●第7回 ジャパンカップダート(国際招待)(G1)● 11月25日東京11R ダート2100m、国際、定量、指定 11月23日更新 変更点 なし(備考 本年外国招待馬なし)
【 過去5年経歴 】
【 考察 】 「国際招待」と銘打っていながら、外国招待馬が1頭もいないレースとなった。 これは、「国際」と書きながら外国馬の出走がゼロという、よく見る出来事とは違ったことと受け取っている。 そのレースを分析していくわけだが、まずは前年の1着馬が不出走で、2着馬シーキングザダイヤが出走する。そういった形式のレースは今年のG1では高松宮記念のみ。 その高松宮記念では前年2着馬キーンランドスワンはどこにもおらず、勝ったのはリニューアルされた阪急杯3着のオレハマッテルゼだったのだが、トライアルレースとして位置づけられている阪急杯、オーシャンSの1着馬はともに出走していたゆえ、このレースと同じ形で括るわけにはいかないだろう。 今回だが、直行便として使われるはずのJBCクラシック、武蔵野Sの1着馬はともに不出走。 2月のフェブラリーS1着馬も不出走。 しかし、これはある意味で当然なのかもしれない。 というのも、JBCクラシックは来年の大井2000施行が、フェブラリーSは来年からの国際化が、武蔵野Sは来年から別定規定を変更させることがすでに決定済。 そういった来年は同じ形で実施が出来ないレースの勝ち馬を排除したいがために、外国馬を排除する形をとったのではないだろうか。 そうなると、考えられることは2点。 1つは新キャラクターを用意する。もう1つは、コピー戦で空洞化してしまう。 どちらかだろうが、前者に該当するキャラクターは事実上いない。 後者にうってつけのキャラクターとしてはやはりシーキングザダイヤだろう。 この馬の2着8回はすべてダートG1という珍記録の持ち主だが、負けた相手がタイムパラドックス2回、アジュディミツオー2回、カネヒキリ2回、メイショウボーラー、ユートピア各1回と、同じ馬に負けている。 逆に言えばタイムパラドックスの不在がこの馬のG1勝ちに貢献するかもしれない。 同枠に配置された「JBCマイル」という珍妙な競走を勝ったブルーコンコルドが来たのも、時代を空洞化し、来年はリニューアルという姿勢を見せているものとして受け取りたい。 また、昨年まではJBCクラシック1着馬が必ずJCダートに出走し、大井施行で馬券対象となっていることが条件ともなっていたが、JBCクラシック1着馬が出走しない以上、大井以外でJBCクラシック連対馬がはじめて連に絡むことも考えられる。
長々と前説を書いてしまったが、◎はJBCクラシック2着馬のシーキングザダイヤに入れる。 一方の相手だが、筆頭にはハートクリスタルをあげる。 シーキングを頭にする以上、取消戦ブリーダーズGCの勝ち馬を入れるのは筋ではないだろうか。 その後は、ブルーコンコルド、メイショウバトラーのJBCマイル組と、非枠連併売戦の大沼S勝ちを直前加算としたフィールドルージュ、武蔵野Sで2年連続連対を果たしたサンライズバッカスまで押さえたい。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 -- 04 アロンダイト 2着 ◎ 07 シーキングザダイヤ 3着 × 15 フィールドルージュ ( ○ 13 ハードクリスタル 8着、▲ 06 ブルーコンコルド 9着 ) 【 再考 】 シーキングザダイヤを狙い撃ちにしたのはあっていた。 JBCクラシック1着馬タイムパラドックスが故障で不在。 こういうときだからこそ、川崎で2日間にわたって行われたJBCの威力が発揮されるときだろう。 一方、2着馬アロンダイト。 最後の最後で、翌年に負担重量を変更する武蔵野Sで2着に入ったサンライズバッカスと評価を入れ替え無印として失敗。 この馬は5連勝でG1まで上り詰めたが、500万下を勝った京都戦が代替開催でのものだったことと、前走の銀蹄Sがハンデ戦だったこともあって、評価を下げたのだが、これは失敗。 連闘でオースミヘネシーが出走したことが気になった。 アロンダイトとオースミヘネシーに揃って1600万下ハンデ戦1着歴があり、1600万下定量戦1着歴を持つラッキーブレイクが回避したことで、直前加算が「条件、定量戦」の馬がいなくなったことがきっかけだったが、オープン歴を持たずにここへ臨んだことを素直に狙ってもよかったのだろう。 |