●第41回 スプリンターズステークス(G1)● 9月30日中山11R 芝1200m、国際、定量、指定 9月29日更新 変更点 当日番組変更あり
【 過去5年経歴 】
【 考察 】 現在の日程になってから8年目となるが、まずは過去の結果から見ていきたい。 過去7年間の勝ち馬を見ると、ビリ人気ながらも逃げ脚が炸裂し、単勝万馬券をぶちかましたダイタクヤマト以外の7頭には1つの共通点がある。 それが、その年のG1勝ち馬か、前走で馬券対象となっていること。 後者の場合は、着順が人気の数字よりも小さいこと。(4人気3着、という具合) スプリンターズS 備考
これを見ると、前走が「海外」戦、「指定」戦となっており、「特指」戦という馬は1頭も来ていない。 ちなみに前走が「指定」戦以外の馬は、02プリサイスマシーン、05タマモホットプレイ、07アストンマーチャン、09アンバージャック、11ペールギュント、16キングストレイルの6頭。 あと、前述した着順や成績といったところから見ると、15スズカフェニックス(高松宮記念1着馬)、14クーヴェルチュール(キーンランドC4人気1着)、06サンアディユ(セントウルS11人気1着)、の3頭から選ぶということになる。 重要なステップレースとなったセントウルSだが、連対馬はこのレースには恵まれていない。 今年はセントウルS2着馬のカノヤザクラが不出走のため、1着馬のみとなるが、セントウルS→スプリンターズSと連勝したのは02年のビリーヴのみとなるのだが、この年のスプリンターズSは「新潟」開催。 つまり、中山開催の年では1度も勝っておらず、2着となったたケースもない。 一方、セントウルS2着馬が不出走の年は一昨年の05年。 この年はセントウルS組が沈没し、当時ステップレースとなっていたアイビスSDを勝ったカルストンライトオが持っていった。 こうなると、サマースプリントチャンピオン、サンアディユには厳しいデータが並ぶことになる。 一方の高松宮記念1着馬が過去にスプリンターズSで連対したのは、01年1着のトロットスター、03年2着のビリーヴのわずか2頭で、それぞれ、「翌年から新馬券発売」という年だった。 来年から新馬券なんて話は全くない。 そうなると、スズカフェニックスにも茨の道が待っている、ということになるが、今年のスプリンターズS施行は02年以来の「9月」施行。 9月に中山で行われたのは、01年のみで、その01年は高松宮記念1着馬トロットスターが勝っている。 そこから見てみると、まだスズカフェニックスには芽がある、と考えていいかもしれない。 これらから考えていくと、「勝ち馬候補がいない」となってしまうが、今年は当日の競馬番組を未勝利戦の増設で変更している。 これで、全ての話が変わり、消える馬はいなくなる。 さらには、今年は馬インフルエンザが発生したこともあり、外国馬の出走がない。 外国馬の出走がなかったスプリンターズSは、01.02.03年の3回。 その3回はいずれも、G1馬が連対した。 01年 1着 トロットスター 高松宮記念1着 02年 2着 アドマイヤコジーン 安田記念1着、高松宮記念2着 03年 2着 ビリーヴ スプリンターズS1着、高松宮記念1着 したがって、今回は危険だが、過去1年間で唯一G1を制しているスズカフェニックスから入りたい。 相手には「100周年記念競馬、取消戦」のキーンランドC1着馬クーヴェルチュール、「第21回」セントウルS1着馬サンアディユの2頭を中心に、枠連ゾロ目万馬券戦となったヴィクトリアマイル1着馬コイウタ、1着同着で阪急杯をあがったプリサイスマシーンを押さえたい。 【 買い目 】 馬連 6.10.14.15 ボックス、馬連 2-15 計7点 【 結果 】 1着 -- 07 アストンマーチャン 2着 ▲ 06 サンアディユ 3着 -- 01 アイルラヴァゲイン ---------- 8着 ○ 14 クーヴェルチュール 9着 ◎ 15 スズカフェニックス (騎手変更 09 アンバージャック 柴田善57→木幡57) 【 再考 】 高名な方のブログにおいて、「スズカフェニックスから買うようではわかっていない」と書かれていたが、◎をスズカフェニックスに入れた以上、そういったご批判は真摯に受け止めたいと考えております。 「トライ&エラー」の連続で成り立つので、これはよくあることです。 (エラーばかり……というお話はなしですよ) 結果的にアストンマーチャンが勝ったことからみれば、途中で候補にあげたサンアディユ、クーヴェルチュール、スズカフェニックスの中に「勝ち馬候補はいない」。 これはあっていた。 本来なら、これらを切って考えるのだが、今回に関しては「外国馬不出走」の扱いが異様なまでに気になったため、外国馬が不出走の年から解釈をかけ、「危険だが」というコメントを入れた上でスズカフェニックスを軸とした。 ブログの結果で簡潔に書いたが、素直に番組変更日の勝ち馬をうけいれるべきだったのだろう。 当日の番組を変更し、急遽1600万下特別を組み込んだ日のシルクロードSを勝ったエムオーウイナー、2着のタマモホットプレイがここに進出し、両馬が連対枠入りしている事実を見れば。 そして、タマモと同枠に入ったサンアディユが勝った21回セントウルS当日も番組変更があった。 同様の変更日勝ちキングストレイルがいたことで気になり、推せなかったのだが。 |