●第23回 フェブラリーステークス(G1)● 2月19日東京11R ダート1600m、混合、定量、指定 2月18日更新 変更点 なし
【 過去4年経歴 】
【 考察 】 ■ タテに見る このレースの過去4年間の勝ち馬(すべて1番人気)を見ると、全馬が「過去1年以内に古馬条件戦未経験、前走で1着枠入りのうえ、自身が連対」となっている。 一方の2着馬は、「過去1年以内にダート重賞連対歴あり、ダートG1出走歴あり」を求めているようだ。
そうなると、出走を予定している馬では、1着馬候補としては、アジュディミツオー、カネヒキリ、リミットレスビッドの3頭。 2着馬候補はほぼ全馬となり、数も多いため割愛するが、この条件を満たせない馬が、ヴァーミリアン、タイキエニグマ、タガノゲルニカ、トウショウギアと4頭おり、彼らは1着候補にも入っていないので選からは外したい。 ■ ヨコに見る サンプリングレースとして考えられるのは、「指定」で「公営馬向けトライアルのないG1」。 該当するのは、フェブラリーS、宝塚記念、JCダートにJC、有馬記念の5レースとなる。
サンプルレースの連対馬はすべて前2走以内の重賞連対が条件となっているが、フェブラリーSと有馬記念は他の3つとは違って「混合」戦となっている。 その視点から見れば、「前走1着馬 vs 前走G1の2着馬」という構図が成立するだろう。 そうなると、今回の出走馬では「前走1着馬」がアジュディミツオー、カネヒキリ、タガノゲルニカ、リミットレスビッドの4頭、一方の「前走G1で2着馬」はシーキングザダイヤただ1頭となる。 そのため、今回は1頭しかいない「前走G1の2着馬」として出走するシーキングザダイヤを軸として◎にしたい。 とはいうものの、昨年のフェブラリーSは「22回」のゾロ目開催。有馬記念当日は当初の予定から5Rと6Rを入れ替えて施行している。今回は施行順変更が一切ないので、同一視するのは危険ではないか、との声が上がってもおかしくはない。 しかし、えてしてそういう手を打ってくることがある。 なぜ? 答えは簡単。 来年「国際化」してしまえば、全ておしまいなんです。 東京大賞典の連対馬2頭をそのままトレースする形で「55回、取消戦」の川崎記念をまとめました。 同じことがここでおきても(つまり3回目の組み合わせとなっても)不自然ではない。 ちなみに、相手候補ですが、タテ、ヨコともに該当する3頭は外せないだろう。 順位付けとしては、東京大賞典、川崎記念の表裏となったアジュディミツオーが筆頭、JCダートの表裏となるカネヒキリが番手。 3頭しかいない地方競馬場での出走歴を持たない馬のうち、2頭が1枠に同居した。昨年のメイショウボーラーと流れは同じで気にはなるが、この枠からは、レース名は同じだが中身が違う2レースを連勝してきたリミットレスビッドとしたい。
最後に、候補には挙がらなかったが、前年の1,2着馬が同枠配置される枠順となったことで、枠のゾロ目がありうるとみて、前年の1着馬メイショウボーラー、「8日目施行のJCダート、名古屋のJBCクラシック」など1回限りのレースでやたら走るタイムパラドックスを押さえたい。 なお、今回は無印としたヴァーミリアン。 今年から国際化されたというのならば、新時代の到来とみて即座に狙いたいが、混合戦ということで今回は見送りたい。 この馬が来て、新時代の到来というシナリオも考えられる。 その場合は、相手はタイキエニグマかタガノゲルニカ、それにサンライズバッカスではないだろうか。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 ▲ 14 カネヒキリ 2着 ◎ 09 シーキングザダイヤ 3着 -- 03 ユートピア ( ○ 07 アジュディミツオー 7着 ) ( 馬連:660円。 参考 馬単:1090円 ) 【 再考 】 配当は660円と安いが、3、4番人気の馬を無印にしてのものなので、これでいいと受け取りたい。 サンプルであげたように、「前走1着馬 vs 前走G1の2着馬」という組み合わせになった。 4歳馬のカネヒキリと昨年の2着同枠馬が組んだ枠と昨年の1着、2着馬が組んだ枠とでの結末であり、馬としては昨年のJCDと同じ結果。 馬名だけ見れば、JCダートと同じ結果。 同じ組み合わせを多用することで、他馬の可能性を排除する。 一昔前のテイエムオペラオー&メイショウドトウと同じ形を見せた。 フェブラリーSという名前のJCダートを見せられたわけだが、ここでこの手を使わざるを得なかったということは、このレースも国際化に向けて動き出したということだろう。 馬券、印に関して言えば問題はなかったが、名古屋のJBCスプリントを勝ったブルーコンコルドを無印にするならば、×タイムパラドックスを無印にしても良かったと思うと、ちょっと悔いが残る。 |