●第24回 マイルチャンピオンシップ(G1)●
     11月18日京都11R 芝1600m、国際、定量、指定

     11月17日更新
     変更点 なし
12 アグネスアーク 57 藤田 01 コイウタ 55 吉田隼
08 ダイワメジャー 57 安藤勝 02 エイシンドーバー 57 ルメール
× 04 マイネルシーガル 56 後藤 × 14 ピンクカメオ 54 四位

【 過去6年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
18回 01年 5京6芝16、国、定、指 定量規定(3歳55K→56K) 9R⇔10R ゼンノエルシド
19回 02年 5京6芝16、国、定、指 馬単・3連複発売   トウカイポイント
20回 03年 5京6芝16、国、定、指   祝日施行 デュランダル
21回 04年 5京6芝16、国、定、指 3連単発売、国際G1認定   デュランダル
22回 05年 5京6芝16、国、定、指   取消、5R⇔6R ハットトリック
23回 06年 6京6芝16、国、定、指 賞金増額(9400→10000)   ダイワメジャー
24回 07年 5京6芝16、国、定、指      

【 考察 】
 今年の出走馬を見て、気になる点がある。
 それが、外国馬ベクラックス(米国)の出走。

 マイルCSが国際競走となってから外国馬が出走したケースはこれまでに3回あり、結果は以下のとおりとなっている。
1着馬 前走 2着馬 前走
03年 デュランダル スプリンターズS1着 ファインモーション 毎日王冠7着
04年 デュランダル スプリンターズS2着 ダンスインザムード 天皇賞秋2着
06年 ダイワメジャー 天皇賞秋1着 ダンスインザムード 天皇賞秋6着

 一目瞭然だが、気づく点は2つ

 1.1着馬は前走G1連対
 2.2着馬は牝馬、3歳時のG1(当時)勝ち歴あり


 1に該当するのが、12アグネスアーク(天皇賞秋2着)だが、デュランダル、ダイワメジャーにあってアグネスアークにないのがG1の勝ちクラ。
 そうなると、既にG1格を勝った馬となる。
 こちらの該当は01コイウタ、08ダイワメジャー、11スズカフェニックス、14ピンクカメオの4頭。

 一方、2に該当するのは、01コイウタ、14ピンクカメオ、15ジョリーダンスの3頭で、両方を満たす馬がいない以上、筆頭は今年のNHKマイルCを勝ったピンクカメオということになる。
 
 ちなみに、今年の秋番組で行われた古馬重賞を見ると、1つ気づく点がある。
レース名 変更点等 上1着馬、性、年齢
下2着馬、性、年齢
直近1年間重賞連対歴
スプリンターズS 当日番組変更あり アストンマーチャン(牝3)
サンアディユ(牝5)
フィリーズ、ファンタジーS、阪神JF2着
アイビスSD、セントウルS
天皇賞秋 9日目施行、3歳馬なし メイショウサムソン(牡4)
アグネスアーク(牡4)
天皇賞春、大阪杯、宝塚記念2着
札幌記念2着、毎日王冠2着
エリザベス女王杯 32回、取消あり ダイワスカーレット(牝3)
フサイチパンドラ(牝4)
桜花賞、秋華賞、ローズS、シンザン2着、チュー賞2着
エリザベス女王杯、札幌記念

 勝ち馬は全て最も若い世代から生まれている。
 マイルCSには3歳馬が3頭出走(04マイネルシーガル、13ローレルゲレイロ、14ピンクカメオ)しているので、この3頭から勝ち馬が出るかもしれない。

 G1勝ち馬の3頭には今年になってからの重賞勝ち歴、ならびに世代限定戦(2歳戦、3歳戦)での連対歴がある。
 その点だけを見るならば、やはりNHKマイルCを制したピンクカメオが筆頭ということになるだろう。

 一方の2着馬には「Jpn」化したレースでの賞金加算歴があるが、G表記されたレースでの賞金加算歴もあるので、そこから絞り込むと残りは4頭になる。
馬番、馬名 Jpn加算歴 G加算歴
01 コイウタ ヴィクトリアマイル ダービー卿CT2着
02 エイシンドーバー 小倉大賞典2着 京王杯SC、阪急杯、京都金杯2着
04 マイネルシーガル スプリングS2着 富士S
12 アグネスアーク 札幌記念2着 天皇賞秋2着、毎日王冠2着
13 ローレルゲレイロ NHKマイルC2着、アーリントンC2着  
14 ピンクカメオ NHKマイルC  

 しかし、これまでの3レースには上記のように変更されている点がある。
 今回は事実上据置施行のためこの枠組みから外れる可能性はあるが、今開催は当初の8日間から9日間に日程が増やされている。

 これをどう扱うか、急遽日程を増加した開催というのはまず耳にしない。
 そうなると、通常と同じ形ではなく、これまでの3レースを継承するということなのだろうか?これは判別に迷うところだ。

 こういうときは、取消があると正直な所ありがたいのだが(爆)。

 そういったことでぼやいてもどうしようもないので、そろそろ結論に入りたい。

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 根拠は、上に書き綴ったので簡潔に。

 今年のマイルCSはアグネスアークを◎とした。

 唯一の前走G1連対馬(天皇賞秋2着)であり、かつJpn戦の加算歴(札幌記念2着)を持っていることを評価する。

 相手には外国馬出走年のマイルCSでは牝馬が来ていることもあり、筆頭はコイウタ。
 その後は3歳馬のマイネルシーガルとピンクカメオとG、Jpn両グレード制で賞金を加算したエイシンドーバーに加え、同距離G1勝ちのあるダイワメジャーをあげたい。

【 買い目 】 馬連 12-1.2.4.8.14、1-2.8 計7点


【 結果 】
1着 ▲ 08 ダイワメジャー
2着 -- 07 スーパーホーネット
3着 -- 11 スズカフェニックス
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4着 ◎ 12 アグネスアーク
14着 ○ 01 コイウタ

【 再考 】
 一段階甘いかな?と思っていたが、そのとおりの結果となった。
 というのは、◎を入れたアグネスアークに○のコイウタ。

 アグネスは予想の段階で入れたが、G1は2着までで勝ちきっていないことが過去の馬と違っていたこと、コイウタはヴィクトリアマイルを勝ったがクラシックでは出番がなかったことを危惧した。

 その通りの結果となり、勝ったのは▲ダイワメジャー。
 すでにG1格を勝った馬でもあり、ここを制する資格があったということなのだろう。

 そして、スワンS勝ち馬のスーパーホーネットと組んで枠連ゾロ目決着をもたらした。
 「7日目」時代のスワンSには縁のなかったこのレースがスワンSが8日目になったとたん、指名してきたことも押さえておくべきだろう。

 さらには、今開催が9日間開催と突如変更されたことで、来年につながるものがなくなった(いわゆる1回限り)というレースを示すために当日の芝コースを急遽変更した安田記念を勝ったダイワを用意して来たのではないだろうか。
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