走歴を持つ馬」が浮かんでくる。 さらには、共同通信杯1着馬ショウナンアルバには昨年秋番組の出走歴がない。 これらから考えると、レインボーペガサスを出すことは強引だが可能だが、3歳出走歴なし、2歳秋デビュー、2歳OP賞金加算歴ありというアルカザンから入っただろう。 さらに、1勝馬をここで使ってくることは全く考えてもいなかった。 ブラックシェルに危険な要素があったためタテ目を引いたが、枠で考えると、該当枠が5つもあり、結果を見る限りではどうやっても的中馬券にはたどり着けなかっただろう。 こういうときはケンが妥当ということを改めて知ったレースとなった。 |