●第6回 アイビスサマーダッシュ(G3)●
     7月16日新潟11R 芝1000m、国際、別定、特指

     7月15日更新
     変更点 3回4日→2回2日、指定→特指、別定規定変更
16 テイエムチュラサン 54 田嶋翔 06 ホーマンテキーラ 56 中舘
14 レイズアンドコール 54 石橋脩 03 カネツテンビー 54 田中勝
× 01 ウェディングバレー 54 勝浦 × 04 プレシャスカフェ 56 小島

【 過去4年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
2回 02年 3新4芝10、混、別、指 馬単・3連複発売   カルストンライトオ
3回 03年 3新4芝10、混、別、指     イルバチオ
4回 04年 3新4芝10、混、別、指     カルストンライトオ
5回 05年 3新4芝10、国、別、指 国際化、3連単発売、賞金減額(4300→4100)   テイエムチュラサン
6回 06年 2新2芝10、国、別、特 3回4日→2回2日、指定→特指、別定規定変更    

【 考察 】

 今年から「サマースプリントシリーズ、サマー2000シリーズ」が導入された。

 これが、1回ポッキリか、それとも継続して施行されるかが判別に迷うところ。

 先行された「サマースプリントS」第1戦の第11回函館スプリントS。
 当日のレース順の入れ替えがあり、おまけに唯一の3歳馬ダイワメンフィスが出走取消。
 結果は「1000万下2勝馬」のビーナスラインが勝ち、同枠には「2着同着の六甲アイランドS」を昨年勝ちあがったブルーコンコルド。

 2着馬は、「当日の施行順入れ替えがあった前年優勝馬」のシーイズトウショウ、同枠には「1600万下2勝歴、直前加算は8頭立」のフサイチホクトセイという結果だった。

 一方、「サマー2000シリーズ」第1戦の第42回七夕賞は国際化元年で3歳馬の出走はなし。
 
 勝ったのは、「1800mの北九州記念」という今年ない条件のレースを勝ったメイショウカイドウ。
 2着には別定規定だけをいじった金鯱賞2着という実績はあるものの、今年ない「1600万ごと1K増」の規定を持っていたきさらぎ賞を昨年勝ったコンゴウリキシオーだった。

 これまでの2戦を見る限りでは、「新しく勝ちあがらせ、新鮮なスタイルを見せる」ふりをして、旧賞金規定やレース規定でオープンを勝ちあがったことのある馬のいる枠を持ってきているのではないだろうか。

 その観点から見ると、3歳馬が並んだ5枠があっさり勝つかもしれないが、この枠はあまりにも斬新的で、これまでの流れを見る限り、ここにはそぐわないのではないだろうか。
 
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 そこで、今回狙ってみたいのは「今年行われない条件のオープン、もしくは重賞を勝った馬」。

 その馬として最適な前年1着馬テイエムチュラサンから入る。

 相手には、カネツと同枠になったプレシャス、そして「指定、3回新潟施行」最終年となった前年のこのレースで2着馬ウェディングバレー、さらには昨年の「積雪代替競馬、かつG2、別定、特指最終年」CBC賞で2着に入り、G3に格下げされた今年も1着同枠に入っていたカネツテンビー。

 「G3最終年」のセントウルSで連対したホーマンテキーラまでをオープン組から取り上げ、条件組からは、レース設計という外見は前年と変わっていないものの、出走取消戦となったさくらんぼ特別を勝ちあがったレイズアンドコールを狙いたい。 

 印の順序は、オープン勝ち→条件勝ち→2着どまりの順とした。

【 買い目 】 馬連流し 計5点


【 結果 】
1着 -- 13 サチノスイーティー 2着 -- 10 マリンフェスタ 3着 ▲ 14 レイズアンドコール
( ◎ 16 テイエムチュラサン 14着、○ 06 ホーマンテキーラ 4着 ) 

【 再考 】
 勝ったのが1000万上がりの3歳牝馬サチノスイーティー、2着も同じく3歳牝馬マリンフェスタということで、古馬、牡馬の出番は全くないという結果に終わった。

 本文中で3歳馬が5枠に同居したことを「この枠はあまりにも斬新的で、これまでの流れを見る限り、ここにはそぐわないのではないだろうか」と書いたのだが、これが痛恨の真逆。

 これまでの「3回新潟4日目、指定」から日程を変え、さらには「指定」の冠を剥奪して「特指」にした以上、「旧来のオープン馬に出番なし」という考え方が必要だったということか。

 3歳馬の連対ということで、これまでに春番組までの古馬オープン歴などもなく、勝ったサチノスイーティーの前走は7月2日福島の白河特別。

 このレースは、今年から特指化され、そして「定量化」された。
 そして同枠馬のレイズアンドコールの前走も福島のさくらんぼ特別。

 このレースは当日の施行順変更(8R→9R→10R)があった日のメインで、出走取消があったのだが、開幕週の「定量戦」で施行している。

 条件定量戦歴のある2頭が入った7枠を勝たせ、2着枠には古馬オープン歴を夏番組以降しか持っていない(つまり、旧制度では対戦歴のない)3歳馬を入れてきた。

 日程リニューアルとともに連対馬にもリニューアルした戦歴を求めたということなのだろう。
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