●ジャパン・オータムインターナショナル 第25回 マイルチャンピオンシップ(G1)●
11月23日京都11R 芝1600m、国際、定量、指定
11月21日更新
変更点 6日→5日、祝日施行、ジャパン・オータムインターナショナル組込
◎ |
06 ショウナンアルバ |
56 蛯名 |
○ |
16 カンパニー |
57 横山典 |
▲ |
17 スーパーホーネット |
57 藤岡佑 |
△ |
04 マイネルレーニア |
57 佐藤哲 |
× |
09 マルカシェンク |
57 福永 |
× |
13 サイレントプライド |
57 後藤 |
【 過去7年経歴 】
回数 |
年、日程、条件 |
変更点 |
当日変更 |
1着馬名 |
18回 |
01年 5京6芝16、国、定、指 |
定量規定(3歳55K→56K) |
9R⇔10R |
ゼンノエルシド |
19回 |
02年 5京6芝16、国、定、指 |
馬単・3連複発売 |
|
トウカイポイント |
20回 |
03年 5京6芝16、国、定、指 |
|
祝日施行 |
デュランダル |
21回 |
04年 5京6芝16、国、定、指 |
3連単発売、国際G1認定 |
|
デュランダル |
22回 |
05年 5京6芝16、国、定、指 |
|
取消、5R⇔6R |
ハットトリック |
23回 |
06年 6京6芝16、国、定、指 |
賞金増額(9400→10000) |
|
ダイワメジャー |
24回 |
07年 5京6芝16、国、定、指 |
|
枠連ゾロ目 |
ダイワメジャー |
25回 |
08年 5京5芝16、国、定、指 |
6日→5日、JAI組込 |
祝日施行 |
|
(JAI……ジャパン・オータムインターナショナル)
【 考察 】
JAI第2戦となるマイルCSだが、今年は「祝日、5日目(奇数開催日)」ということで、例年とは違うのでは?と考えたい。
さて、JAI初戦となった先週の女王杯はリトルアマポーラが制したが、この馬の直前加算は3歳限定別定戦のクイーンC。
同じような3歳限定戦を直前加算とすのは、今年の登録馬では共同通信杯勝ちのショウナンアルバがいる。
その共同通信杯は積雪による代替競馬で月曜日、しかも祝日施行となったうえに、京都の続行競馬と合わせて2場開催となり、その週は3日間がそれぞれ実質2場開催となった変則開催だった。
|
東京 |
京都 |
小倉 |
2/9 |
開催 |
(2Rで打ち切り) |
開催 |
2/10 |
(中止) |
開催 |
開催 |
2/11 |
代替競馬 |
続行競馬 |
(なし) |
|
東京 |
京都 |
福島 |
11/22 |
開催 |
(なし) |
開催 |
11/23 |
開催 |
開催 |
(なし) |
11/24 |
(なし) |
開催 |
開催 |
今週もその「3日間各2場開催」という変則週のうえに、マイルCSは共同通信杯と同じ祝日施行。
おまけに秋華賞6着だったリトルアマポーラに対して、富士S6着からここに臨むショウナンアルバ。
|
直前加算 |
備考 |
トライアル |
クラシック |
ステップ戦 |
結果 |
リトルアマポーラ |
クイーンC1着 |
当日番組変更あり |
(直行) |
桜花5着、オークス7着 |
秋華賞6着 |
1着 |
ショウナンアルバ |
共同通信杯1着 |
積雪代替 |
スプリS3着 |
皐月14着、ダービー12着 |
富士S6着 |
??? |
「直前加算が3歳別定重賞、前走がステップ戦6着、クラシックは出番なし」……あまりにも酷似している。
(ちなみにスワンS6着馬は不出走)
出走順は19番目のため上位馬の回避を求めることになるが、出走してくるのならこの馬の枠には注目したい。
(以上 11/17更新)
そして、今年は「祝日施行」。
3連単発売後に「祝日」に行われたG1というと、昨年の天皇賞春、有馬記念、今年の天皇賞春がある。
この3レースを振り返りたい。
年、レース名 |
変更点等(祝日以外) |
1着馬名 |
直前加算 |
2着馬名 |
直前加算 |
07年天皇賞春 |
牡牝最終年 |
メイショウサムソン |
大阪杯1着 |
エリモエクスパイア |
ダイヤS2着(祝、取消) |
07年有馬記念 |
9R最終年、取消 |
マツリダゴッホ |
オールカマー1着(祝) |
ダイワスカーレット |
女王杯1着(取消) |
08年天皇賞春 |
セン馬開放、当日3R⇔5R |
アドマイヤジュピタ |
阪神大賞典1着 |
メイショウサムソン |
天皇賞秋1着(9日目) |
1着馬は「指定G2勝ち」、2着馬は直前加算が「1回限りとなりそうな何らかの変更があった重賞で連対」となっていることがわかる。
マイルCSの登録馬で見ると以下のとおり。
「直前加算が指定G2勝ち」……カンパニー(マイラーズC)、スーパーホーネット(毎日王冠)、マイネルレーニア(スワンS)の3頭。
ただしサンプルにあげた3頭は全て増量馬。この視点から見るとマイネルレーニアが消える。
一方で、ステップ戦を持つ天皇賞はステップ戦1着馬の起用。
この点から見ると、マイネルレーニアと富士S勝ちのサイレントプライド。(両方とも非増量馬)
