●第41回 京都牝馬ステークス(G3)● 1月29日京都11R 芝1600m、牝、国際、別定 1月28日更新 変更点 なし
【 過去4年経歴 】
【 考察 】 まず、このレースの過去の結果を見ると、前年から何も変更されずに行われるのは02年以来となる。 そのときは、通年オープンで重賞勝ち、G1にも出走歴のあったビハインドザマスクが制した。 今年の出走馬で、同様の経歴を持つ馬はアズマサンダースとレクレドールになる。 そして、4歳1100万、5歳1400万、6歳以上1700万ごと1K増という細かい別定規定でこのレースは施行されるが、こういった細かい別定規定を持つレースは昨年は5レース。 京都牝馬S、東京新聞杯、福島牝馬S、朝日CC、中日新聞杯だが、このレースの1着馬には1つの共通事項がある。 それは「直近1年間で賞金加算歴があり、その直前加算は同距離の重賞連対」ということ。
今年の出走馬16頭で、該当する馬はアズマサンダース(前年同レース1着)、マイネサマンサ(阪神牝馬S2着)の2頭のみ。 また、東京新聞杯の欄でも書いたのですが、おそらくこの別定規定を使用するのは今年が最後とみて予想したい。 そうなると、気になる馬が現れる。 昨年のマーメイドS、府中牝馬S、阪神牝馬Sと翌年変更される牝馬限定の重賞でことごとく2着入線しているマイネサマンサ。 同枠馬に京都牝馬Sの過去2年間の1着馬が持っていた「3歳牝馬限定G1の2着同枠」歴を持つアドマイヤメガミが入ったのも心強く見える。 そのため、今回は最終戦と見てマイネサマンサに◎を入れる。 相手筆頭は同距離重賞勝ちのあるもう1頭、アズマサンダース。 3番手には牝馬重賞で連対歴のある馬が揃った7枠から、翌年に変更される牝馬重賞に昨年全戦出走したレクレドールを上位とみて▲、同枠のメイショウオスカルを△として、この4頭でまとめたい。 【 買い目 】 馬連ボックス 計6点 【 結果 】 1着 ◎ 12 マイネサマンサ 2着同着 -- 04 チアフルスマイル 2着同着 △ 13 メイショウオスカル ( ○ 08 アズマサンダース 13着、▲ 14 レクレドール 6着 ) ( 馬連 3800円 )( 参考:単勝680円、馬単7230円 ) 【 再考 】 テレビでレースを見てましたが、ゴール前は「負けた」と思った。 とはいえ、写真判定が長くてテレビ中継の枠内で結果が出なかったのでひょっとしたら同着か?という淡い期待をしていたが、その通りの2着同着。 負けなかっただけ良しとしましょう。 で、戦歴面での再考ですが、勝った◎マイネサマンサは本文中に述べたとおりで、同枠馬アドマイヤメガミがマイネサマンサの持っていない「3歳牝馬G1での2着同枠歴」を持っていたことと、マイネ自身の持つ最終戦での連対歴を重視したものとして受け取りたい。 2着同着の△メイショウオスカル。 この馬を拾ったのは、▲レクレドールと同枠であったことと、今年から日程が変更される中山牝馬Sと福島牝馬Sでの連対実績を評価してのものだった。 もう1頭の2着同着馬チアフルスマイルには印を入れてなかったが、この馬も今年から日程が大きく変更される愛知杯の2着歴がものをいったのであろう。 人気となったディアデラノビアやヤマニンシュクルが伸びを欠いたことは、このレースが、結果的には今年から大きく変更される古馬重賞での連対歴を求めていたということであり、新しいヒロインを誕生させる必要はなかったと受け取りたい。 |