●第42回 札幌記念（G2）●
8月20日札幌09R 芝2000m、混合、定量、特指
8月19日更新
変更点 別定→定量、賞金増額（6500→7000）
| ◎ |
11 アドマイヤムーン |
54 武豊 |
○ |
13 タガノデンジャラス |
57 岩田 |
| ▲ |
14 エリモハリアー |
57 安藤 |
△ |
08 マチカネキララ |
57 横山典 |
（ 05 ブルートルネード 出走取消 ）
【 過去4年経歴 】
| 回数 |
年、日程、条件 |
変更点 |
当日変更 |
1着馬名 |
| 38回 |
02年 1札4芝20、混、別、特 |
6日→4日、馬単・3連複発売 |
|
テイエムオーシャン |
| 39回 |
03年 1札4芝20、混、別、特 |
|
|
サクラプレジデント |
| 40回 |
04年 1札4芝20、混、別、特 |
11R設計→9R設計、50周年記念、3連単発売 |
|
ファインモーション |
| 41回 |
05年 1札4芝20、混、別、特 |
賞金増額（6400→6500） |
|
ヘヴンリーロマンス |
| 42回 |
06年 1札4芝20、混、定、特 |
別定→定量、賞金増額（6500→7000） |
取消 |
|
【 考察 】
「サマー2000シリーズ」も残すところ、このレースと来週の新潟記念のみとなった。
ちなみに、このレースをエリモハリアーが制すると新潟記念を待つことなくチャンピオン確定となり、5000万円（でしたっけ？）の報奨金を手にすることになる。
で、考えたくなるのが「チャンピオンをすんなり決定させるのか否か」ということ。
最初の開催で最終戦をいわゆる「消化試合」にするのでは、盛り上がりなどは何もない、去年までと同じレースとなってしまう。
そうならないように主催者JRAが「サマーシリーズ」を組んだのならば、最終戦までチャンピオンはわからない、といったシナリオを描くのが筋ではないだろうか？
ということで、エリモハリアーは評価を下げて予想したい。来ても2着までだろう。
個人的には、来年はこの週と次週（新潟記念、キーンランドC）をごっそりと入れ替えてしまうのでは？という予想もしている。
----------------------------------
さて、そんな話よりも、札幌記念の予想に入りたい。
今年から出現した「定量戦」。
ということで新しいキャリアの馬を持ってくるかとも思っていたが、登録馬の時点ではほとんどいなかった。
そこで考えたくなるのが、同系列となっている「サマー2000シリーズ」の結果。
ちなみに勝ち馬は以下の通りだった。
| レース名 |
設計 |
変更点等 |
1着馬名 |
直前加算 |
| 七夕賞 |
国際、ハンデ、特指 |
国際化 |
メイショウカイドウ |
小倉記念1着 |
| 函館記念 |
混合、ハンデ、特指 |
（枠連ゾロ目） |
エリモハリアー |
朝日CC2着 |
| 小倉記念 |
混合、ハンデ、特指 |
日程変更 |
スウィフトカレント |
日経新春杯2着 |
| 札幌記念 |
混合、定量、特指 |
（取消あり） |
？ |
|
七夕賞、函館記念、小倉記念の3レースの1着馬には、重賞での賞金加算があったのだが、直近1年間には「ハンデ」重賞での加算歴もあった。
そう考えるのならば、今回は「定量戦」での賞金加算を求めることになるが、その「定量戦」を勝ったコンドルクエストは出走しない。
しかし、形を変えた定量戦加算歴を持つ馬が1頭いる。
定量戦というのは、「性別と年齢だけ」で負担重量を決めようということ。
もう1つ、隠れた定量戦がありますね。
そう、3歳限定戦によくある「馬齢重量」という定量戦が。
その「馬齢重量」戦となっている第43回弥生賞を勝ったアドマイヤムーン。この馬以外がすべて別定戦かハンデ戦が直前加算となっている点に注目したい。
ブルートルネードが出走を取り消したが、二度とない「ラジオたんぱ杯2歳S」で賞金を加算し、「第43回」弥生賞を勝ったアドマイヤにとっては勝てるチャンスが来たという証明と受け取って、ここから入りたい。
同枠のグレイトジャーニーも当日の施行順を変更したダービー卿CTを勝っていることも好都合だろう。
相手はタガノデンジャラスを筆頭としたい。
当日の出走順を変更したオーストラリアＴを勝っているが、それよりも昨年の2着同枠馬エリモハリアーと同居したことで、エリモハリアーに北海道シリーズで2年連続して同じ役割を担わせるのではないか？とも考えられるからだ。
ただし、その裏返しがあってもおかしくはない。
本来ならばチャンピオン決定というシナリオは考えづらいが、昨年の巴賞→函館記念の流れを裏返していることもあって、昨年の2着同枠から2着現物になる可能性もあるエリモハリアーを▲とする。
-------------参考 昨年と今年のエリモハリアー 北海道戦成績 ------------
昨年
巴賞 1着 当日施行順変更
函館記念 1着 取消あり、枠連ゾロ目、当日施行順変更
札幌記念 2着同枠
今年
巴賞 2着 当日施行順変更
函館記念 1着 枠連ゾロ目
札幌記念 ？？？ 取消あり
----------------------------------------
その後は狙うべき馬がいないのだが、しいてあげるならマチカネキララ。
馬券的にはアドマイヤの単に妙味がありそうだ。
【 買い目 】 馬連ボックス 計6点
【 結果 】
1着 ◎ 11 アドマイヤムーン 2着 -- 07 レクレドール 3着 △ 08 マチカネキララ
（ ○ 13 タガノデンジャラス 14着、▲ 14 エリモハリアー 5着 ）
【 再考 】
オッズにとらわれたくないこともあって、予想は原則オッズを見ないで書いてます。
そういう事情があれば、1番人気の単勝に妙味ありというオバカなことは書きません。
（てっきりマチカネが1番人気と思っていたので。）
ですが、この◎は「自信あり」でした。
最終的に2着のレクレドールが読めず馬連馬券を外したことを考えれば、たとえ1番人気とはいえ、単勝馬券という手もあったのでしょう。
アドマイヤが古馬OP戦未経験、馬齢「55K」施行の札幌2歳S勝ちに最終戦ラジオ「たんぱ」杯2歳S2着、打ち止め戦43回弥生賞勝ちという実績を持ち込んでリニューアルした札幌記念を勝つためには取消が必要だったということでしょう。
これが読めただけでも、現状の低迷から思えば大収穫です。
|