●第36回 高松宮記念(G1)● 3月26日中京11R 芝1200m、国際、定量、指定 3月25日更新 変更点 賞金増額(9400→9500)、カク地TR阪急杯変更(1200→1400)、同オーシャンS変更(OP→G3)
【 過去4年経歴 】
【 考察 】 今年から本体賞金がスプリンターズSと同様に100万円かさ上げされたのだが、それと同時にカク地トライアルの2レースを変えてきたことに注目すべきだろう。 昨年まではトライアルも同距離(1200)でまさに特化レースといったところだったが、今年から阪急杯の距離を変更し、オーシャンSをG3化することで、昨年までのスプリンターズSのような格好のG1(トライアルはG3のみ、レースは2つで1つは同距離、1つは異距離)に変貌した。 今年からスプリンターズSのトライアルというポジションを追放されてしまったアイビスSDだが、記念すべき第1回(01年)の勝ち馬はメジロダーリングで、はじめてアイビスSDからのローテーションを受け入れた同年のスプリンターズSでも2着に食い込んでいる。 (ちなみに勝ち馬は同年の高松宮記念1着馬トロットスターで、この2頭だけが、同年春の高松宮記念出走歴を持っていた。) それだけならば、今年も同様にトライアル組ということになるのだが、残念ながら同距離G1ホースがいない以上、安直にはいけない事情もある。 では、ということになるが、出走馬でまともな経歴を積んできた馬がほとんどいない。 取消が発生したレースだったり、雪で代替開催したときの勝ち馬だったり、今年は存在しないレースで連対枠に入っていたり……といった馬ばかりだ。 そうなると、今年はそれらの馬でまとめられ、新規の1着馬となるであろうサンプリングホースの出現は1年待つと受け取りたい。 高松宮記念本体が変更されたのは、国際化された01年以来のことになる。 その01年は前年冬のCBC賞連対馬がそのままトレースされた結果となった。 今年から、CBC賞はG2の地位を剥奪され、さらには春番組に移行してハンデ戦化する。 その最後のCBC賞で同枠を組み、そのままゾロ目馬券を発生させた2頭が今回も同枠、しかもCBC賞と同馬番という異様な出馬表を目にすることとなった。 そこで、今回はこの2頭での決着もあるとみて、5枠から馬券を組む。 勝った馬を上位と見て、人気だがシンボリグランに◎、同枠のカネツテンビーに○とする。 新生トライアル戦だが、アイビスSD創設年に2着馬を排出した。 新設重賞というよりも、本番と距離の違うG3を勝ってきた馬ということで阪急杯勝ちのブルーショットガンを3番手。 18頭中3頭しかいない牝馬のうち2頭が同居、さらには2頭しかいないG1勝ち馬が同居した7枠。そこからは唯一の非G1馬でもあるCBC賞の3着馬シーイズトウショウを△。 そして押さえには唯一といっていい正規戦で連対してきたオレハマッテルゼ、条件戦からあがってきたマイネルアルビオンを押さえたい。 【 買い目 】 ◎から馬連流しと◎○△の3連複 計6点 【 結果 】 1着 × 11 オレハマッテルゼ 2着 -- 14 ラインクラフト 3着 △ 13 シーイズトウショウ ( ◎ 09 シンボリグラン 6着、○ 10 カネツテンビー 10着、▲ 08 ブルーショットガン 11着 ) 【 再考 】 予想をする段階で後手後手に回っていることは薄々感じていた。(ブログ参照) 結論からすれば、空洞化か新規1着馬の排出かどちらかとは見ていたが、正解は後者。 前者を選び、シンボリグラン、カネツテンビーの5枠両頭に重い印を入れた時点で馬券的敗北は決定していた。 1200mだけのトライアルから1200、1400の2距離でトライアルを実施する形に変更となったのだが、これは1200mを軽視してもよいというシグナルであったのだろう。 そうでなければ、1200m戦未経験の2頭で決まるということはなかったはずだ。 とはいえ、そう読めたとしても、ラインクラフトに重い印を入れることはできなかったので、いずれにしても負けですね……。 |