●第39回 日刊スポーツ賞 シンザン記念(G3)● 1月10日京都11R 芝1600m、3歳、混合、別定、特指 1月9日更新 変更点 3連単発売、祝日施行
【 過去3年経歴 】
【 考察 】 日程の関係もあるのだろうが、3年連続での祝日施行となった。 勝ち馬は8年前のシーキングザパールが海外勝ち、3年前のタニノギムレットがダービー馬となり、10年前のメイショウテゾロと5年前のダイタクリーヴァがマイルCSで2着になるなど、G1でもそこそこの成績をおさめる馬も多く、今後どうなるかは見ておきたい。 さて、本題に入りたい。 過去10年間のこのレースで5勝2着1回というシンザン記念ならぬ武豊記念とでもなっているようなレースで、今回も小牧から乗り替わるペールギュントに騎乗するが、いい馬を引いたといっていいであろう。 早々の結論であるが、この馬が◎である。 その根拠は、この時期に施行されることがあげられる。 「3歳」という表記になって最初の重賞ということは、それまで、つまり「2歳」のころの戦歴を問われることになる。考え方とすれば、2歳総決算となる朝日杯FSと同じであり、その朝日杯とラジオたんぱ2歳Sが違った結末を見せたように、このレースと来週の京成杯と何らかの違いを見せる必要があるはずではないだろうか。 朝日杯では2歳夏番組を経由した2頭が青帽でゾロ目決着となり(ちなみに阪神JFも赤帽の夏番組経験馬のゾロ目だったが)、4着馬までは夏番組での賞金加算歴を持っていたはず。逆にラジオたんぱ2歳Sは夏番組経験馬には全く出番がなく、秋デビューのヴァーミリアンとローゼンクロイツで決着した。 今回も同じ流れで来ると見たい。 となると、2歳夏番組経験馬を探すということになるが、該当する馬は01ビッグタイガー、02ペールギュント、04マイネルハーティー、09ディープサマーのわずか4頭。この4頭で勝負と見ている。 ここからはビッグタイガーに2歳重賞の経験がないことから割引、マイネルハーティーも500万下の加算歴までのため評価を下げると残ったのはディープサマーとペールギュント。 シンザン記念が祝日施行となっていることを踏まえると、全戦馬連発売戦で出走しているディープサマーよりも、7頭立ての未勝利戦(馬連未発売(今年からは枠連未発売になる)レース)を勝ち、出走取消のあったデイリー杯2歳Sを勝ったペールギュントのほうが、こちらを回収するのには相応しい経歴となるであろうから、今回はこちらを上位に評価したい。 相手であるが、同じように2歳戦重視でペールギュントにない500万加算歴を持つマイネルハーティーを○、ディープサマーを▲、重賞未経験だが2歳未勝利戦勝ちにもかかわらず、最初の開催(6月3回阪神)で未勝利を卒業できたビッグタイガーを△としたい。 今回は秋番組デビューの馬にはあまり魅力を感じないが、1頭あげろというならば、ペールギュントの勝ったデイリー杯2歳Sで2着のライラプスであろう。あとはマイネルハーティーと組んだマルカジークのマル市戦のみの加算歴、ディープサマーと組んだデポジットブックの枠連ゾロ目初勝利が経歴でどのようにいかされるのか注目したいが、この2頭は同枠馬までと見て無印としたい。 【 買い目 】 馬連流し 計4点 【 結果 】 1着 ◎ 02ペールギュント 2着 ○ 04マイネルハーティー 3着 -- 05マルカジーク ( 馬連 480円 )( 参考:馬単 610円 ) 【 再考 】 配当は安いとはいえ、本線的中なので申し分ない。 最初に書いたとおり、まさに武豊記念(10年間で6勝、しかも4連覇)と名前を変えたほうがいいようなレースであった。 朝日杯FSに出走した4頭が1着から4着と、施行時期を考えれば2歳戦実績を問うのは当然の結果であった。 |