●第37回 高松宮記念(G1)● 3月25日中京11R 芝1200m、国際、定量、指定 3月24日更新 変更点 なし
【 過去5年経歴 】
【 考察 】 過去のこのレースとトライアルの関連をまとめてみたい。 なお、スプリンターズSが9月に移設された翌年となる04年からの3年間としたい。
賞金の増減、TRの変更といった変更点はそれなりに出ているが、そういった状況下においてもぶれていない部分がいくつか見える。 「国際、グレード別定戦加算歴」「TR指定戦出走歴」「G1出走歴」。 過去の1着馬を並べる限り、この3つを求めているようだが、全条件を満たす馬は01シーイズトウショウ、11プリサイスマシーン、16オレハマッテルゼのわずか3頭。 しかも、全馬とも「指定トライアル連対→G1出走」をはたしている。 04年1着 サニングデール (前年)阪急杯 2着 → 高松宮記念 2着 05年1着 アドマイヤマックス 富士S 1着 → マイルCS 6着 06年1着 オレハマッテルゼ 京王杯SC 2着 → 安田記念 11着 (本年出走馬) 01 シーイズトウショウ セントウルS 1着 → スプリンターズS 8着 11 プリサイスマシーン スワンS 1着 → マイルCS 6着 16 オレハマッテルゼ 京王杯SC 1着 → 安田記念 10着 さて、3頭から絞込みをかけるのだが、プリサイスマシーンだけが高松宮記念向けの指定トライアル戦に出走している。 そのプリサイスマシーンが勝った阪急杯は「1着同着」で2着馬を出さなかった結果構造が気になる。 しかし、同じ結果を持つエイシンドーバーがここを回避したため、1頭だけの「阪急杯1着馬」というポジション。 オーシャンS1着馬アイルラヴァゲインが回避したことで生まれた1頭だけの「トライアル1着馬」というポジション。 さらには昨年新設された阪神Cに出走し、出走メンバー中では最先着馬として高松宮記念に出走する意義を問いたい。 そこで、今回はこの馬から入りたい。 この馬が馬券対象になると、枠連万馬券が発生したり、1着同着になったり、どこかの馬が出走を取り消していたり……、と一筋縄では収まっていないことは気になる。 そこで相手馬を考える。 国際化されて以降、高松宮記念2着席には条件戦を過去1年内で経験した馬と賞金加算歴を持っていない馬は座っていない。 「通年オープン出走、重賞加算歴あり」の馬を狙いたい。 前述したシーイズトウショウ、オレハマッテルゼ。 シーイズトウショウのように、二度とない「中京」セントウルS勝ちは好材料だろう。 ほかには、マイネルスケルツィ、タマモホットプレイが該当するが、同じようなパターンで転んで連対枠入りできないタマモよりかは、プリサイスとの枠連ゾロ目決着となるエムオーウイナー、そしてキャリアがひっかかるビーナスラインを押さえたい。 【 買い目 】 馬連 11-1.4.9.12.16、1-16 計6点 【 結果 】 1着 -- 08 スズカフェニックス 2着 -- 17 ペールギュント 3着 ◎ 11 プリサイスマシーン ( ○ 16 オレハマッテルゼ 5着、▲ 01 シーイズトウショウ 8着 ) 【 再考 】 完敗。 TRの阪急杯、オーシャンSそれぞれで何かが起きた場合はTR1着馬が不要。 このシナリオは継続していた。 それを危惧していたにもかかわらず、阪急杯1着のプリサイスマシーンを指名したのはやはり無謀だったのだろう。 過去のサンプルで3頭の馬をあげたが、3頭にあり、プリサイスになかったのが「オープン特別出走歴」。 今年、候補に上がった3頭すべてにオープン特別への出走歴が直近1年間でなかった時点で別の角度から検討する必要があったのだろう。 また、2年連続で「過去1年内に1200m出走歴なし」の馬が連対していることと、当日の施行順を入れ替えたスポンサー戦大原S勝ちでオープン入りできたスズカフェニックスの戦歴は再検討する必要があるかもしれない。 |