●第136回 天皇賞(秋)(G1)● 10月28日東京11R 芝2000m、牡牝、国際、定量、指定 10月27日更新 変更点 前年慶祝競走、8日→9日
【 過去5年経歴 】
【 考察 】 1月の代替開催のアオリを受けて、前代未聞の「9日目施行」となった天皇賞(秋)。 本来ならタテ、ヨコで見ていくのだが、その前に気になる馬が出走してきた。 まずは、そのメイショウサムソンから入りたい。 馬インフルエンザの影響により予定した渡仏を回避したことで、天皇賞春秋連覇の期待がかかることになったのだが、この10年間にその年の天皇賞(春)1着馬は5頭が出走し4頭が連対枠入りしている。 天皇賞(秋)に出走したその年の天皇賞(春)1着馬
天皇賞(春)1着馬で連対できなかったメジロブライト、スズカマンボは宝塚記念で未連対または不出走、ということが見て取れる。 裏を返せば、宝塚記念で連対した天皇賞(春)1着馬が天皇賞(秋)に出走してきた場合は「狙ってよし」ということになるのではないだろうか。 ( ここまで 10/23 掲載 ) 一方、昨年の1着馬ダイワメジャーが連覇を目指して出走する。 ここ11年間の天皇賞(秋)は「2年1セット」状態が続いていることもあり、この馬も消せなくなった。
ワイドが発売されてからの2年間をテイエムオペラオー、馬単発売の2年間をシンボリクリスエス、3連単が発売されてからの2年間をゼンノロブロイがそれぞれまかなった。 06年からの大きな変更点といえば、古馬条件定量戦とサマーシリーズの導入がある。今年までの2年間をダイワに託す意思なのかもしれない。 そして、ダイワメジャーにはどこまで追い風が吹けば気が済むのだろうか。 今年の天皇賞(秋)には「3歳馬も牝馬もいない」。 そういったケース(つまり牡馬だけ)の天皇賞(秋)は03年以来のことで、このときは前年1着馬シンボリクリスエスが制した。 さらにそれぞれの2年間を見て瞠目したが、98年以降では、2年目は前年1着枠の数字をきっちりと起用していることも伺える。 そうなると今年は7枠(チョウサン、ダイワメジャー)ということになる。 この1点が本線だが、押さえにアドマイヤムーンをあげざるを得ない。 というのは、昨年の2着馬が「サマーシリーズ導入初年」の王者スウィフトカレントだった。 今年の注目点といえば、やはりパートT国昇格であり、その昇格後にパートT国のG1を制したのは、前述したメイショウサムソン(天皇賞春)、ダイワメジャー(安田記念)とアドマイヤムーン(ドバイDF、宝塚記念)の3頭のみということもあり、押さえたい。 (シャドウゲイトが勝ったシンガポールはパートU国) 今回はこの3頭で終わりたい。 【 買い目 】 馬連1-14が本線、押さえに1-12.12-14 計3点 【 結果 】 1着 ◎ 01 メイショウサムソン 2着 -- 09 アグネスアーク 3着 -- 06 カンパニー ---------- 6着 ▲ 12 アドマイヤムーン 9着 ○ 14 ダイワメジャー 【 再考 】 ◎メイショウサムソン、○ダイワメジャーの序列に関しては最後まで迷い、最終的には、「天皇賞春1着馬が宝塚記念で賞金加算に成功し、天皇賞秋に出走してきた」という事実を買いサムソンを上とした。 思い返して1つ浮かぶのが、ダイワメジャーの前走、毎日王冠「3着」という結果。 賞金を加算できないまま天皇賞へやってきたことをもう少し重く見てもよかったかもしれない。 一方、全くのノーマークだった2着のアグネスアーク。 代替開催となった札幌記念、枠連ゾロ目万馬券決着となった毎日王冠でいずれも2着となったこの馬を持ってきたのだが、フサイチパンドラの回避に伴い、「サマーシリーズ」で賞金を加算した馬がこの馬だけだったことは影響を与えたであろう。 昨年の2着馬スウィフトカレントはサマーシリーズ王者(加算歴あり)で乗り込んできたから。 フサイチパンドラの回避で牝馬がいなくなったことだけに目をつけたが、もう少ししっかりと考えなさいということなのでしょう。 |