●第60回 農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn1)●
     12月14日阪神11R 芝1600m外、2歳、牝、混合、馬齢、指定

     12月13日更新
     変更点 2日→4日(来年から最終登録2週前)
09 ミクロコスモス 54 鮫島 02 ダノンベルベール 54 後藤
03 レディルージュ 54 角田 17 ジェルミナル 54 福永
× 07 ショウナンカッサイ 54 幸 × 13 ブエナビスタ 54 安藤勝

【 過去7年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
53回 01年 5阪2芝16、2歳、牝、混、馬、指 馬齢→定量、名称変更   タムロチェリー
54回 02年 5阪2芝16、2歳、牝、混、馬、指 馬単・3連複発売   ピースオブワールド
55回 03年 5阪2芝16、2歳、牝、混、馬、指 定量→馬齢 枠連ゾロ目、5R⇔6R ヤマニンシュクル
56回 04年 5阪2芝16、2歳、牝、混、馬、指 3連単発売 枠連ゾロ目 ショウナンパントル
57回 05年 5阪2芝16、2歳、牝、混、馬、指     テイエムプリキュア
58回 06年 3阪2芝16、2歳、牝、混、馬、指 記念競走、外回り使用   ウオッカ
59回 07年 5阪2芝16、2歳、牝、混、馬、指 表記G1→Jpn1   トールポピー
60回

08年 5阪4芝16、2歳、牝、混、馬、指

2日→4日    
 
【 考察 】
 この2年間、勝ち馬を無印にして撃沈する必殺技を繰り出してますが、今年も懲りずに予想を。

 「外回り」を使用するようになった「2日目」の2年間は1着馬に「黄菊賞2着馬」を用意し、2着枠に「新馬1戦1勝馬」と「ファンタジーS連対馬」を起用した。

 来年からは登録が2週前になるので、事実上、今年が最終年。
 そして再来年からは「国際」になり、現在のJpn1からG1になるため、「4日目、Jpn1」としてこの2年間を纏め上げてくるのではないか?と考えたい。

 ということで、「今年はケンで勝負は来年!」となるのだが、それでは予想の意味もないので見解を。

 3連単馬券が発売されてからのこのレースには、1つの連対ローテーションが存在する。

 04年1着 ショウナンパントル
 05年2着 シークレットコード
 06年1着 ウオッカ
 07年2着 レーヴダムール

 1.2.1.2と体育の授業のような着順となっているこの4頭にあるのが「新馬芝1600勝ち」。

 該当する馬は4頭いたが、登録していたクイーンアリュール、グッデーコパ、ワイドサファイアが出走せず、このキャリアを持つのがミクロコスモスのみとなったことで狙う価値はあるだろう。

 一方、連勝馬が連対枠にいるというのも存在。

 04年2着 アンブロワーズ
 05年1着 テイエムプリキュア 2着同枠 クリノスペシャル
 06年2着 アストンマーチャン
 07年1着同枠 ラルケット 2着同枠 エイムアットビップ

 この6頭の連勝パターンを分けると、「新馬→500万」は1着枠、「初勝利→重賞」は2着、「未勝利→500万」は2着同枠まで。

 今年の登録馬では、カツヨトワイニング、コウエイハート、ジェルミナル、ショウナンカッサイ、デグラーティアと5頭いるが、「初勝利→重賞」がおらず(デグラーティアはフェニックス賞1着歴あり)、「新馬→OP」のショウナンカッサイ、「未勝利→OP」のコウエイハートは該当例なし。

 その連勝馬の1頭コウエイハートがミクロコスモスと同枠を組んだ。

 そのため、今回は◎ミクロコスモスとして、ここから入りたい。
 
 相手筆頭には2勝馬が同居した1枠からダノンベルベール。

 というのは、非3連単戦で初勝利をあげた馬が(地)イナズマアマリリスを除いて3頭いるが、この馬だけが秋番組の賞金加算歴、さらには500万勝ち歴を持っていること、そして直前加算となった赤松賞は当日の施行順を変更している点が気になる。

 その後は、夏季番組、秋季番組、1600mで賞金を積み重ねたレディルージュに加えて、未勝利→500万の連勝は同枠までというのは気になるが、ジェルミナルを押さえる。

 そして負けなしの馬からはショウナンカッサイ。

 この馬については自身よりも同枠に抽選をクリアしたフキラウソングが入ることが気になる。
 というのは、来年から他のG1と同じく2週前が最終登録となるこのレース。

 「除未勝利、未出走馬」とあるはずだから、先週の未勝利戦を勝って連闘で臨む経歴は今年が最後になるうえに、この馬だけが直前加算ダート戦での出走となる点が妙に見えるので追加。

 人気となっているブエナビスタ。
 未勝利戦勝ちからすぐというほど甘くないだろうから本来なら切りたい。
 しかし、自身に1600m勝ち歴があることに加え、同枠に非枠連発売戦ダリア賞勝ち、京王杯1着同枠のパドブレが入ったので切れなくなったこともあり、押さえたい。
 
【 買い目 】 単複9、馬連◎流し 計7点
 

【 結果 】
1着 × 13 ブエナビスタ
2着 ○ 02 ダノンベルベール
3着 ◎ 09 ミクロコスモス
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10着 ▲ 03 レディルージュ
( 複勝 310円 )( 参考 3連複 3270円、3連単 11760円 )

【 再考 】
 レースは×ブエナビスタが圧勝し、◎ミクロコスモスは3着。

 まずは、そのミクロコスモスから。
 新馬1600勝ち馬として唯一の出走となったが、同枠のコウエイハート(九州産)とともに「限定戦でしか勝っていない」ことがマイナスに働いたものとして考えている。

 コウエイハートの小倉2歳S2着でクリアしていると思っていたが、2着は「勝っていない」ことを意味することからも、やはり1着と2着の違いは天と地ほどあった。

 ちなみに、サンプルとして取り上げた04年〜07年の同系4頭には自身が牝馬限定戦勝ちというのもあったが、同枠馬は混成戦を勝っていた。
 牡馬混成戦をきっちりと勝ちあがっている馬を枠に招き入れることが大切ということなのだろう。

 そして、勝ったブエナビスタ。
 過去10年間には見られない「前走未勝利戦」からの制覇となったが、これは4日目移行、朝日杯との賞金識別(朝日杯のみ増額)を表したもの、さらには同枠に入ったパドブレの存在が大きいかと。

 というのは、パドブレと2着の○ダノンベルベールには「非8種馬券戦」での勝ちクラがある。
 唯一の枠連未発売戦ダリア賞1着歴を持つパドブレ、非3連単デビュー戦勝ちがあるが、秋番組でも賞金を重ねた唯一の馬となったダノンで決まったことは朝日杯を検討するうえでも見ておくべきことだろう。

 もちろん、馬券対象となった3頭すべてにある「1600m勝ちクラ」も含めてだが。
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