●第20回 中日スポーツ賞ファルコンステークス(G3)● 3月11日中京11R 芝1200m、3歳、混合、別定、指定 3月10日更新 変更点 6月2回8日→3月1回3日、特指→指定、別定規定変更
【 過去4年経歴 】
【 考察 】 日程が3ヶ月繰り上がり、「NHKマイル負け組 vs 遅れてきたスプリンター」の構図から、NHKマイルCへのステップレースへと変貌した。 そこで、ここまで行われた現在の3歳別定G3路線がどうなっているかを簡潔にまとめてみた。 資料1 全体像
資料2 1着馬経歴
注 1着馬名欄の赤字は増量馬、その後の赤字は前走。 これを見ると、祝日競馬のシンザン記念とその他で大きく分けることができるだろう。 シンザン記念以外はすべて500万未経験のオープン連対馬を1着席に求めている。 1着賞金4200万の共同通信杯ときさらぎ賞は、直前連対が何らかの変更のあるOPもしくは重賞となっているが、4000万のレース群はそうではない据置戦連対歴を求めているようだ。 しかし、ファルコンSは指定戦。これまでの「特指」戦とは違うので、これまでの裏返しがあってもおかしくないだろう。 これまでの1着候補馬全馬にあったのが、オープン出走歴。 これの裏返しを取る。 つまり、オープン未経験馬を狙う。 そこで、今回は「芝500万勝ち、オープン未経験」となるレッドスプレンダーを軸にしたい。 実は、この馬が辿ってきた経歴はもう1つの裏を持つ。 先週からG1トライアルが始まったが、このレースはチューリップ賞、弥生賞の裏をも担当する。
チューリップ賞、弥生賞は「勝った騎手、調教師、馬主が全て一緒」という珍しい結果だったが、この2頭には共通点が他にもある。 ・ デビューは夏番組。そして初勝利は北海道。 ・ 500万下をパス ・ 春番組の馬齢戦は初出走。 といったところか。 この3つの「裏」は何か? ・ 秋番組以降のデビュー ・ 500万下出走歴あり ・ 春番組の馬齢戦出走歴あり。 ではなかろうか。 秋の福島で減量騎手デビュー、1月の中山で500万下を卒業というのは、これら2頭の逆になる。 他馬が出走を回避したおかげで、この条件を満たす馬はタガノバスティーユ、ナムラアトランテスとレッドスプレンダーの3頭しかいない。 この点からも、レッドスプレンダーで狙いが立つので、この馬を◎としたい。 一方の相手馬。
見て気づくのは、500万下に出走していた場合は勝っていること。 となると、500万出走→勝ちクラなしという馬の存在が気になる。 今回の出走馬14頭で該当する馬は、プラチナローズとウエスタンビーナスだが、オープンで2着歴までしか持っていないウエスタンを上位視したい。 あとは、500万下を枠連ゾロ目1着で勝ちあがった2頭が同居した5枠の2頭を押さえるが、この2頭を押さえるのならば、ナンヨーノさがと似た経歴を持つタガノバスティーユも付け加えておきたい。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 × 06 タガノバスティーユ 2着 -- 04 アイアムエンジェル 3着 ◎ 01 レッドスプレンダー ( ○ 14 ウエスタンビーナス 4着、▲ 07 プラチナローズ 14着 ) 【 再考 】 あっさりと撃沈した。 勝ったタガノバスティーユは本文中にあげたように、「秋デビュー、500万歴あり、春番組馬齢戦出走歴あり」の3要素を満たすので狙ってもよかったのだが、昨年のさざんかS出走歴と前走の萌黄賞枠連ゾロ目1着がひっかかったので評価をさげた。 新しくしたのだから、取消戦や枠連ゾロ目戦1着歴などのような、キズのある経歴を持つ馬を軽視していたことは事実。 とはいえ、チューリップ賞のアドマイヤキッス、弥生賞のアドマイヤムーンにはない、「オープン全戦(1戦しかしてないが)負け歴」を評価する手もあっただろう。 だが、それ以上に2着のアイアムエンジェルを読めなかった。 初勝利が6頭立で馬連未発売の未勝利戦、2勝目が出走取消のあった500万下。 おまけに前走が公営重賞2着でJRAでは夏季番組しか出走歴がない。 この馬を推す材料はまったくといっていいほどなかった。 来年は1週間遅らせたり、馬齢戦化するのだろうか? 今回は全く読めなかった。 |