●第50回 産経大阪杯(G2)● 
    4月2日阪神11R 芝2000m、国際、別定、指定

    3月30日更新
    変更点 別定規定変更
04 ローゼンクロイツ 57 武豊 03 マッキーマックス 57 藤田
11 アドマイヤジャパン 57 岩田 05 カンパニー 57 福永

【 過去4年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
46回 02年 2阪4芝20、混、別、指     サンライズペガサス
47回 03年 2阪4芝20、国、別、指 馬単・3連複発売、国際化   タガノマイバッハ
48回 04年 2阪4芝20、国、別、指 別定規定変更   ネオユニヴァース
49回 05年 2阪4芝20、国、別、指 3連単発売   サンライズペガサス
50回 06年 2阪4芝20、国、別、指 別定規定変更    

【 考察 】
 01年から現行の馬齢表記となったのだが、それ以降、4歳馬が1頭も連に絡まなかった年はない。
年、着、馬名(数字ありは増量馬) 前走 直前加算 G1出走歴 ハンデ加算歴
01年 1着 トーホウドリーム 京都記念 5着 白嶺S準1着 なし 白嶺S準
02年 1着 サンライズペガサス 大阪城S 1着 (同左) あり 大阪城S
03年 1着 タガノマイバッハ 中京記念 1着 (同左) なし 中京記念
04年 1着 ネオユニヴァース59 ジャパンC 4着 東京優駿1着 あり (未経験)
05年 2着 ハーツクライ58 有馬記念 9着 東京優駿2着 あり (未経験)

 これを見ると、直前加算は2種類で「ハンデ戦勝ち」か「G1連対の増量馬」。

 そこで、3頭いる4歳馬を見ると、アドマイヤジャパンは前走がJC11着だが、直前加算は馬齢戦の菊花賞2着。
 シルクネクサスは前走が中山金杯7着、直前加算が馬齢戦ベンジャミンS1着。
 ローゼンクロイツは前走中京記念2着で賞金加算となっている。

 古馬相手に賞金加算歴のない基本重量(57Kで出走)の2頭よりかは、1頭だけになっている古馬相手に加算歴のある馬を上位評価したい。

 そのため、この3頭の序列は、ローゼン>アドマイヤ>シルクとしたいのだが、ローゼンは来ても2着までとみている。

 というのは、天皇賞トライアルとなっている阪神大賞典、日経賞との比較表を見てもらえれば明らかだろう。
02年 変更点など 1着馬名 条件歴 G1歴 直前重賞連対
大賞典 国際化、7R⇔8R(地あり) ナリタトップロード59   あり 京都記念
日経賞 国際化、8頭 アクティブバイオ あり    
大阪杯   サンライズペガサス あり あり 神戸新聞杯2着
03年 馬単、3連複発売        
大賞典 (地あり) ダイタクバートラム あり   ステイヤーズS2着
日経賞   イングランディーレ あり   ダイヤモンドS
大阪杯 国際化 タガノマイバッハ あり   中京記念
04年 (全戦別定規定変更)        
大賞典   リンカーン  

あり

有馬記念2着
日経賞 (地あり)  ウインジェネラーレ あり   AJCC2着
大阪杯   ネオユニヴァース59   あり 東京優駿
05年 3連単発売        
大賞典 祝日施行、賞金増(64→65) マイソールサウンド58   あり マイラーズC
日経賞 (地あり) ユキノサンロイヤル   あり  
大阪杯   サンライズペガサス     中京記念2着
06年 (全戦別定規定変更)        
大賞典 54回 ディープインパクト58   あり 有馬記念2着
日経賞 54回(地あり) リンカーン58   あり 京都大賞典
大阪杯   ???      

 (備考 (地あり)は「公営馬の出走あり」を示す) 

 04年から現行の別定規定(1年以上前のG1馬は1K増)となったわけだが、それ以降は公営馬の出ていないレースで裏表となっている。

 ちなみに、04年、05年は「直前加算が重賞勝ち馬 ⇔ 2着馬 」の形。

 今年から再度別定規定が変更されたが、その中身は「牝馬限定G1の1着馬の負担重賞の変更(2K増→1K増)」であり、エアメサイアやシーザリオのような、その恩恵を受ける馬が出走してきたのならば話は別だが、大阪杯が国際化されてからは該当する馬が出走していないので、何も変更されていないと受け取っていいだろう。

 では、有馬記念2着を直前加算としたディープインパクトの裏となると何かということになる。

 それは、「重賞1着を直前加算に持つ馬」の1点でいいのではないだろうか。
 出走馬12頭では、カンパニー(京阪杯)、シルクフェイマス(AJCC)、スズカマンボ(天皇賞春)、マッキーマックス(ダイヤモンドS)となるが、この4頭からは、G1歴を過去1年間に持っていないマッキーマックスを狙いたい。

 阪神大賞典、日経賞で増量馬が勝っているので、シルクフェイマス、スズカマンボの2頭には取消でもない限り出番はないとみている。

 印の順だが、ローゼン、マッキー、アドマイヤ、カンパニーの順としたい。

【 買い目 】 馬連ボックス 計6点


【 結果 】
1着 △ 05 カンパニー 2着 ○ 03 マッキーマックス 3着 -- 12 スズカマンボ
( ◎ 04 ローゼンクロイツ 5着、▲ 11 アドマイヤジャパン 9着 )
( 馬連:5860円 )( 参考:馬単 9660円 )

【 再考 】
 まず、5着。9着と沈んだ◎ローゼンクロイツ、▲アドマイヤジャパンだが、やはり、「ハンデ勝ち」か「G1連対の増量馬」を求めていたこともあるが、どちらもあてはまらなかった以上、狙いを拡大する必要はなかったということだろう。

 一方のもう1つの発想。「ディープインパクトの裏」を読むということはあっていたようで、そこから△カンパニー、○マッキーマックスを出したこと、その中からさらに過去1年間の重賞連対はハンデ戦のみ、そしてG1未出走という形のマッキーマックスを上位評価したことは正解だったと受け取りたい。
 
このページ最上段へ  トップページへ