●第47回 宝塚記念(G1)● 
    6月25日京都11R 芝2200m、国際、定量、指定

    6月24日更新
    変更点 代替京都
08 ディープインパクト 58 武豊 06 コスモバルク 58 五十嵐
01 リンカーン 58 横山典 × 09 カンパニー 58 福永
× 03 アイポッパー 58 藤田 × 02 トウカイカムカム 58 池添

【 過去4年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
43回 02年 3阪4芝22、国、定、指 夏季番組移行   ダンツフレーム
44回 03年 3阪4芝22、国、定、指 馬単・3連複発売 枠連ゾロ目万馬券 ヒシミラクル
45回 04年 3阪4芝22、国、定、指 50周年記念   タップダンスシチー
46回 05年 3阪4芝22、国、定、指 3連単発売   スイープトウショウ
47回 06年 4京4芝22、国、定、指 代替京都    

【 考察 】

 今年の宝塚記念は、阪神に外回りコースを設置する工事を行う関係で京都での代替施行となる。

 まずは、過去の1着馬を振り返ってみたいが、検討するのは宝塚記念が「夏季競馬番組」に記載された02年からとしたい。
1着馬 直前加算(空白58K) 出走構成
02年  ダンツフレーム 4歳 安田記念2着 3歳あり、公営あり
03年 ヒシミラクル 4歳 天皇賞春 3歳あり
04年 タップダンスシチー 7歳 金鯱賞(59K) 牝あり
05年 スイープトウショウ 牝4歳 安田記念2着(56K) 牝あり、公営あり
06年 ????? ????? 公営あり、外なし
 (なお、直前加算はいずれも前走)

 勝つのは

 「前走、58K(牝56K)でG1連対の4歳馬」か、「前走で増量戦を勝った5歳以上馬」というところだろうか。

 ちなみに、前者で該当はディープインパクトのみ。

 というよりも、4歳馬がディープインパクトしかいないうえに、後者の該当馬はいない。

 そうなると、勝ち馬候補が1頭だけということになってしまう。

 一方の2着馬。
1着馬 直前加算(空白58K) 出走構成
02年  ツルマルボーイ 4歳 金鯱賞(57K) 3歳あり、公営あり
03年 ツルマルボーイ 5歳 金鯱賞2着 3歳あり
04年 シルクフェイマス 5歳 京都記念(57K) 牝あり
05年 ハーツクライ 4歳 大阪杯2着 牝あり、公営あり
06年 ????? ????? 公営あり、外なし

 1年おきだが、全て直前加算がG2の馬。
 該当するのは、03アイポッパー(目黒記念2着 57.5K)、04ダイワメジャー(マイラーズC)、09カンパニー(大阪杯 57K)、10シルクフェイマス(AJCC)、13バランスオブゲーム(中山記念 59K)の5頭。

 順番(?)からいけば、今年は57K勝ちとなるので、カンパニーということだろうか。

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 一方で、獲得賞金額1位で出走した馬も見てみたい。

 参考 宝塚記念 出走馬中、獲得賞金額1位馬成績
獲得賞金1位馬  金額 成績
02年  エアシャカール  19300 着外
03年 アグネスデジタル  42560 着外
04年 タップダンスシチー  32970 1着
05年 タップダンスシチー  46370 着外
06年 ディープインパクト  19075

 賞金額1位の馬が見事に馬群に沈む例が多く見られるが、今回のディープインパクトには該当しない。

 というのは1位馬が勝った04年を見ると一目瞭然。
 04年は最上段の表の通り、「日本中央競馬会創立50周年記念」のサブタイトルをつけて施行された真の1回きりの競走。

 今年の宝塚記念も今年限りの「京都」開催で、これまた1度きり。

 獲得賞金1位で出走するディープインパクト。
 この馬が古馬戦で歩んできた道は、必ず何らかの変更を仕掛けている。

日、レース名、着順 重量、騎手 競走変更点 当日変更点
12/25 有馬記念 2着 55 武豊   当日5R⇔6R
3/19 阪神大賞典 1着 58 武豊 別定規定 当日9R⇔10R
4/30 天皇賞 1着 58 武豊 第133回 当日9R⇔10R
6/25 宝塚記念 ? 58 武豊 代替京都  

 これまでは当日の施行順を入れ替えてきたが、今回は京都での代替開催ということで、最初から変更されている。

 この馬が勝って仏国遠征ということには何の支障もないだろう。

 したがって、この馬に◎を入れたい。

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 一方の相手馬だが、代替開催だからこそ通用する馬を狙いたい。

 候補筆頭にはコスモバルク。
 ここが代替京都という1回きりの施行条件でこそ通用する「前走海外G1勝ち」をここで持ち込むとみたい。

 その他では、天皇賞のコピーとなるリンカーン、直前加算が57KG2勝ちでディープと同枠配置されたカンパニー、目黒記念の位置づけが理解できていないがアイポッパー、国際戦加算歴がなく、条件戦58K勝ち歴を持つトウカイカムカムまであげたい。

【 買い目 】 馬連流し 計5点


【 結果 】
1着 ◎ 08 ディープインパクト 2着 -- 07 ナリタセンチュリー 3着 -- 13 バランスオブゲーム
( ○ 06 コスモバルク 8着(2着同枠) )

【 再考 】
 ズラズラとデータ等を並べて◎を入れたディープインパクトが圧勝する結果に終わった。

 しかし、問題は2着馬。
 直近1年間に加算歴を全く持たないナリタセンチュリーが食い込んだ。

 この馬というと、過去1年間に出走したレースが天皇賞春(12着)のみ。

 これを言い換えると、「過去1年間に賞金加算歴なし」「出走したレースは「指定」戦のみ」といったところか。

 1年間、加算歴を持たない馬が来るのはやはり代替開催ならではだろうか。
 
 もう1つ加えると、同枠馬○コスモバルクの存在があるだろう。
 以前に代替開催化したトライアルのないG1というと、02年に中山で施行されたJC、JCダート。

 JCの連対馬と1着同枠馬は外国馬。JCダートの2着同枠馬が公営在籍馬となっている。

 つまり、「JRA在籍馬ではない馬」が連対枠にいるということになるだろう。

 今回もこれに当てはめると、JRAに在籍していない馬はコスモバルク。
 この馬をキーにすべきということだったのだろうか。

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