●第58回 朝日杯フューチュリティステークス(G1)● 12月10日中山11R 芝1600m、2歳、牡牝、混合、馬齢、指定 12月9日更新 変更点 なし
【 過去5年経歴 】
【 考察 】 過去11年間で枠連ゾロ目決着が4回、さらには細かいマイナーチェンジも数多くされているが、現在の「朝日杯FS」という名称になってからの1着席はオープン(重賞)勝ち歴を持つ馬しか座っていない。
しかも勝ち馬にはすべて「別定」戦の勝ちクラがある。 ちなみに、今年の出走馬では、下表の5頭。
この中では唯一秋番組デビューを果たしたマイネルシーガル、そして「重賞勝ち、別定戦未経験」のゴールドアグリの存在が気になる。 しかし、昨年までは新馬券を売り出したり、取消が発生したりと何らかの変更があったことも事実。 現時点では、取消等の変更や来年の設計変更は発表されていない。 そうなると、何らかの違いが発生するのではないだろうか。 そこで考えたくなるのは、先週の阪神JF(記念競走)との違い。 先週の阪神JFは1勝馬の枠が勝ち、2着には唯一の重賞勝ち馬が入った。
据え置きで変更がない朝日杯FSでは、その逆がおきてもおかしくないだろう。 考えられることは、ウオッカの逆→「500万下勝ち」 アストンマーチャンの逆→「2つ目の優先権獲得に失敗」 前者は、01ジャングルテクノ、07フライングアップル、08アドマイヤホクト、10エーシンビーエルの4頭になる。 後者は説明が必要かもしれない。 地方在籍馬向けの規定だが、夏季番組の2歳S(函館、小倉、新潟、札幌)の1着馬は阪神JF、朝日杯FSに優先出走できる。 同様に、秋番組では重賞の連対馬に与えられる。 阪神JFに出走したアストンマーチャンは小倉2歳S、ファンタジーSを勝ち、2枚の優先権を独り占めした。 一方、ここに出走するゴールドアグリ。 新潟2歳Sを勝ったが、京王杯2歳Sで2枚目のチケット獲得に失敗した。 同距離戦歴のなかったアストンに対し、同距離デビューのゴールド。 このコントラストは評価できる。 結論としては、これまでの変更を重ねた年との違いはあるだろう。 本命は唯一の秋番組デビューでオープン勝ちのあるマイネルシーガル。 同枠馬コアレスレーサーが唯一の「500万出走→勝ちなし」という点も評価したい。 唯一の重賞勝ち、別定歴なしで出走するゴールドアグリを相手筆頭。 1着馬不出走の東スポ組の2着、3着馬をその後にあげたい。 3連勝のオースミダイドウ。 デイリー杯組で纏め上げること以外は狙いづらいので評価をさげたい。 【 買い目 】 馬連上位4頭ボックス 6点 【 結果 】 1着 ▲ 03 ドリームジャーニー 2着 × 09 ローレルゲレイロ 3着 × 11 オースミダイドウ ( ◎ 12 マイネルシーガル 6着、○ 02 ゴールドアグリ 8着 ) ( 参考:馬連 3750円、馬単 6730円、3連複 2020円、3連単 18250円 ) 【 再考 】 やはり500万に出走可能な1勝馬と同枠配置されたことで◎マイネルシーガルには厳しかったのだろう。 今回の朝日杯FSは記念競走化した阪神JFを裏返しにした部分をみせた。 阪神JFを勝ったウオッカは「秋番組、同距離無冠新馬戦」デビューの1勝馬でオープン未経験に対し、▲ドリームジャーニーは「夏番組、異距離混合新馬戦」デビューの2勝馬で500万未経験、オープン勝ちあり。 同枠の○ゴールドアグリも2勝馬で500万をパスして重賞を勝った。 一方の2着枠は想定外。 ローレルゲレイロは来るならオースミダイドウとのコピー戦以外は考えづらかった。 オープン在籍とはいえど、1勝馬という点を軽視したものであり、かつ、同枠配置のアドマイヤホクトが2戦2勝だが、いずれも枠連ゾロ目の1着。 阪神JF2着のアストンマーチャンに重賞2着歴がないことの裏返しということなのだろうか? しかし、それならフライングアップルでOKでもよかったのではないだろうか。 まだ、これは理解できないですね……。 |