●第52回 産経賞オールカマー(G2)●
     9月24日中山11R 芝2200m、国際、別定、指定

     9月23日更新
     変更点 別定規定変更、外国馬枠5頭→4頭
03 スウィフトカレント 57 横山典 01 ヴィータローザ 57 上村
14 エアシェイディ 57 後藤 04 コスモバルク 59 五十嵐冬
× 10 ディアデラノビア 55 岩田 × -- --

【 過去4年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
48回 02年 4新6芝22、国、別、指 代替新潟、馬単・3連複発売   ロサード
49回 03年 5中6芝22、国、別、指 代替戻り   エアエミネム
50回 04年 4中6芝22、国、別、指 3連単発売、別定規定変更   トーセンダンディ
51回 05年 4中6芝22、国、別、指     ホオキパウェーブ
52回 06年 4中6芝22、国、別、指 別定規定変更、外国馬枠5頭→4頭    

【 考察 】
 古馬グレード別定戦(勝ったレースのグレードに応じて増量されるレース)は今年から「牝馬限定G1勝ち馬の斤量変更」が行われた。

 さらには、3歳馬の基礎重量が54Kから55Kとなったことでリニューアルされたと受け取っていいだろう。

 「今年からリニューアルされた」となると、やはり定量戦化した古馬条件戦と考えるのが妥当だろう。
 その古馬条件戦を夏季番組以降で経験した馬はドリームパートナーのみ。

 しかし、そのドリームパートナーが勝った前走の弥彦特別は枠連ゾロ目決着。
 この点が引っかかる。

 同じように重賞も規定を変更しているが、その新規別定戦を勝ち上がった馬はいない。
 オープン特別でいうと福島テレビOP勝ちのエアシェイディや札幌日経OP2着のコスモバルクといったところ。

 そして、別定戦が新生化したということは、裏返すと旧来の別定戦加算歴馬の排除を意味する。

 その筆頭格というと、中山記念勝ちのバランスオブゲームということになるだろう。

 長々と前説を書いてしまったが、そういった馬を狙えない以上、妥当な線として考えられるのは「ハンデ戦加算歴」ということになるのではないだろうか。

 その筆頭として考えられるのが、サマー2000シリーズを制したスウィフトカレント。

 1600万下を勝てないまま日経新春杯2着でオープンにあがってしまったが、日経新春杯も小倉記念もハンデ戦。

 この経歴が今回通用するかどうかを問いたいこともあり、◎とする。

 相手にはその小倉記念2着のヴィータローザ、新規別定オープン連対歴を持つエアシェイディ、コスモバルク、ハンデ戦しか加算歴のないディアデラノビアを押さえたい。
   
【 買い目 】 単勝と馬連流し 計5点


【 結果 】
1着 -- 05 バランスオブゲーム 2着 △ 04 コスモバルク 3着 × 10 ディアデラノビア
( ◎ 03 スウィフトカレント 4着、○ 01 ヴィータローザ 7着、▲ 14 エアシェイディ 5着 )

【 再考 】
 ハンデ戦勝ちを評価してスウィフトカレント、ヴィータローザに重い印をいれ、旧来馬の排除ということでバランスオブゲームを切ったが結果は真逆。

 しかし、バランスオブゲームがここで走るには、どれかが取り消す(除外になる)か、枠連ゾロ目のどっちかしか考えられなかったので、その片側(枠連ゾロ目)が成立したことはまだ救いがあるということか。

 終了した「サマー2000シリーズ」組は全く出番がなかった。
 期間限定戦であり、こういった馬たちがこれからも排除されてしまうのだろうか。

 この点はこれからも注目したい。

 そして、バランスオブゲームと同枠配置され、2着に劇走したコスモバルク。
 別定規定を改めたレースを使い、かつ、サマー2000シリーズ未経験というとこの馬になる。

 ただ、この馬が直前に賞金を加算したのは海外戦。
 これが気になって評価はさげたのだが、それよりも札幌日経OPを62Kというとんでもない重量で走ったことを検討すべきだったのだろう。
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