●第9回 富士ステークス(国際G3)● 
    10月21日東京11R 芝1600m、国際、別定、指定

    10月20日更新
    変更点 別定規定変更
15 インセンティブガイ 56 横山典 08 テレグノシス 58 大野
02 マイネルスケルツィ 56 柴田善 16 エアシェイディ 56 安藤
× 10 サンバレンティン 56 佐藤哲 × 13 スズカフェニックス 56 武豊

【 過去4年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
5回 02年 3中5芝16、国、別、指 代替中山、馬単・3連複発売、国際認定   メイショウラムセス
6回 03年 3東5芝16、国、別、指 代替戻り   ミレニアムバイオ
7回 04年 4東5芝16、国、別、指 3連単発売、別定規定変更   アドマイヤマックス
8回 05年 4東5芝16、国、別、指 賞金減額(4300→4100)   ウインラディウス
9回 06年 4東5芝16、国、別、指 別定規定変更 1R⇔2R  

【 考察 】

 あらかじめお断りしますが、難解なレースとなり、スジの通った文面となっていないことをご了承いただきたい。

 このレースはG3だが、その後のG1に公営馬への優先権を与えるレースでもあり、また、レースの勝ったグレードに応じて負担重量が増量される別定規定となっている。

 そういったレースが他にあるかというと、該当するのは阪急杯。

 その阪急杯は今年から1400に距離を変更し、別定規定を変更したが、 前年までとは全く違う形での決着を見せている。
 それまでの6年間は、直近1年間にオープン連対歴を持ち、かつ古馬条件歴のない馬が勝っていたが、今年はその両方を否定した馬が勝っている。

 これが距離変更を伴うものなので判断には迷うが、こちらも昨年までと同じような経歴の馬が勝つとは考えづらい。

 富士Sのレースの1着馬の歴史を紐解いてみると、過去1年間に古馬条件歴を持った馬が勝ったのは「中山」施行だった年のメイショウラムセスのみ。

 一方、2着馬には3連複発売後は古馬条件戦歴を求めている。

 阪急杯の結果や古馬芝「指定」戦の結果を見ると、前年とは違った形での決着が多く見られることもあり、今年はこれを真逆にする結果がもたらされてもいいだろう。

 そこで今回だが、過去1年間に古馬条件戦からG1出走まで一気に駆け上がったインセンティブガイという名前が見える。

 本来なら次週のスワンSで見てもいい馬のはずだが、ここに出走したことを問いたい。

 同枠馬が同じように古馬条件歴を持つスズカフェニックスと1年間ほとんど何もしていないダンスインザモアということもあって、今回はこの馬から入る。

 相手筆頭、通年オープンでこれまた1年間ほとんど何もしていないテレグノシスとG1へのステップ戦という意味合いからNZT勝ちで2K増となったマイネルスケルツィをあげたい。

 あとは過去1年間では重賞2着馬が3頭同枠配置される珍しい形を見せる8枠から、人気のエアシェイディと古馬条件戦歴の並んだ5枠から前走勝ちを評価してサンバレンティンに印を入れたい。

 最後に、今回、枠連ゾロ目となる結末を見せるならスズカフェニックスを相手にするだろう。

【 買い目 】 馬連流し 計5点


【 結果 】
1着 -- 12 キネティクス 2着 △ 16 エアシェイディ 3着 × 13 スズカフェニックス
( ◎ 15 インセンティブガイ 12着、○ 08 テレグノシス 6着、▲ 02 マイネルスケルツィ 13着 )

【 再考 】
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