●第67回 菊花賞(G1)● 10月22日京都11R 芝3000m、3歳、牡牝、馬齢、指定 10月21日更新 変更点 なし(TR神戸新聞杯 代替中京施行)
【 過去4年経歴 】
【 考察 】 2年連続で3冠馬が現れるかどうか、焦点はその1点に尽きるだろう。 ■ タテに見る まず、馬齢施行となってからの3年間の勝ち馬は初勝利が芝2000mだった。 今回の出走馬18頭では、内枠からトーホウアラン、ネヴァブション、マルカシェンク、フサイチジャンク、アペリティフ、トウショウシロッコの6頭。 上位人気となるメイショウサムソン、アドマイヤメイン、ドリームパスポートの3頭はいずれも入っていないのが気にはなる。 ■ ヨコに見る 今年の3歳牡馬「指定」路線は同じ馬を重ねて起用することが多い。 (赤字は菊花賞出走馬)
上表を見ていただければ一目瞭然だが、メイショウサムソンが出走したレースは、「何かのレースの裏表」か「TR1着馬どうし」というほぼワンパターンの組み合わせとなっている。 そうなると、裏表となることができるドリームパスポート、アドマイヤメイン、タガノマーシャル。 この3点でオシマイということになる。 しかし、ひっかかるのが開催回数もゾロ目開催等ではなく、当日の変更もない。 秘かに取消が発生するのではないか?とも思っているが、コピー決着で空洞化させるなら特段、必要はないだろう。 -------------------------- もう1つ、「2年連続での3冠挑戦」となると、昨年の3冠馬ディープインパクトとの対比も考えられる。
2頭が通ってきたステップが全く違っていることに注目したい。 サムソンは皐月賞前には別定G3を挟み、皐月賞TRもディープの弥生賞に対してスプリングSを通ってきた。 今回は神戸新聞杯を通ってきたことが共通しているが、今年は「代替中京」でのもので、しかも着順を分けている。 別路線での3冠馬とするのなら、十二分に可能性はあるだろう。 --------------------------- さらに、クラシックとは別物だということはわかっているが、先週の秋華賞との対比。 3歳牝馬路線は今年、トライアルでの優先権獲得馬どうしできまったことは全くなかった。 逆に牡馬路線はひらすらコピー路線を繰り返している。 この点をどう扱うかも鍵だろう。 --------------------------- 最後のオマケがナリタブライアン。 彼もダービー勝ち後、最終のTR京都新聞杯を2着に負けてから菊花賞を勝った。 しかもこの京都新聞杯は「阪神施行」。 何かメイショウサムソンとダブったところを感じる。 しかし、致命的な違いは、その後の菊花賞が「第1回京都」という空前絶後の開催だったこと。 ■ 結論 支離滅裂な文章となったのだが、これはそれだけ迷ったということで受け取っていただきたい。 ちなみに、当日の施行順変更や出走取消といった何らかの変更をかけてサムソンの3冠達成!という見方をしていたが、土曜夜の時点では何も変更なく行われる。 そうなると考えられることは、何かのレースのコピーをして空洞化すること。 これまでと同様に、今年の牡馬クラシック路線は最後まで、同じ馬を起用してくる可能性があるということで受け取りたい。 もう1つ考えられることとしては、牡馬の出走できる3歳G1では、トライアル1着馬の入った枠を重視している傾向が今年は見られる。 それらのことが気になるので、今回は最後までメイショウサムソンが引っ張ると考えた。 (ただし、勝つかどうかというのは別物です) 同枠に春のクラシック未出走、古馬定量戦負け、秋のトライアル勝ちとサムソンと逆の経歴を持つトーセンシャナオーが入ったことをプラスに受け取り、サムソンを軸として考えたい。 相手には、皐月賞のコピーとなるドリームパスポートやダービーのコピーとなるアドマイヤメイン、それに皐月賞3着となったフサイチジャンクを絡めて、何かのレースの二の舞を見せる可能性が大。 他の馬では厳しいかもしれないが、大穴候補としては、やはり今年から見られる「古馬定量戦芝1000万下」を勝ちあがったアクシオン、タガノマーシャルを押さえたい。 (いまどき、京都2歳Sのコピーでマルカシェンク−ドリームパスポートの組合わせはないでしょうが……) 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 -- 18 ソングオブウインド 2着 ○ 13 ドリームパスポート 3着 ▲ 05 アドマイヤメイン ( ◎ 12 メイショウサムソン 4着 ) 【 再考 】 結果としては、神戸新聞杯の3着→1着。 何かのコピーかも?という意味合いで文章を書いたが、ソングオブウインドを無印にしていたためはずれ。 そして、これは皐月賞の時の裏返し。 (皐月賞はスプリングSの1着→3着での決着でしたね) 予想時に危惧していたメイショウサムソンの「前走2着優先権」は行使されなかった。 どうしても、ナリタブライアンのときがオーバーラップしてたので、今回も使ったのだが、これが通用したのはブライアンの菊花賞が「第1回京都」ということが大きいのだろう。 そして、今年の牡馬クラシックは同じ馬を続けて起用したが、結局「前走2着」は起用されなかった。 最後くらいはひっくり返してくるという予想はしていたが、残念ながらそうはいかなかった。 |