●第60回 ラジオ日本賞セントライト記念(G2)(菊花賞TR)●
     ( 3着まで菊花賞優先権 )
     9月17日中山11R 芝2200m、3歳、混合、馬齢、指定

     9月16日更新
     変更点 なし
16 パッシングマーク 56 武幸 14 インテレット 56 後藤
05 トウショウシロッコ 56 吉田豊 02 キストゥヘヴン 54 安藤
× 04 ミストラルクルーズ 56 藤田 × 10 ニシノフリーダム 56 柴田善

【 過去4年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
56回 02年 4新4芝22、3歳、混、定、指 代替新潟、馬単・3連複発売 祝日施行 バランスオブゲーム
57回 03年 5中4芝22、3歳、混、馬、指 代替戻り、定量→馬齢   ヴィータローザ
58回 04年 4中4芝22、3歳、混、馬、指 50周年記念、3連単発売 9R⇔10R コスモバルク
59回 05年 4中4芝22、3歳、混、馬、指   9R⇔10R キングストレイル
60回 06年 4中4芝22、3歳、混、馬、指      

【 考察 】

 近4年の勝ち馬を上表にあげているが、バランスオブゲーム、コスモバルク、キングストレイルには「2歳重賞勝ち」という共通点がある。

 そして、その2歳重賞勝ち馬がセントライト記念を制した年は、祝日施行か当日の施行順を入れ替えていることに注目するべきなのだが、今年は施行順の変更がないうえに、2歳重賞の勝ち馬が参加していない。

 そうなると、やはり3歳時の力関係を問うことになると受け取りたい。

 出走馬17頭で見ると、3歳になってからの最高賞金獲得馬は牝馬キストゥヘヴン。

 あえてこの馬がローズSではなく、ここに参加してきたことの意義を問いたい。
 つまり、4日目に日程が移動してからのセントライト記念連対馬にはなかったケースを、ここでもたらすということになるのではなかろうか。  
 
 4日目に日程が移行後、ダービー出走組でセントライト記念で連対を果たしたのは、計5頭。
00年 2着 トーホウシデン   プリンシパルS 1着 東京優駿 4着
01年 1着 シンコウカリド スプリングS 2着 皐月賞 4着 東京優駿 12着
02年 1着 バランスオブゲーム 弥生賞 1着 皐月賞 8着 東京優駿 7着
04年 1着 コスモバルク 弥生賞 1着  皐月賞 2着 東京優駿 8着
04年 2着 ホオキパウェーブ   青葉賞 2着 東京優駿 9着
 
 この5頭に共通することは、どこかで優先権を取ってからクラシック路線に乗っていること。

 このパターンで出走するのは、今回でいうとフサイチジャンク。

 しかし、そうではないと考えるのならば、ベンジャミンS勝ちから賞金面でダービー出走を許されたパッシングマークを狙えということになるのではないだろうか。

 相手もクラシック路線に賞金面から乗ったインテレットを筆頭に狙いたい。

 その後は、2枠、5枠といったところを狙ってみたいが、同型の枠配置となっていることが気にかかり、それならば重賞連対+対古馬負けを満たすトウショウシロッコを上位評価して3番手とする。

 牝馬キストゥヘヴンは狙っても4番手まで。

 その後は同型で狙いづらいとした2枠、5枠からそれぞれミストラルクルーズ、ニシノフリーダムをあげたい。

 フサイチジャンクは来ても3着とみているので、今回は来たら御免ということで。

【 買い目 】  馬連流し 計5点


【 結果 】
1着 -- 09 トーセンシャナオー 2着 ▲ 05 トウショウシロッコ 3着 × 04 ミストラルクルーズ
( ◎ 16 パッシングマーク 11着、○ 14 インテレット 9着 )

【 再考 】
 本文ではフォーカスを「馬連流し5点」としたが、どの馬も人気薄(最低は◎の10番人気)で馬連は最低でも43倍ついていたこともあり、馬連ボックス15点に変更した。

 結果としては痛恨の2着、3着で勝ったのは中央未勝利のトーセンシャナオー。
 牝馬キストゥヘヴンの出走で、一応許されているが事実上牡馬しか出走しない(同日にローズSがあるため)レースに牝馬が出てきたという事実は、「例年にないもの」→「変更戦の一種(亜種?)」と考えるのが妥当だったか。

 そうすれば、初勝利が地方なので、2年前のコスモバルクと一致する。
 そういければよかったのだろうが、この手では間違いなくフサイチジャンクをフォーカスに入れざるを得ず、しかも人気馬なので手広くいくことはできなかっただろう。

 結果は負けだが、今回は人気のフサイチジャンクを切れたことを収穫としたい。
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