●第25回 フェブラリーステークス(G1)● 2月24日東京11R ダート1600m、国際、定量、指定 2月23日更新 変更点 なし
【 過去6年経歴 】
【 考察 】 まずは勝ち馬を見るのだが、現行馬齢表記となった01年以降、「1着馬は前走重賞連対馬」という歴史がある。
さて、該当する馬を拾ってみると6頭いる。 04フィールドルージュ(川崎記念 1着) 05クワイエットデイ(平安S 1着) 09メイショウトウコン(平安S 2着) 14デアリングハート(TCK女王盃 2着) 15ヴァーミリアン(東京大賞典1着(川崎記念取消のためこちらを前走とする)) 16ワイルドワンダー(根岸S 1着) 2頭同居した形の8枠が気になります。 その8枠に入ったヴァーミリアンが持つ「JCダート1着」という切り札。 01年以降、前年のJCダート1着馬がフェブラリーSに出走してきたときは連対枠に必ず入っている。 01年 2人気2着 ウイングアロー 03年 4人気3着(2着同枠) イーフルカフェ 05年 4人気4着(2着同枠) タイムパラドックス 06年 1人気1着 カネヒキリ 08年 ? ヴァーミリアン (02.04.07年は前年のJCダート勝ち馬不出走) 単にデータの羅列となるが、見るべき点はある。 というのは、ここに出てきた4頭を見ると、勝ったカネヒキリを除く3頭は前年のフェブラリーSに出走していた。 4歳馬のカネヒキリは前年のフェブラリーSに出走できないが、出走しようと思えば出れたヴァーミリアンは昨年のフェブラリーSをパス(川崎記念1着→ドバイWC4着)しており、その前の年は出走しているが、昨年はこのレースに足跡を残さなかった点がひっかかる。 本来なら、最後となる昨年の「東京」JCダートを制したヴァーミリアンなんて買えない。 しかし、昨年のJCダートは「4歳馬不在」で、今年のフェブラリーSは「5歳馬不在」。 1世代抜けた年に限って走るのなら、ここでの出番は大。狙ってみる価値はありそうだ。 そしてもう1つ考えたいのがステップレース。
一見していくつか気づくこともある。 5つ考えられるステップレースの勝ち馬が全て出走してきたのは2年ぶり。 そのときはJCダート1着馬が制した。 また、JCダートと東京大賞典の勝ち馬が揃って出走してきた年は、JCダート1着馬が連対枠からもれたことがない。 そして、前述したように1世代(5歳馬)が出走しないことを踏まえて、東京ダ1600加算歴なしが引っかかるが、ヴァーミリアンに◎を入れる。 相手馬だが、JCダートのコピーとなるフィールドルージュが筆頭。 その後に、ロングプライド、ワイルドワンダー、ブルーコンコルドといった同距離重賞加算歴を持つ馬をあげる。 最後に穴となる1頭を。 実はこのレースのキーホースとして考えていたのが、「ダート戦出走歴なし」のヴィクトリー。 その形でフェブラリーSが初ダートという馬の成績は以下の通り。 01年 1着同枠 トゥザヴィクトリー 07年 1着同枠 オレハマッテルゼ 2頭とも、過去1年以内に同重量で芝重賞を勝っている。 皐月賞と同じ57Kで出走するヴィクトリーと組んだことを評価して同枠のリミットレスビッドを狙いたい。 【 買い目 】 馬連 15-4.8.10.12.16 計5点 【 結果 】 1着 ◎ 15 ヴァーミリアン 2着 × 10 ブルーコンコルド 3着 △ 16 ワイルドワンダー ----- 4着 ▲ 08 ロングプライド 中止 ○ 04 フィールドルージュ (馬連2820円)(参考:馬単3520円、3連複3820円、3連単17550円) 【 再考 】 ○フィールドルージュの競走中止という残念な結果ではあったが、×リミットレスビッドが5着だったため、「完走」5頭が掲示板独占という結果に終わった。 このレースに関してはやはり「5歳馬不在」が最大の要因だっただろう。 本来なら最後の東京JCダートを勝ったヴァーミリアンが正規となるこのレースを勝つことはないはず。 しかし、そのJCダートは「4歳馬不在」という異様な顔ぶれ。 「ある一世代の挑戦を受けることなく、G1を制した」、という観点から見れたことが収穫だっただろう。 そして、フェブラリーS連対馬にやはりあるダート1600連対歴。 ◎としたヴァーミリアンになかった以上、ある馬を狙うのが妥当。 昨年のフェブラリーS2着、かしわ記念、南部杯1着とマイルG1で連を外していない×ブルーコンコルドが突っ込んできたが、これはステップ戦平安S2着のメイショウトウコンと同枠配置されたことも大きかったのではないだろうか。 |