●第55回 阪神大賞典(G2)●
     3月18日阪神11R 芝3000m、国際、別定、指定

     3月17日更新
     変更点 なし
10 アイポッパー 58 武豊 07 トウカイトリック 57 池添
02 ドリームパスポート 57 安藤勝 -- --

【 過去5年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
50回 02年 1阪8芝30、国、別、指 国際化 7R⇔8R ナリタトップロード
51回 03年 1阪8芝30、国、別、指 馬単・3連複発売   ダイタクバートラム
52回 04年 1阪8芝30、国、別、指 別定規定変更   リンカーン
53回 05年 1阪8芝30、国、別、指 3連単発売、祝日施行、賞金増額   マイソールサウンド
54回 06年 1阪8芝30、国、別、指 別定規定変更 9R⇔10R ディープインパクト
55回 07年 1阪8芝30、国、別、指      

【 考察 】
 過去10年間で1番人気が8勝2着2回と連対率100%と本命向けのレースとなっている。
 
 このレースは、こまごまとした変更がここ数年続いたが、久々に前年から何の変更もなくレースが施行される。
 しかし、昨年は当日の9Rと10Rを入れ替えた日でもあり、同系どうしで決まる可能性は低いだろう。

 そこで、前年に出番のなかったキャリアの馬に注目したい。

 昨年のこのレースを勝ったのは、ディープインパクト。
 クラシック3冠を制したが、有馬記念で2着と敗れたあとは休養し、ここへ来た。

 一方の2着馬は今年も出走するトウカイトリック。
 1600万比叡Sを勝ち、福島記念を2着と走ったあとは出番のない馬だった。

 この2頭に共通することが1つある。
 「古馬オープンでの勝ちクラがない」ということ。

 実は1番人気が予想されるドリームパスポートも古馬オープンでは2着までで勝ちきるところまではいっていない。
 その逆を今年は狙いたい。
   
 そうなると、狙える馬は2頭。
 ステイヤーズSを勝ったあと休養しているアイポッパー、ダイヤモンドSを勝った前年の2着馬トウカイトリック。
 
 新規別定規定となったステイヤーズSを勝ったこともあり、アイポッパーを上位評価する。
 本来ならこの馬から流し馬券といきたいが、同枠馬が非力すぎる。

 そのため、3番手評価に古馬相手に勝っていないことが気になるが、ドリームパスポートを押さえ、この3頭で終わりたい。

【 買い目 】 馬連ボックス 3点
 

【 結果 】
1着 ◎ 10 アイポッパー 2着 ▲ 02 ドリームパスポート 3着 ○ 07 トウカイトリック
( 馬連 280円 )( 参考:馬単 940円、3連複 280円、3連単 2010円 )

【 再考 】
 前年の逆をついたが、見事にはまった。
 登録馬の中ではただ1頭だけとなった「新別定G2勝ち」。これが大きかったのだろう。

 ファストタテヤマやトウカイトリックで通用しなかったのは、やはり「2着加算まで」だったことが原因ではないだろうか。

 2着のドリームパスポート。
 前年1着馬、ディープインパクトの逆を突いたともいえるこの戦歴。
   3歳時ディープインパクト  3歳時ドリームパスポート
皐月賞TR  弥生賞 1着  スプリングS3着
皐月賞  1着  2着
東京優駿  1着  3着
神戸新聞杯  1着  1着(代替中京施行)
菊花賞  1着  2着
JC  不出走  2着(枠連ゾロ目)
有馬記念  2着  4着(1着同枠)
阪神大賞典(4歳)  1着  2着

 ディープインパクトが勝ったレースではドリームパスポートは負けている。
 一方、ドリームパスポートが1着枠に入ったレースはディープインパクトが負けているか、出走していない。
 神戸新聞杯を揃って勝っているではないか?というかもしれないが、ドリームパスポートの勝った神戸新聞杯は「中京施行」であり、ディープインパクトが勝った「阪神」の神戸新聞杯とは異なったレースでもある。

 これで、今年のドリームパスポートの狙いどきが見えたかもしれない。
 もし、あっていれば、春の天皇賞(祝日施行)と宝塚記念(前年代替京都)は、前年は違うレースとなり、ドリームパスポートが連勝する資格を持っていると考えられる。
このページ最上段へ  トップページへ