●第60回 朝日杯フューチュリティステークス(Jpn1)● 12月21日中山11R 芝1600m、2歳、牡牝、混合、馬齢、指定 12月20日更新 変更点 4日→6日、賞金増額(6000→6300)
【 過去7年経歴 】
【 考察 】 昨年までの2歳JpnTの1着賞金は6000万と朝日杯、阪神JFは同額だった。 しかし、今年から朝日杯だけが300万円上積みされる。 牝馬は両方出走できるので、朝日杯>JFの関係が明確化されたと考えていいだろう。 そして今年からは1週遅れて「6日目施行」。 この2点は今年ある大きな変更として受け取りたい。 ならば、そういった大きな変更があった年の朝日杯はどんな結果だったか。 どこまでを「変化」として扱うかによって話は変わってくるが、昨年のような阪神JFと同方向への変化は考えなくてもいいだろう。 となると、サンプルは「3歳S」から名称を変えた01年、セン馬の出走が不可能になった04年の2つではないだろうか。
全馬に「2歳OP勝ち」があるうえに、500万下出走歴なし、そしてマイル以上の距離で連対といった実績があるが、それよりも気になるのが2着馬。 (地)ヤマノブリザードは前走が道営在籍でグラスワンダー特別というOP特別に出走しているが、札幌2歳S勝ちを持ち、それ以降JRAでの出走歴はない。 つまりは2着席に「秋番組未経験」馬がついていることになる。 今年の登録馬では新潟2歳S勝ち以降に出走歴が全くないセイウンワンダーのみ。 この馬から今回は入りたい。 そしてセイウンワンダーに注目する理由をもう1つ。 「牡、牝」にかわった04年以降、2頭が出走を取り消した05年以外は勝ち馬の直前加算は「1600m1着」。 04年 1着 マイネルレコルト 新潟2歳S 06年 1着 ドリームジャーニー 芙蓉S 07年 1着 ゴスホークケン 新馬 6日目に移行したことでかわる可能性もあるが、同距離戦を重視するのならば今年も役割を果たしていいだろう。 ちなみに、登録段階では9頭いた同距離戦勝ち馬だが、賞金400万の1勝馬にとっては出走確率17分の5という狭き門となり、該当馬がほぼすべて除外され、残ったのはシェーンヴァルト(デイリー杯)、セイウンワンダー(新潟2歳S)の重賞ホース以外では新馬戦を同距離戦で制したツルマルジャパンとブラストクロノスのみとなった。 この中からは上位戦で負け続きのブラストクロノスや8種馬券戦での賞金加算歴を一切持たないツルマルジャパンは狙いづらいこともあり、残ったシェーンヴァルトを相手筆頭。 その後は、サンプルであげたアドマイヤドン、マイネルレコルトにある別定OP勝ち歴を持つホッコータキオン、OPでは重賞2着しか加算歴を持たない唯一の馬ブレイクランアウトに加え、連勝歴のあるミッキーパンプキン、フィフスペトルをあげたい。 【 買い目 】 馬連 3-1.2.5.11.15 計5点 【 結果 】 1着 ◎ 03 セイウンワンダー 2着 × 11 フィフスペトル 3着 △ 05 ブレイクランアウト ----- 4着 ▲ 15 ホッコータキオン 7着 ○ 02 シェーンヴァルト ( 馬連 1960円 )(参考 馬単 3680円、3連複 2580円、3連単 17230円 ) 【 再考 】 「大きな変更のある年の朝日杯は秋番組未出走馬が来る」 その通り、新潟2歳Sあとは休養していた唯一の馬セイウンワンダーが勝ち、2着にフィフスペトル。 この馬に関しては、新馬→函館2歳Sの連勝が大きかった。 というのも、こういった年の朝日杯は連勝馬が来ている。
今年の出走馬では 01ミッキーパンプキン(新馬→萩S) 02シェーンヴァルト(未勝利→デイリー杯) 03セイウンワンダー(未勝利→新潟2歳S) 08ツルマルジャパン(新馬→マリーゴールド賞) 11フィフスペトル(新馬→函館2歳S)のわずか5頭。 この中ならば、新馬→重賞という他馬とは違う道を歩んだフィフスペトルが異彩を放っているように見える。 同距離戦や別定戦に拘ってしまい、連勝歴を持つフィフスを上位に推せなかったのは失敗だったが、見るところはあっていたと思います。 |