●第46回 アルゼンチン共和国杯(Jpn2)● 
    11月9日東京11R 芝2500m、国際、ハンデ、特指

    11月8日更新
    変更点 なし
10 アルナスライン 58 内田 14 ジャガーメイル 56 石橋脩
15 トウカイトリック 58 幸 16 キングアーサー 54 藤田
× 07 ネヴァブション 57.5北村宏      

【 過去6年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
40回 02年 4中2芝25、混、H、特 代替中山、馬単・3連複発売 祝日施行、取消 サンライズジェガー
41回 03年 4東2芝25、混、H、特 代替戻り   アクティブバイオ
42回 04年 5東2芝25、混、H、特 3連単発売 7R⇔8R レニングラード
43回 05年 5東2芝25、国、H、特 国際化   サクラセンチュリー
44回 06年 5東2芝25、国、H、特     トウショウナイト
45回 07年 5東2芝25、国、H、特 表記G2→Jpn2 9R⇔10R アドマイヤジュピタ
46回 08年 5東2芝25、国、H、特      

【 考察 】
 3連単が発売されてからはなぜかほぼワンパターンの結果となっている。
1着馬、年、重量 直前加算 2着馬、年、重量 直前加算
04年 レニングラード 5歳 56 新潟記念2着 テンジンムサシ 3歳 50 南武特別1着
05年 サクラセンチュリー 5歳 57.5 日経新春杯1着 マーブルチーフ 5歳 55 日経新春杯2着
06年 トウショウナイト 5歳 57.5 札幌日経OP1着 アイポッパー 6歳 58 目黒記念2着
07年 アドマイヤジュピタ 4歳 54 鳴滝特別1着 トウカイトリック 5歳 57.5 ダイヤモンドS1着

 国際化元年の05年は日経新春杯のコピー決着となったのだが、それ以外は直前加算が「非東京」の馬が1着、東京加算が2着となっているうえに、ここ3年間はハンデ戦でしか見れない「0.5」のついた馬が連対中。

 単純に考えるなら、57.5と「コンマ5」がついたネヴァブションを軸にして、相手は東京加算馬ということになるだろうが、もう少し掘り下げたい。

 過去を振り返ると、当日の施行順変更があったのは04年と07年。
 04年は「3連単」発売初年だったが、3連単を条件戦で経験したテンジンムサシを2着起用。
 
 07年はJpn制施行初年だったが、AR共和国杯と同じように「Jpn化」したダイヤモンドS(夏からという見解を述べる方も見えます)を制したトウカイトリックを2着起用。

 とはいえ、そのときの連対馬でいた前走1000万勝ち馬が今回の出走馬にはいない。

 そして44回のゾロ目開催となった06年は直前加算がOP特別のトウショウナイトに、ステップ戦→天皇賞→宝塚、秋も京都大賞典出走と王道路線を通ってきたアイポッパーを起用した。

 今年は施行順変更やゾロ目開催といったことがないこともあるのだろうが、そういった馬が登録すらしてこなかった。

 また、もう1つ気になるのがこのレースの格付(JpnU)。

 「混合」のためJpnUが至極当然の札幌記念を除くと、「国際」のJpnUは年5レース。
 その連対馬を振り返りたい。
年、レース名 変更点 枠連 1着馬 直前加算 2着馬 直前加算
07年 AJCC 8日→7日 5→3 マツリダゴッホ クリスマスC インテレット 毎日杯2着
07年 農 目黒記念 121回、記念競走 1→6 ポップロック 京都記念2着 ココナッツパンチ 弥生賞2着
07年 AR共和国杯 9R⇔10R 5→2 アドマイヤジュピタ 鳴滝特別 トウカイトリック ダイヤモンドS
07年 ステイヤーズS   4→7 マキハタサイボーグ 烏丸S ネヴァブション 日経賞
07年 阪神C   8→2 スズカフェニックス 高松宮記念 ジョリーダンス 阪神牝馬S
08年 AJCC 7日→8日、別定規定変更 3→6 エアシェイディ 中山金杯2着 トウショウナイト 日経賞2着
08年 農 目黒記念 122回 3→8 ホクトスルタン サンシャインS アルナスライン メトロポリタンS
 (赤字は条件戦)

 国際グレードの導入に伴って作られたJpn格付。
 これを昨年の夏番組から導入するか、春にさかのぼるかは論が分かれるが、番組表に記載された「夏以降」とするならば、見事なことがわかる。

 日程などが変更された本年のAJCC以外の連対馬は「直前加算が1着加算」「2着馬の直前加算は同一競馬場のOPか重賞」ということが。

 ちなみに過去1年間で「直前加算が東京」という馬はアルナスライン(目黒記念2着)、ジャガーメイル(オクトーバーS)と2頭いる。

 ------
 さて、こういったことを週中考察で書いたが(一部修正あり)、考察と結論に入りたい。
 登録した16頭全てが出走する珍しいケースとなったが、全馬に国際グレード(G)戦1着歴というものがない。

 そして、今年の出走馬には昨年と同じく3歳馬がいない。
 3歳馬不在のアルゼンチン共和国杯は現行馬齢表記となって以降は02年と昨年の2回。
 いずれも当日に何らかの変更があり、1000万条件を勝った馬が制したうえに、2着枠には今年になってからOP特別を勝った馬。

年、変更点 1着馬 前走 2着馬 OP勝ち歴 直前加算
02年 代替中山、取消 アクティブバイオ 鳴滝特別10 1着 コイントス

白富士S

漁火S準
07年 9R⇔10R アドマイヤジュピタ 鳴滝特別10 1着 トウカイトリック   ダイヤモンドS
 (07年2着同枠 ネヴァブション 白富士S→日経賞)

 今年、これを書いている時点では取消等は起きていないが、1R以外の平場戦にもサブタイトルが付与される再現不能な開催日でもある。

 そして、02年の2着同枠馬フサイチランハート、昨年の2着馬トウカイトリックにあった宝塚記念出走歴。
 OP特別を勝ったあとに別のレースで賞金加算、さらには宝塚記念出走というキャリアを持つアルナスラインにとっては揺るがないものではないだろうか。

 そのため、この馬から入りたい。
 相手には、条件戦勝ちからここへ臨むジャガーメイル、キングアーサーに加え、「コンマ5」で出走するネヴァブション、春に天皇賞路線を歩んだトウカイトリックを押さえたい。

【 買い目 】 馬連 10-7.14.15.16 計4点


【 結果 】
1着 -- 04 スクリーンヒーロー
2着 ○ 14 ジャガーメイル
3着 ◎ 10 アルナスライン
-----
9着 ▲ 15 トウカイトリック

【 再考 】
このページ最上段へ  トップページへ