●第57回 農林水産省賞典 安田記念(G1)● 6月3日東京11R 芝1600m、国際、定量、指定 6月2日更新 変更点 なし(カク地TRマイラーズC外回りコースに変更、同 谷川岳S別定規定変更)
【 過去5年経歴 】
【 考察 】 今年も香港から4頭が参戦し、難解なレースとなった。 ただし、今回は日本馬で勝負したい。 というのも、香港をはじめとした外国馬が連対したのは、過去10年間で4頭(2勝、2着2回) 勝ったのは00年のフェアリーキングプローンと昨年のブリッシュラックだが、
と、主要事項が変更された1年目だけとなっている。 今年はそういった変更がないので、香港馬ではなく、日本馬が勝つ年になるのではないだろうか。 ---------- 一方、トライアルレースを設置している古馬G1格レースを振り返りたい。 期間は古馬定量条件戦が導入された昨年夏以降の7レースとする。
「Jpn1」となり、G1を剥奪されたヴィクトリアマイル以外はトライアルレースで馬券対象となっていることが求められている。 そうなると該当馬は14頭(18頭-香港馬4頭)中、 高松宮記念 1着 スズカフェニックス マイラーズC 1着 コンゴウリキシオー、3着 マイネルスケルツィ 京王杯SC 1着 エイシンドーバー、2着 シンボリエスケープ、3着 オレハマッテルゼ の6頭。 ただし、スズカとコンゴウを除く4頭にはトライアルに2度以上出走した経歴があることは押さえておきたい。 そして、高松宮記念と天皇賞春の1着枠入りした馬を振り返りたい。
いずれも、トライアルレースに出走した馬で「4着」という、非馬券対象最先着となる馬の入った枠が、1着枠を組んでいることに注目したい。 今回では、その馬が被った6枠が気にはなる。 しかし、日本馬で、安田記念に優先権を与えるレースに出走していない唯一の馬がダイワメジャー。 この馬には注意を払えということなのだろうか。 そして、天皇賞を勝ったメイショウサムソンは増量されていた。 また、すべて据え置かれた高松宮記念はカク地TR3着馬が勝ち、本体が祝日施行の天皇賞ではカク地TR勝ち馬を勝たせた。 しかし、同距離TR戦での加算馬はいなかった。 さらには、同距離戦ヴィクトリアマイルとの兼ね合いを考えたい。 G1を剥奪されたヴィクトリアマイルでは、カク地TRで賞金を加算しなかった馬が連対していた。 G1のままのここではカク地TR加算歴を求めてくるのではないだろうか。 備考
毎回、傾向は異なるが、ここまで出てきていないのが、「TR1K増勝ち馬」と「TR馬券対象外」。 後者は頭数が多く絞れないが前者で該当するコンゴウリキシオー。 この馬には気をつけたい。 ---------- 安田記念というレースをタテに見ると、やはり「G1」といったところが見られる。 というのは、01年からの国際化された安田記念の連対馬を並べてみたが、弱者救済の面を持つハンデ戦で直前加算した馬を連対からきっちりと排除していることがわかる。
これを見る限り、ハンデ戦加算が直前加算となるアドマイヤキッス(愛知杯1着)、スーパーホーネット(都大路S1着)、マイネルスケルツィ(京都金杯1着)には厳しいのだろう。 そして1年おきに3歳限定戦での加算歴を直前加算とするう馬が2着となっているが、1年以上前までさかのぼればキストゥヘヴンがいるが、過去1年間という視点で見ると該当する馬がいない。 一方で、過去3年間は「58K連対歴」を直前連対とする馬が連対枠入りしている。 直前加算が負担重量(別定戦)の馬は、05コンゴウリキシオー(マイラーズC1着)、13エアシェイディ(中山記念2着)の2頭いる。 ---------- 相変わらず脈絡のない文章となってしまったが、結論を出したい。 本文のはじめで書いたように、日本馬が勝つ年と考えたい。 その中から、TR増量1着歴を持つコンゴウリキシオー。 この馬を狙う。 相手は、同じTR1着歴という形になるが、前年夏から導入された古馬条件定量戦を経験しているG1馬スズカフェニックスを筆頭にエイシンドーバーも拾う。 スズカフェニックスは同枠にフェブラリーS1着同枠馬、高松宮記念で2着同枠馬となり出走したG1で連対枠入りしているオレハマッテルゼが入ったことを評価したい。 今年はこれまでにTR勝ち馬でまとめられてきたG1はないのだが、エイシンドーバーも58Kでの連対歴を持っていることもあり、押さえたい。 その後は、同じ「58K」連対歴を持つエアシェイディ、唯一のカク地TR2着歴を持つシンボリエスケープ、最後に週中のブログで書いたように、昨年までのG1馬には出番がないとも考えられるが、日本馬で唯一ステップレースに出走していないダイワメジャーを押さえたい。 【 買い目 】 馬連 5-2.8.10.13.16、8-10 計6点 【 結果 】 1着 × 02 ダイワメジャー 2着 ◎ 05 コンゴウリキシオー 3着 -- 18 ジョリーダンス ( ○ 08 スズカフェニックス 5着、▲ 10 エイシンドーバー 6着 ) ( 馬連 2030円 )(参考:馬単 3620円 ) 【 再考 】 馬券は的中しましたが、それまでの流れを考えるとちょっと複雑な気分になります。 まず、あっていたことは、主要な変更点がない以上、カク外は不要で香港馬を全部無印としたこと。 そして、トライアルレースでの58K勝ちを評価してコンゴウリキシオーに◎を入れたこと。 この2点は正解。 問題はその後。 ダイワメジャーを「ステップレース唯一の未出走馬」ということで拾ったが、これは予想を書く最後の最後まで気づいていなかった。 こういうときの「唯一の馬」は来る。 そして、58Kを慶祝競走の天皇賞で飾っていたこと、マイルCS勝ちでマイルG1勝ち歴を持っていたことも、当日の使用する芝コースを変えていた今回はプラスに作用したのだろう。 |