「1回限りと思われる変更重賞連対」……エイシンドーバー(中山記念2着(番組変更あり))、ショウナンアルバ(共同通信杯(代替競馬))、スズカフェニックス(阪急杯2着(枠連ゾロ目)、ファイングレイン(高松宮記念(来年は6日目施行))、マルカシェンク(関屋記念(枠連ゾロ目))の5頭。
この8頭で終わるかもしれない。
(以上、11/18更新)
もう1つ、この秋のG1(Jpn1)について振り返りたいが、今年の7月19日から全レースで3連単馬券が発売されるようになった。
それが区切りとなっているのだろうか?今年の秋は直前の賞金加算が「7/18までの馬 vs 7/19以降の馬」で決まっている。
レース名 |
1着馬 |
日付 |
直前加算 |
2着馬 |
日付 |
直前加算 |
スプリンターズS |
スリープレスナイト |
8/17 |
北九州記念 |
キンシャサノキセキ |
7/6 |
函館スプリントS |
秋華賞 |
ブラックエンブレム |
3/22 |
フラワーC |
ムードインディゴ |
9/21 |
ローズS2着 |
菊花賞 |
オウケンブルースリ |
8/23 |
阿賀野川特別 |
フローテーション |
3/23 |
スプリングS2着 |
天皇賞秋 |
ウオッカ |
10/12 |
毎日王冠2着 |
ダイワスカーレット |
4/6 |
大阪杯 |
エリザベス女王杯 |
リトルアマポーラ |
2/23 |
クイーンC |
カワカミプリンセス |
10/19 |
府中牝馬S2着 |
出走馬を分類すると
7/19以降加算歴あり……キストゥヘヴン、サイレントプライド、スーパーホーネット、ブルーメンブラット、マイネルレーニア、マルカシェンク、リザーブカード、ローレルゲレイロの8頭。
とはいえ、今回と同様にステップ戦1着馬が全て出走したのはスプリンターズSのみ。そのときはともに重賞1着馬(しかも同距離)が連対しているので、さらに細かく分けると、
7/18までの直前加算マイル戦…カンパニー
7/19以降の直前加算マイル戦…キストゥヘヴン、サイレントプライド、マルカシェンク、リザーブカード
となり、前者で該当する馬はカンパニーただ1頭。この点は見ておきたい。
(以上、11/20更新)
あと1点、気になるのが富士S、スワンSの両ステップ戦1着馬の出走。
これは意外に少なく、3歳馬が56Kを背負う01年以降では、01.03.06.07年。
馬券対象になったのは昨年2着のスーパーホーネットのみだが、この馬は連勝中。
ポートアイランドS→スワンSとローテは同じマイネルレーニアをどう扱ってくるかは見ておきたい。
さて、そろそろ結論を。
どうしても「祝日」が頭から抜けないし、来年は6日目に戻ることで1回限りの5日目施行となる今年。
ならば、代替競馬、祝日化した共同通信杯を制したショウナンアルバから入りたい。
ただし、ステップ戦勝ち馬が揃って出てきたことが、先週のエリザベス女王杯と違っており、同じ結末というのは考えづらく、2着までだろう。
相手本線には増量された58Kでの同距離戦マイラーズC勝ちを直前加算に持つカンパニー。
昨年のこのレース2着、そしてカンパニーと同じく増量された毎日王冠を勝ったスーパーホーネットを次位にする。
このタテ目馬券は押さえる。
その後は連勝でステップ戦を勝ったサイレントプライド、マイネルレーニアの両馬をあげて、最後にマルカシェンク。
今回気になる枠は5枠。
3連単発売後に「1回限り」となった11R施行古馬G1での2着には記念競走のサブタイトルがついたもの以外では5枠が来ている。
年、レース名 |
当年変更 |
翌年変更 |
枠連 |
06年 宝塚記念 |
代替京都 |
阪神戻り |
6→5 |
07年 天皇賞秋 |
9日目施行 |
8日目施行、セン馬開放 |
1→5 |
08年 高松宮記念 |
10日目施行 |
6日目施行 |
2→5 |
10番に注目していたが、外国馬が入った。
これが目印と見て、同枠のマルカシェンクを押さえたい。
とはいえ、ここは枠でもいいだろう。
【 買い目 】 複勝 6、枠連 3−5、馬連 6-4.9.13.16.17、16-17 計8点をオッズ次第で。
【 結果 】
1着 -- 07 ブルーメンブラット
2着 ▲ 17 スーパーホーネット
3着 -- 02 ファイングレイン
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4着 ○ 16 カンパニー
12着 ◎ 06 ショウナンアルバ
【 再考 】
完全ノーマークのブルーメンブラットが勝ってジ・エンド。
今年の秋G1は出走がなかった菊花賞以外は全て牝馬が勝っている。
牝馬が牡馬混成G1を勝つということは、混乱の時代、区切りの時代とも戦歴解釈では言われているが、来年からの3歳馬限定戦国際化を控える一時代の終焉とするためのものだろうか。
そして、スプリンターズSと同じ手を打ってきた。
ともに、「指定」ステップ戦勝ち馬全馬出走。2着は8枠。勝ち馬はステップ戦パスのうえに前走勝ち。
前走勝ちの牝馬なんて1頭しかいなかった。
ならば結論は早かったかと。
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