●第11回 秋華賞(G1)●
     10月15日京都11R 芝2000m、3歳、牝、混合、馬齢、指定

     10月14日更新
     変更点 なし(TRローズS中京施行)
09 アドマイヤキッス 55 武豊 01 キストゥヘヴン 55 安藤
02 ソリッドプラチナム 55 小牧 04 シェルズレイ 55 岩田

【 過去4年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
7回 02年 4京4芝20、3歳、牝、混、定、指 馬単・3連複発売 外枠発走 ファインモーション
8回 03年 4京4芝20、3歳、牝、混、馬、指 定量→馬齢   スティルインラブ
9回 04年 4京4芝20、3歳、牝、混、馬、指 3連単発売   スイープトウショウ
10回 05年 4京4芝20、3歳、牝、混、馬、指   8R⇔12R エアメサイア
11回 06年 5京4芝20、3歳、牝、混、馬、指      

【 考察 】
 まずは、過去の優勝馬がどのような路線を辿ってきたか振り返りたい。

  秋華賞TR 桜花賞馬 オークス馬 ローズS1着馬
00年 ティコティコタック (TR不出走) チアズグレイス 4着 シルクプリマドンナ 着外 ニホンピロスワン 着外
01年 テイエムオーシャン (TR不出走) テイエムオーシャン 1着 レディパルテル 3着 ダイヤモンドビコー不出走
02年 ファインモーション ローズS 1着 アローキャリー 不出走 スマイルトゥモロー不出走 ファインモーション 1着
03年 スティルインラブ ローズS 5着 スティルインラブ 1着 スティルインラブ 1着 アドマイヤグルーヴ 2着

04年 スイープトウショウ ローズS 3着 ダンスインザムード 4着 ダイワエルシエーロ不出走 レクレドール 着外
05年 エアメサイア ローズS 1着 ラインクラフト 2着 シーザリオ 不出走 エアメサイア 1着
06年 ???   キストゥヘヴン カワカミプリンセス アドマイヤキッス

 開始は秋華賞が現行の4日目に移設された2000年とした。
 ちなみに、途中で線引きをしたが、04年からローズSが3日目に日程移設されているためである。

 さらに秋華賞の歴史をさかのぼってみると、ローズS1着馬が秋華賞で連対した年には共通点が浮かび上がる。

年、秋華賞着順、馬名 備考
97年 2着 キョウエイマーチ 桜花賞の1着、2着馬の着順裏返しによる決着
98年 1着 ファレノプシス 「5回京都」施行
02年 1着 ファインモーション ローズSのコピー決着、外枠発走
03年 2着 アドマイヤグルーヴ 牝馬2冠馬出走、4日目施行ローズS最終年
05年 1着 エアメサイア ローズSのコピー決着

 こうなると考えられることは、ローズS1着馬アドマイヤキッスが起用されるなら、何かが起きるということになるだろう。

 そして、その可能性は今年が「5回京都」施行という点や、03年以来となる桜花賞馬、オークス馬、ローズS、紫苑S各1着馬の出走揃い踏みという事実から見ても、十分あるのではないか?と考えられる。

 そのローズS1着馬アドマイヤキッスは、今年の「第66回」桜花賞2着馬。
 桜花賞馬キストゥヘヴン、チューリップ賞やローズSで2着となったシェルズレイとの再決着という形なら、可能性はあるだろう。

 今回はあえてこの形に期待したい。
 そのため◎はアドマイヤキッス。相手本線には桜花賞で相手を組んだキストゥヘヴンをあげる。

 その後は、奇数日施行のチューリップ賞、ローズSの決着よりも、「対古馬加算→TR負け」のソリッドプラチナムをあげ、シェルズレイは押さえまでとしたい。

 今回は「5回京都」開催となっていることが引っかかることもあり、こういった解釈をさせてもらった。

 カワカミプリンセス−フサイチパンドラのオークス組の決着や帰国子女のアサヒライジングの劇走という可能性はゼロではないだろうが、これらを見ることになったら素直に諦めたいが、万が一の押さえとして枠連3−8の1点は買ってもいいかもしれない。

【 買い目 】 馬連流し 3点


【 結果 】
1着 -- 12 カワカミプリンセス 2着 -- アサヒライジング 3着 -- 05 フサイチパンドラ
( ◎ 09 アドマイヤキッス 4着、○ 01 キストゥヘヴン 6着、▲ 02 ソリッドプラチナム 10着 )  

【 再考 】
 今回は「5回京都」「第11回」に拘ってアドマイヤキッスに◎を入れたが、本文の最後に書いたことが現実となり、これまた本文に書いたとおり素直に諦めたい。

 予想を立てる段階で、ローズS組での決着か、その他組での決着かというどちらかになったのだが、今回は5回京都施行ということが引っかかったため、代替開催のローズS組を重視したが結果は真逆。

 そして、オークスの1着〜3着馬で秋華賞の1着〜3着を独占。

 しかも連対枠入りした5頭にはいずれもローズS出走歴はなく、この連対枠(6枠、8枠)の両枠だけにはローズS出走馬がいなかった。

 秋華賞の結果が発したメッセージは「代替中京開催のローズS出走歴はいらない」ということ以外ないだろう。

 1着枠の6枠には「紫苑S2着馬とオークス1着馬」という秋華賞への優先権を持つ馬で構成されたことが大きいのではないだろうか。

 この痛烈なメッセージを知ったことがすべてであり、これ以上書くことはありません。
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