●第48回 アメリカJCC(G2)● 
    1月21日中山11R 芝2200m、国際、別定

    1月20日更新
    変更点 8日→7日、別定規定変更
08 フサイチアウステル 57 柴山 04 インティライミ 57 柴田善
02 グラスポジション 57 蛯名 09 ジャリスコライト 56 北村宏
× 03 インテレット 56 後藤      

【 過去5年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
43回 02年 1東8芝22、混、別 代替東京   フサイチランハート
44回 03年 1中8芝22、混、別 馬単・3連複発売、代替戻り   マグナーテン
45回 04年 1中8芝22、混、別     ダンツジャッジ
46回 05年 1中8芝22、混、別 3連単発売、賞金減額(6400→6000)   クラフトワーク
47回 06年 1中8芝22、国、別 国際化   シルクフェイマス
48回

07年 1中7芝22、国、別

8日→7日、別定規定変更    
 
【 考察 】
 日程と別定規定を昨年から変更しているが、解釈1つであさっての方向へいってしまうのは言うまでもない。
 

 過去1年間に重賞を勝った馬がいないという、貧弱な顔ぶれとなった。

 とはいえ、前走が条件戦でここも勝ちあがったのはフサイチランハート(02年)のみで、この年は代替「東京」開催。

 1600万を勝ち上がってここに挑むマツリダゴッホやシルクネクサスにとって、このレースを勝つことは厳しいだろう。

 軸はやはりオープン出走歴を持つ馬からあげたい。

 昨年夏の古馬条件定量戦導入にともない、オープンの別定規定も揃って変更された。

 このレースももちろん該当するのだが、今年は「7日目」開催ということで、ただ単に別定規定を変えただけというレースとは一線を画す必要があると考えている。

 昨年夏以降でサンプリングをとってみたい。
 賞金別定の重賞で、日程と別定規定を変えたレースは、昨年の関屋記念のみ。
 アイビスSDは「指定」から「特指」に変わったことで除外する。

 その関屋記念を制したのはカンファーベスト。
 「ハンデ」最終戦鳴尾記念で2着となって以来、賞金加算はなかった。

 同じような馬が2頭いる。
 前走の取消戦中日新聞杯2着のインティライミと、昨年の「5000万円ごと1K増」の別定規定で行われた最後のレースとなったAJCC2着のフサイチアウステル。

 同じ「国際」冠のレースを走り続けてここへ来たということで、フサイチを上位にとりたい。

 相手には前述のインティライミ、一年間古馬オープンで負け続けたグラスポジション、古馬相手に1つも勝っていないということで、ジャリスコライトとインテレットの両4歳馬を追加したい。
 
【 買い目 】 馬連 8-2.3.4.9、4-2.9の計6点
 

【 結果 】
1着 − 05 マツリダゴッホ 2着 × 03 インテレット 3着 − 07 シルクネクサス
( ◎ 08 フサイチアウステル 7着、○ 04 インティライミ 4着、▲ 02 グラスポジション 9着 )

【 再考 】
 さて、言い訳言い訳っと……(爆)

 まず、タテの流れで1600万下組を原則的に切ったが、これはやはり失敗。

 「7日目施行」という流れが開催最終週になっても明確に見えなかったことが最大の原因。

 これまでの古馬重賞がすべて条件を前走で勝った馬を使っていたのはわかっていた。
 (京都金杯2着:エイシンドーバー、中山金杯1着:シャドウゲイト、ガーネットS1着:スリーアベニュー、日経新春杯2着:トウカイエリート)

 しかし、4レースはすべてハンデ戦であり、賞金別定戦のここでは全く無縁の馬を起用するだろうとみていた。
 だが、「開催全体を通しての戦略」という視点に立てば、この週が最終週なので、ここだけ別個にするわけにはいかないのだろう。

 そして、よくよく見れば、関西は2着、関東は1着と東西で分けているだけ。
 こういうことに気づくのはいつもレースが終わってから。

 これなら、古馬オープンを経験していないうえに、前走1600万クリスマスCを勝ったマツリダゴッホで通用する。
 シルクネクサスが3着どまりになったのは、2走前の「小倉日経OP」でオープン歴を刻んだからだろう。

 日経新春杯を勝ったトウカイワイルドと同じように見えたかもしれないが、トウカイワイルドはオープン戦メトロポリタンSを負けたあとは条件でも負けている。

 その点の違いではないだろうか。
このページ最上段へ  トップページへ