●第82回 中山記念(G2)● 
    3月2日中山11R 芝1800m、国際、別定

    3月1日更新
    変更点 別定規定変更、当日番組変更あり
02 チョウサン 58 松岡 08 アサカディフィート 57 小牧
05 エアシェイディ 58 後藤 09 リキッドノーツ 57 田中勝
× 06 コンゴウリキシオー 58 藤田 × 11 マルカシェンク 57 北村宏

【 過去6年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
76回 02年 1中2芝18、混、別     トウカイポイント
77回 03年 3中2芝18、混、別 馬単・3連複発売、別定規定変更   ローエングリン
78回 04年 2中2芝18、混、別 別定規定変更 取消、5R⇔6R サクラプレジデント
79回 05年 2中2芝18、国、別 国際化、3連単発売   バランスオブゲーム
80回 06年 2中2芝18、国、別     バランスオブゲーム
81回 07年 2中2芝18、国、別 別定規定変更   ローエングリン
82回 08年 2中2芝18、国、別 別定規定変更 当日番組変更あり  

【 考察 】
 AJCC、京都記念、中山記念の「賞金別定3レースセット」が今年からグレード別定戦に衣替えした。
 そこで、この3レースを1セットと考えて、AJCC、京都記念の勝ち馬から見てみたい。

レース名、変更点 1着馬名 前走 備考
AJCC 日程変更 エアシェイディ 中山金杯2着 前年規定なら1K増
京都記念 当日番組変更あり アドマイヤオーラ(+1) 京都金杯2着 前年規定なら増量なし

 単純に見るだけなら前走重賞2着馬を起用。
 これだけならマルカシェンク(小倉大賞典2着)、リキッドノーツ(東京新聞杯2着)といる。

 しかし、エアシェイディもアドマイヤオーラも昨年の規定のままなら違った重量で出走することになっていた。
 (エアシェイディは前年規定なら58K、アドマイヤオーラは56Kでの出走となるが今年はともに57Kでの出走。)

 別定規定が変更されたことで負担重量が変わる馬は、今年の出走馬ではアサカディフィート(-2K)、エアシェイディ(-1K)、カンパニー(-1K)、チョウサン(+1K)、プリサイスマシーン(-2K)と5頭いるが、この中では、毎日王冠を勝ったことで唯一増量されてしまうチョウサンに注目したい。

 一方で、この日は最終レースに平場1600万下が急遽組み込まれる形での番組変更が行われている。
 こういったことは1月の平安Sでもあったが、同距離重賞の勝ちクラを持つクワイエットデイ、メイショウトウコンで決まった。

 チョウサンにも同距離重賞となる毎日王冠勝ちがあり、ここでも通用すると考えたい。

 相手にはアサカディフィート、マルカシェンクに前年2着のエアシェイディといった同距離重賞での連対歴を持つ3頭を上位とするが、今年の規定だからこそ57Kで出走できる2頭が同居した4枠に入ったアサカを上とする。
 
  その後は古馬OPで2着加算歴しか持たないリキッドノーツ、G1帰りとなるコンゴウリキシオーを押さえる。

【 買い目 】 馬連 2-5.6.8.9.11 計5点
 

【 結果 】
1着 -- 07 カンパニー
2着 -- 16 エイシンドーバー
3着 ▲ 05 エアシェイディ
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5着 ○ 08 アサカディフィート
9着 ◎ 02 チョウサン

【 再考 】
 AJCC、京都記念を通して、「昨年までの規定と今年の規定では負担重量が変わる馬を狙い打つ」という視点はあっていた。
 本文中にも書いたが、該当馬が5頭。
 その中では唯一の増量馬となるチョウサンを狙ったが、カンパニーが勝ったということを見る限り、今年は「増量馬」ではなくて「57K」がキーワードになったのではないだろうか。

 斤量が変わって57Kで出れる馬はプリサイスマシーン、カンパニー、アサカディフィートと3頭いた。
 プリサイスとアサカは2K減、カンパニーだけが1K減だった。

 そして、斤量減となる馬が4枠に2頭同居していたことも見ておく必要があっただろう。

 予想の段階では斤量が変わる馬が同居した1枠、そして唯一の増量となるチョウサンを狙った。
 これは、当日の番組で最終に平場1600万を組み込んだことによる突発的な番組変更がおきたことをうけたもの。

 毎日王冠「枠連ゾロ目万馬券」勝ちがここだからこそ生かされると見てチョウサンから買った。

 カンパニーが「9日目」天皇賞秋3着という実績があったのは承知していたが、直前の賞金加算が関屋記念「1着」。

 同じ形で変更されていたAJCC、京都記念の勝ち馬がともに「GVで2着」という実績から見ても狙いづらかった。

 ただ、まるであさっての結果となったが、「斤量が今年の規定で変わった馬の枠が勝つ」という考え方があっていたことは今後につながるのではないだろうか。
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