●第31回 エリザベス女王杯(G1)● 11月11日京都11R 芝2200m、牝、国際、定量、指定 11月11日更新 変更点 出走取消 03 ウオッカ
【 過去6年経歴 】
【 考察 】 手元にそれなりの資料がある過去6年を中心に見るが、連対馬で気になる馬が4頭いる。
この4頭だが、「過去1年以内に牡馬混成の定量、別定重賞での賞金加算歴」を持っていた。(02年.04年は該当馬なし、03年は外国馬2頭のみ) 今年の出走馬では03ウオッカ(東京優駿)、04スイープトウショウ(マイラーズC2着)、07ダイワスカーレット(シンザン記念2着)、12フサイチパンドラ(札幌記念)と4頭いる。 この中で気になるのは、やはり古馬を相手にして勝っているフサイチパンドラ。 ここ6年間は「前年1着馬が出走→連対」の図式も成り立っており、連覇を目指すこの馬には追い風となるのではなかろうか。 気になるのは、例年1頭は出ている「古馬牡馬混成ハンデ重賞連対歴」を持つ馬が今年はいないということ。 不在というのは若干気にはなる。 資料 前年女王杯連対馬、翌年出走成績
一方で、3歳馬が連対したのは01年以降で4頭。
すべて、ローズSで秋華賞への優先権を獲得し、その秋華賞で馬券対象となっている点は注目したい。 ローズS3着→秋華賞2着のレインダンスが回避したため、今回の該当馬は両レース1着のダイワスカーレットのみとなったことでダイワに4連勝の芽も出てきた。 しかし、ダイワスカーレットが勝ったローズSは1800であり、秋華賞は前代未聞の「5日目施行」。 パートT国昇格で「リニューアル」した形を求めるのなら、最大のターゲットはこの馬ということになるだろう。 さて、そろそろ結論に入りたい。 レインダンス以外でもう1頭回避して奇数頭となる望みは叶わなかったが、前年1着馬であり、古馬牡馬混成戦を勝っている唯一の馬フサイチパンドラを◎としたい。 相手はローズS優先権→秋華賞馬券連対の実績からダイワスカーレットを筆頭。 その後は同じ枠に入ったウオッカ、スイープトウショウの牡馬相手に賞金を重ねた実績を持つ2頭をあげ、この4頭で終わりたい。 ( 追記 11/11 10:00更新) このように書いたが、ウオッカが取り消した。 これで2年連続の取消女王杯となったこと、さらには、過去1年以内の牡馬混成重賞1着歴を持つのが◎フサイチパンドラだけになったことと、秋華賞馬券対象馬が○ダイワスカーレットだけになったことも見ておきたい。 なお、その取り消したウオッカに変わり、55回クイーンC1着、同じく55回、施行順変更日府中牝馬S1着のアサヒライジングを押さえにあげ、馬券の買い目も変更する。 【 買い目 】 馬連ボックス 4.7.9.12 計6点 【 結果 】 1着 ○ 07 ダイワスカーレット 2着 ◎ 12 フサイチパンドラ 3着 ▲ 04 スイープトウショウ ( △ 03 ウオッカ 出走取消 ) ( 馬連 850円 )( 参考:馬単 1160円、3連複 1610円、3連単 6290円 ) 【 再考 】 1.2着が逆ならばもっとよかったのだが、考察どおりに決まったこともあり、満足している。 △ウオッカが出走を取り消したが、やはり牡馬混成戦でもある東京優駿1着歴が邪魔をしたということなのだろう。 牡馬混成重賞1着歴を持つ馬は2頭いらなかったことと、3歳と古馬が事実上初対決となる牝馬限定戦に3歳牡馬Jpn1勝ち馬はいらない……ということか。 来年に第33回のゾロ目開催を迎えること、2年連続で取消戦となったことで、ここまでの幕を引く形で前年1着馬のフサイチパンドラを持ってくる。相手は1800化ローズS→5日目施行秋華賞連対という今年ならではの路線を唯一通ってきたダイワという形で世代間抗争を見せた。 レインダンスが回避したことでローズS馬券対象組がダイワだけになったのは、もっと大きな注意点として捕らえるべきだったのだろう。 ちなみに3着となった▲スイープトウショウ。 マイラーズC2着歴はあったものの、やはり、牡馬戦で過去1年間に勝っていなかったことがマイナスに働いたと受け取りたい。 |