●第59回 朝日杯チューチュリティステークス(Jpn1)●
     12月9日中山11R 芝1600m、2歳、牡牝、混合、馬齢、指定

     12月8日更新
     変更点 表記G1→Jpn1
07 キャプテントゥーレ 55 川田 14 アポロドルチェ 55 後藤
08 フォーチュンワード 54 松岡 09 スズジュピター 55 柴田善
× 01 ゴスホークケン 55 勝浦 × 11 ヤマニンキングリー 55 武豊

【 過去6年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
53回 01年 5中4芝16、2歳、牡セン、混、馬、指 馬齢→定量、名称変更   アドマイヤドン
54回 02年 5中4芝16、2歳、牡セン、混、馬、指 馬単・3連複発売 取消 エイシンチャンプ
55回 03年 5中4芝16、2歳、牡セン、混、馬、指 定量→馬齢   コスモサンビーム
56回 04年 5中4芝16、2歳、牡牝、混、馬、指 3連単発売、牡セン→牡牝 枠連ゾロ目 マイネルレコルト
57回 05年 5中4芝16、2歳、牡牝、混、馬、指   2頭取消 フサイチリシャール
58回 06年 5中4芝16、2歳、牡牝、混、馬、指     ドリームジャーニー
59回 07年 5中4芝16、2歳、牡牝、混、馬、指 表記G1→Jpn1    
 
【 考察 】
 来年から6日目に日程が移行するため、「4日目施行、JpnT」としては最初で最後のレースとなる。

 これは、先週の阪神JFと同じ。
 先週もこの手で撃沈しているが、まずは同じことを考えてみたい。

 現行名称「朝日杯FS」となったのは01年。その年と翌年の両方で何らかの変更があり、「1回限り」となった朝日杯FSは01年から03年までの3年間なのだが、まずはその3年間を振り返ってみたい。

1着馬/2着馬 秋加算(OP) 夏加算(OP) デビュー戦
01年 アドマイヤドン 京都2歳S (秋番組デビュー) ダ1400
ヤマノブリザード (秋番組未出走) 札幌2歳S、クローバー賞 ダ1000
02年 エイシンチャンプ 京都2歳S   ダ1200 2着
サクラプレジデント (秋番組未出走) 札幌2歳S 芝1200
03年 コスモサンビーム 京王杯2歳S、ききょうS 小倉2歳S2着 ダ1200 5着
メイショウボーラー デイリー杯 小倉2歳S、フェニックス賞 芝1000

 一目瞭然だが、6頭とも前走連対。
 さらには、OP勝ち歴も持っているうえに、2着馬は夏番組での重賞勝ち歴がある。

 しかし、今年は夏番組で重賞を勝った馬の出走がなく、最高でもサブジェクトとミリオンウェーブの2着まで。

 一方、逆の目で見れば、今年から「JpnT」化したということになる。
 そういった形で変更初年を迎えたのは、名称変更以降では前述の3年に出走資格が牡牝となり、3連単馬券が発売された04年が加わる。

 その04年の朝日杯FSも2着は夏重賞(札幌2歳S)を制したストーミーカフェが入った。

 やはり、2歳戦の総決算となるこのレースでは当然の如く出てきていた夏季番組の重賞勝ち馬。
 そういった馬が出てこない朝日杯というのは00年までさかのぼる。

 その00年というのは「朝日杯3歳S」としては最後の競走。
 今年も「4日目施行」としては最後の競走。

 「あわせて来た」と受け取りたい。

 2000年の朝日杯3歳Sを振り返ってみる。

 2000年 第52回朝日杯3歳S
着、馬名 前走 夏番組 秋番組 備考
1着 メジロベイリー 未勝利1着 (出走のみ) 未勝利 500万出走歴なし
同枠 ウインラディウス 東スポ杯3着 クローバー賞 (出走のみ) 初勝利がオープン、500万出走歴なし
2着 タガノテイオー 東スポ杯1着 札幌3歳2着、新馬 東スポ杯1着 500万出走歴なし
同枠 ジーティースマイル 福島2歳9着 新馬 (出走のみ) 500万出走のみ加算なし

 未勝利明けで突然出走してきたメジロベイリーが勝ったのだが、いろいろ見るべき点はある。

 1着枠の2頭に共通 「1勝馬のみの枠」 → 今回、該当なし。
 2着枠の2頭に共通 「500万下を勝っていない馬の枠」 → 4.7枠
 1.2着枠の4頭に共通 「夏番組デビューで枠を構成」 → 2.3.4.6.8枠

 最大の驚きは「初勝利がオープン特別」という荒業を見せたウインラディウスだが、もちろんそういった馬はいない。

 これだけを見るなら4枠なのだろうか。
 その4枠といえば、前走でデイリー杯を制したキャプテントゥーレと牝馬フォーチュンワード。
 先週の阪神JFにも出れたが、登録すらせずにこちらに来た。

 パートT国入りの初年となった今年。
 JpnT最高峰の東京優駿で牝馬ウオッカが制したように、今回も牝馬炸裂となるかどうかは注目したいのだが、重賞未勝利ということもあり、今回はあくまでも同枠までと受け取りたい。

 そこで、今回は◎キャプテントゥーレとした。

 相手筆頭には500万を勝っていない馬でつくられたもう1つの枠となる7枠からアポロドルチェをあげる。
 同枠スマートギャングとともに前走オープン連対の馬で組まれた枠というのもいい。

 その後はキャプテンと同枠のフォーチュンワード、突如番組が変更されり、施行順が入れ替えられたりした日にデビュー勝ちを果たしたゴスホークケンとヤマニンキングリー、気になる5枠からは夏番組歴のあるスズジュピターをあげたい。

【 買い目 】 馬連 7-1.8.9.11.14 計5点
 

【 結果 】
1着 × 01 ゴスホークケン
2着 -- 03 レッツゴーキリシマ
3着 ◎ 07 キャプテントゥーレ
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6着 ▲ 08 フォーチュンワード
11着 ○ 14 アポロドルチェ

【 再考 】
 番組表上の位置づけでは「2歳総決算」となるのに夏番組の重賞勝ち馬が出てこない。

 おかしいな…とは思っていた。

 00年のメジロベイリーをサンプルとしたことは半分は○。
 しかし、この馬はクラス賞金400万で500万下にも出走できる。

 そういった馬は勝ったゴスホークケンしかいなかった。

 夏番組の重賞勝ち馬がいない時点でそういった見方をすれば、この馬の単複という買い方もできただろう。

 他の出走馬がオープンを負けた後に重賞を勝ったり、夏番組の重賞で連対した後にJpn2.3をボロ負けするといった、これまでにない形の馬ばかりだったから、そんな馬を狙うならサンプルにない500万上がりを狙えということだったのでしょう。  
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