●第38回 函館2歳ステークス(G3)● 
    8月6日函館9R 芝1200m、2歳、混合、馬齢、特指

    8月5日更新
    変更点 なし(10 エイシンイッテン 出走取消)
13 コンゴウダイオー 54 柴山 14 ニシノチャーミー 54 四位
05 インパーフェクト 54 山口竜 06 エーシンダームスン 54 秋山
× 12 マイニングゴールド 54 安藤      

【 過去4年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
34回 02年 2函8芝12、2歳、混、定、特 馬単・3連複発売   アタゴタイショウ
35回 03年 2函8芝12、2歳、混、馬、特 定量→馬齢 枠連ゾロ目 フィーユドゥレーヴ
36回 04年 2函8芝12、2歳、混、馬、特 11R設計→9R設計   アンブロワーズ
37回 05年 2函8芝12、2歳、混、馬、特 3連単発売 枠連ゾロ目 モエレジーニアス
38回 06年 2函8芝12、2歳、混、馬、特   取消  

【 考察 】
 金曜日の枠を見るまでは、11ローレルゲレイロで鉄板で楽な予想になるかな?とも思っていた。

 しかし、10エイシンイッテンが出走取消。これで、話は180度変わる。

 現行の函館2歳Sと名称を変えたのが01年(第33回)のこと。
 そして、2年後の03年からは上表にもあるように馬齢戦化した。

 ちなみに、それ以降の4年間で道営馬は2頭しか出走していないが、03年2着のフラワーサークル、昨年1着のモエレジーニアスと2頭とも枠連ゾロ目戦で連対している。

 この2頭はともに、「札幌ダート1000mデビュー」「栄冠賞(旭川)2着」という点が共通しており、「札幌ダート1700mデビュー、栄冠賞5着」のインパーフェクトがどのように扱われるかには注目したいのだが、ラベンダー賞1着馬とはいえど、栄冠賞で連を外したことで、道営馬として来るべき道を外れた馬であることも事実だろう。

 そのため、今回はこの馬の評価は下げたい。

 では、何を狙うか?

 結論からとなってしまうが、今年は7枠両馬を狙いたい。

 この4年間の連対馬の成績を下表に記した。
着、馬名(牝は牝馬) デビュー地 備考   初勝利距離
02年 1着 アタゴタイショウ 函館 新馬3戦目勝ち
初勝利祝日
混合 1000
  2着 トーホウアスカ 牝 阪神 新馬2戦目勝ち   ダ1200
03年 1着 フィーユドゥレーヴ 牝 函館 初勝利8頭立 混合 1200
  2着 フラワーサークル 牝 道営札幌     ダ1000
04年 1着 アンブロワーズ 牝 函館   牝限定 1000
  2着 ディープサマー 函館   混合 1200
05年 1着 モエレジーニアス 道営札幌     ダ1000
  2着 ラッシュライフ 牝 函館 初勝利▲51K 混合 1200

 毎年、芝1200以外で初勝利をあげた馬が1頭は連対しているが、「芝1200以外での初勝利」をあげた馬は、今年のメンバーでは出走15頭中5頭しかいない。

 その中から、初勝利は未勝利のダート戦、おまけに8頭立と今までに見ない形式だが、コンゴウダイオーを狙いたい。
 同枠配置されたニシノチャーミーも函館で設計された唯一の牝馬限定戦新馬勝ちということで、今回出番がやってくる可能性はあるだろう。
 
 3番手には7頭立てのラベンダー賞を勝ったインパーフェクト。
 同枠に入ったエーシンダームスンの勝った新馬戦の日が唯一、メインレースを変更した日ということもあり、エーシンまで押さえる。

 押さえには枠連ゾロ目で新馬戦を勝ったマイニングゴールドを。

【 買い目 】 枠連流し 3点(配当次第で馬連も)


【 結果 】
1着 ○ 14 ニシノチャーミー 2着 -- 11 ローレルゲレイロ 3着 -- 16 シャルトリューズ
( ◎ 13 コンゴウダイオー 8着、▲ 05 インパーフェクト 6着 )
( 枠連 2250円 )

【 再考 】
 7枠2頭を上位評価したため、今回は枠連をフォーカスとしてあげたことで的中に繋がったが、実際にはハズレといってもいいだろう。

 出走取消が発生したことで、まともな新馬戦を勝ちあがった馬はいらないだろうと見てローレルゲレイロを切ったわけだが、これがま逆。
 初勝利時に当日の番組がマトモに行われたのは、ローレルゲレイロの勝った1回函館1日目とマイネシャンゼリゼの勝った1回函館4日目のみ。

 出走取消の発生でまともな芝1200を勝ち上がった馬は不要ということだったのだろう。

 そうでなければ、1着枠の初勝利が「未勝利戦ダート1000m」と「牝馬限定戦芝1200m」の1着馬で組み合わされることはなかったはずだ。

 一方の2着枠。
 これも初勝利が「新馬戦芝1000m」と「枠連ゾロ目未勝利戦芝1200m」の勝ち馬。
 この枠だけが、当日に変更が行われていない日のレースを勝ちあがっていた。

 この結果から見ると、取り消したことで、施行順変更日の勝ち馬を扱うのではなく、逆に施行順変更のない日の枠をクローズアップさせることと、牡馬混合戦芝1200新馬勝ちの排除を目的としていたのだろう。
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