●第13回 NHKマイルカップ(Jpn1)●
     5月11日東京11R 芝1600m、3歳、混合、馬齢、指定

     5月6日週中考察更新
     変更点 なし
09 ディープスカイ 57 四位 05 ブラックシェル 57 後藤
01 サトノプログレス 57 横山典 07 ドリームシグナル 57 吉田隼
× 06 エイムアットビップ 55 松岡 × 16 エーシンフォワード 57 福永

【 過去6年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
7回 02年 3東6芝16、3歳、牡牝、混、定、指   4R→5R→6R テレグノシス
8回 03年 1東6芝16、3歳、牡牝、混、定、指 馬単・3連複発売   ウインクリューガー
9回 04年 2東6芝16、3歳、牡牝、混、定、指     キングカメハメハ
10回 05年 2東6芝16、3歳、牡牝、混、定、指 3連単発売   ラインクラフト
11回 06年 2東6芝16、3歳、牡牝、混、定、指     ロジック
12回 07年 2東6芝16、3歳、牡牝、混、定、指 表記G1→Jpn1   ピンクカメオ
13回 08年 2東6芝16、3歳、牡牝、混、定、指      

【 考察 】
 このレースの過去を見ると、1つの傾向が浮かび上がる。

 NHKマイルC連対馬(01年以降)
1着馬名 3歳重賞 3歳OPマイル 2着馬名 3歳重賞 3歳OPマイル  
01年 クロフネ 毎日杯   グラスエイコウオー     地方馬出走あり
02年 テレグノシス スプリS2着   アグネスソニック きさらぎ2着   NZT2着不出走
03年 ウインクリューガー アーリC アーリC エイシンツルギザン NZT NZT  
04年 キングカメハメハ 毎日杯   コスモサンビーム     NZT3着不出走
05年 ラインクラフト 桜花賞 桜花賞 デアリングハート      
06年 ロジック アーリC2着 アーリC2着 ファイングレイン NZT2着 NZT2着  
07年 ピンクカメオ   菜の花賞 ローレルゲレイロ アーリC2着 アーリC2着  
08年             NZT3着不出走

 3歳になってから、マイル戦のオープンか重賞で賞金加算歴を持たない馬が勝った年(01年、02年、04年)は、地方馬が出走したか、NZT優先権組が揃わなかった年となっている。

 ちなみに、これらの年はすべて1800以上での重賞で賞金を加算した馬が制した。

 今年は地方馬の出走がなく、NZTでの優先権獲得馬も3着のアサクサダンディが回避した。

 こうなると、02年、04年の再現が起きる年となるのではないだろうか。

 3歳になってから1800以上の重賞で賞金を加算した馬は、05ブラックシェル(弥生賞2着)、09ディープスカイ(毎日杯)のわずか2頭。

 テレグノシスはスプリングS2着で皐月賞への優先権を得たがパスして優先権を反故にした。
 ブラックシェルは弥生賞2着→皐月賞6着と優先権を行使している。

 それならば、毎日杯から直行してきたディープスカイから入りたい。
 NZTで優先権を獲得できなかったものの抽選で出走にこぎつけたアポロフェニックスと同枠になったこともプラスだろう。

 一方、相手馬を考えるわけだが、02年、04年を見ると、先行したJpnTへの優先権を反故にした馬が2着に食い込んでいるので、そういった馬を狙いたいのだが残念ながらいない。

 ただ、02年、04年の2着馬には共通点が他にもある。

 02年 2着 アグネスソニック : アイビーS → 京王杯2歳S2着 → 朝日杯5着
 04年 2着 コスモサンビーム : 小倉2歳S2着 → ききょうS → 京王杯2歳S1着 → 朝日杯1着

 きっちりとステップ戦で連対して2歳JpnTに顔を出している。
 そういった馬は
 06 エイムアットビップ : ファンタジーS2着 → 阪神JF3着
 07 ドリームシグナル : 京王杯2歳S2着 → 朝日杯4着

 この2頭になるが、クラシックへのステップレースへの出走歴もあり、2頭とも押さえておきたい。

 他には3歳1600mのOPか重賞で賞金を加算した経験を持つ馬となるサトノプログレス、エーシンフォワードのNZT連対馬、アーリントンC勝ちのダンツキッスイがいるが、ダンツの制したアーリントンCは取消戦。500万も芝→ダートに急遽変更となったレースだった。

 そういったレースでしか出番のない馬と考えて、この馬を今回は切りたい。

 印の順序だが、対抗にクラシックTRでの優先権獲得を評価してブラックシェル、3番手は02年、04年の3着馬が資格賞金1位馬であり、さらには02年、04年の2着馬番が1ということから、NZTを勝ったことで資格賞金1位となり、最内枠となったサトノプログレスをあげ、ステップ戦連対→2歳JpnT出走歴を持つエイム、ドリーム、さらにはNZT2着のエーシンという順序とした。

 ただ、資格賞金1位という面でサトノプログレスを評価したが、実質は優先権保持馬。
 非優先権ではゴスホークケンが1位となることも付記しておきたい。

 その点からゴスホークが3着、ということも考えられるだろう。

 馬券はいつもどおり馬連だが、個人的には3連複、3連単も少し買ってみたい。

【 買い目 】 馬連 9-1.5.6.7.16、1-5 計6点


【 結果 】
1着 ◎ 09 ディープスカイ
2着 ○ 05 ブラックシェル
3着 -- 14 ダノンゴーゴー
-----
7着 ▲ 01 サトノプログレス
( 馬連 1980円 )( 参考:馬単3600円 )

【 再考 】
 とりあえず、馬連本線的中!。
 3連複、3連単を考えたフォーカスを示唆していたが、先週の天皇賞(春)についで、きっちりと馬連を本線で取れたことが収穫。

 ブログでの週中考察では無印と書いていたブラックシェルですが、NZT3着のアサクサダンディが回避したことで評価は一転。
 これを読めたことが何より。

 そして、NZTで優先権を取ったにもかかわらず出走しない馬が出てきた02年、04年と同じ形の結末でした。

 勝ち馬は3歳になってからマイルよりも長い距離の重賞で連対していること。
 02年 1着 テレグノシス スプリングS2着(1800)
 04年 1着 キングカメハメハ 毎日杯1着(2000)
 08年 1着 ディープスカイ 毎日杯1着(1800)

 2着馬がNZT以外で次のG1への優先権を獲得していること。
 02年 2着 アグネスソニック スプリングS3着
 04年 2着 コスモサンビーム 皐月賞4着
 08年 2着 ブラックシェル 弥生賞2着

 皐月賞への優先権を行使したことが気になったが、この馬しかそういった馬がいなかった。
 だからこそ2着加算で通用したのではないだろうか。
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