● 優駿牝馬(第68回 オークス)(Jpn1) ●
     5月20日東京11R 芝2400m、3歳、牝、定量、指定

     5月19日更新
     変更点 表記G1→Jpn1
07 ベッラレイア 55 秋山 11 カタマチボタン 55 藤田
12 ラブカーナ 55 菊沢 05 ミンティエアー 55 蛯名
× 09 レインダンス 55 鮫島 × 02 ローブデコルテ 55 福永
× 18 ザレマ 55 武豊      

【 過去5年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
63回 02年 4東2芝24、3歳、牝、定、指     スマイルトゥモロー
64回 03年 2東2芝24、3歳、牝、定、指 馬単・3連複発売、外国産馬一部開放 取消 スティルインラブ
65回 04年 3東2芝24、3歳、牝、定、指     ダイワエルシエーロ
66回 05年 3東2芝24、3歳、牝、定、指 3連単発売   シーザリオ
67回 06年 3東2芝24、3歳、牝、定、指     カワカミプリンセス
68回 07年 3東2芝24、3歳、牝、定、指 表記G1→Jpn1    

【 考察 】
 まずは、勝ち馬の経歴を見てみたい。
 馬齢表記の変更で「3歳」となった01年からの6年間とする。 (赤字は優先権あり)
 年、優勝馬名 変更点、優先権保持馬出走有無 桜花賞TR 桜花賞 オークスTR
01年 レディパステル 馬齢表記変更 不出走 不出走 フローラS1着
02年 スマイルトゥモロー (桜花賞1着馬不出走) 不出走  6着 (桜花賞6着)
03年 スティルインラブ 3連複発売、外国産開放、取消 チュー賞2着  1着 (桜花賞1着)
04年 ダイワエルシエーロ (桜花賞4着、フローラ3着馬不出走) 不出走  7着 (桜花賞7着)
05年 シーザリオ 3連単発売、(66回)
(桜花賞1.3着馬不出走)
不出走  2着 (桜花賞2着)
06年 カワカミプリンセス   不出走 不出走 スイーS1着
07年 ????? 表記GT→JpnT
(桜花賞1.2着、フローラS3着、スイートピー1着馬不出走)
     

 このレースに向けて、桜花賞、フローラS、スイートピーSで合計9枚の優先権が発行される。

 しかし、今回は4頭がこれを行使せず。

 おまけに、上表に使わなかった馬を書き入れたのだが、桜花賞連対馬が揃って出走しないことで優先権保持馬は両極端な組み合わせとなった。

 出走馬
 フローラS1着、2着馬 → トライアルでの賞金加算あり
 桜花賞3着、4着馬、スイートピーS2着馬 → トライアルでの賞金加算なし

 回避馬
 桜花賞1着、2着馬、スイートピーS1着馬 → トライアルでの賞金加算あり
 フローラS3着馬 → トライアルでの賞金加算なし

 この扱い方がレースを解くカギになるだろう。

 ちなみに、優先権を行使しなかった馬がいた年のオークスは01年以降3回。
 結果は極端な組み合わせ。

 02年、04年は「桜花賞着外馬どうし」での決着、一方、05年は「桜花賞で優先権を獲得した馬どうし」での決着を見せた。

 ただし、揃っていることも1つある。
 
 それは、オークスを桜花賞組で決着させているのだが、1頭は優先権を持って桜花賞へ出走し、他方は優先権を持たず、「牝馬限定重賞」勝ちで桜花賞に挑んだ組み合わせを見せていた。
 02年
 1着 スマイルトゥモロー フラワーC1着→桜花賞6着
 2着 チャペルコンサート チュー賞3着→桜花賞7着

 04年
 1着 ダイワエルシエーロ クイーンC1着→桜花賞7着
 2着 スイープトウショウ チュー賞1着→桜花賞5着

 05年
 1着 シーザリオ フラワーC1着→桜花賞2着
 2着 エアメサイア フィリーズ3着→桜花賞4着

 しかし、今年は、クイーンC勝ちのイクスキューズ、フラワーC勝ちのショウナンタイトルがともに出走しないので、この通りになることはできない。

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 一方で、今年のクラシックはご存知のとおり、優先権保持馬で固められた枠が連対している。
 桜花賞 2着 ウオッカ チュー賞1着(同枠 アネモネS2着馬、フィリーズ1着馬)
 皐月賞 1着 ヴィクトリー 若葉S1着(同枠 スプリングS1着馬、弥生賞2着馬)

 今年のオークスで該当するのは4枠と6枠になるが、ピンクカメオは[地]馬向けの裏優先権。
 6枠2頭は優先権を取ったものの、賞金を加算していない馬で固められた。
   
 さらには、前述したようにトライアルで賞金を加算しオークスに出走した(できた)のはフローラS組のみ。

 これらの点から、1着馬で固められた4枠を上位と考え、◎は一本被りの人気となってしまうがベッラレイアとしたい。

 
 一方の相手馬。
 桜花賞3着、スイートピーS2着と最先着馬で固められた6枠両馬としたいが、上位には出走馬中で唯一の別定重賞での賞金加算歴を持つのカタマチボタンをあげる。

 その後は同枠のラブカーナ、フローラSのコピーとなるミンティエアー、トライアルを2度(桜花賞、スイートピーS)走ったレインダンス。

 また、今年は外国産馬が出走する初めてのオークスとなった。
 そのマル外、ローブデコルテと同枠に配置されたスマートストーム。
 囮というイメージは抜けないが、トライアル4着どうしで固められたこともあり狙いたい。

 最後に、今年から別定戦と化した忘れな草賞を勝ったザレマを押さえる。

【 買い目 】 馬連 7-2.5.9.11.12.18 と 枠連 6-6 計7点


【 結果 】
1着 × 02 ローブデコルテ 2着 ◎ 07 ベッラレイア 3着 ▲ 12 ラブカーナ
( ○ 11 カタマチボタン 13着 )
( 馬連 1640円 )( 参考 馬単 4590円、3連複 10450円、3連単 57000円 )

【 再考 】
 軸としたベッラレイアが2着。
 考察としては、4枠を軸としたことで間違いではなかったと考えたい。

 今年のクラシックは2001年のトレースとも言われています。

 その01年のオークス。
 フローラS組のワンツーフィニッシュであったこと。

 そして、今年のオークスは本文にも上げたように、はじめての外国産馬が出走したオークス。

 賞金面から見ても、クラシックの最高峰はダービー&オークス。

 ダービーにはじめて外国産馬が出走したのは2001年の「第68回」ダービー。

 開催回数はこのオークスと同じ。
 そして、そのときのダービー馬はジャングルポケット(皐月賞3着で優先権あり)。

 同枠には「NHKマイルC1着馬」のマル外クロフネがいた。

 今回の4枠が「フローラS組の優先権あり」+「NHKマイルC1着馬」の枠になった時点で狙いを立てることは可能だっただろう。

 勝ったローブデコルテはその外国産馬。
 外国産馬が勝ったということよりも、桜花賞4着馬が勝ったと考えたい。
 同枠にスイートピーS4着馬が配備されたこともよかったのではないだろうか。
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