●第27回 新潟大賞典(G3)● 5月15日新潟11R 芝2000m、国際、ハンデ 5月12日更新、14日馬番追加 変更点 国際化、3連単発売、賞金減額(4300→4100)、角指定→なし
【 過去3年経歴 】
【 考察 】 国際化プログラムに基づいて、今年から国際化されたが、これまでにこのレースと同じ条件(国際化、賞金減額のハンデ戦)で施行されたレースはない。 まず、国際化されたG3で見ると、指定戦の有無、賞金減額の有無を問わず、勝ち馬は全部それまでに重賞連対歴を持っている。
さらに、「国際化されたハンデG3」戦という視点で見るとサンプルは中京記念。
次に「国際化と賞金減額があるG3で、指定戦・牝馬限定戦でない」という視点で見るとサンプルは55回東京新聞杯。
この2レースは連対馬2頭の前走が同じ重賞で、勝ち馬にはハンデ戦1600万下での加算歴とオープン出走歴を持っている。 この視点から見ると、勝ち馬はこれまでに重賞連対歴を持っている馬から選ぶのが妥当で、かつ今回と同じように、「国際化され、カク地の牡馬が何を間違っても出れないレース」という視点で見ることによって、東京新聞杯、中京記念をサンプルとするのが妥当であろう。 メガスターダム、ハットトリックともに、新馬券発売下で賞金を加算しており、なおかつ重賞連対歴の有る馬が来ている。 今回、これに該当する馬は弥生賞2着で重賞連対歴をクリアし、オリオンS勝ちで新馬券戦1600万下の加算歴もクリアしたスズノマーチのみ。 なお、データ面では心配な面がある。 恐らく1番人気になるだろうが、過去の新潟大賞典で「藤沢和厩舎の1番人気、前走勝ち」は3年前のダイヤモンドビコーと昨年のヤマノブリザードと2頭いてともに人気を裏切っている。 ただし、牡馬換算でトップハンデとなっていた2頭に対し、今回のスズノはトップハンデではないので、その点だけが頼りになる。 一方の相手馬だが、中京記念の2着馬サンライズペガサスには「混合」大阪杯1着歴、東京新聞杯2着馬キネティクスは「7日目メイン施行のキャピタルS1着歴」とサンプルにあげた2レースは、ともに2度とないオープンでの1着歴を持っていた。 そのようなキャラクターの馬を探すと、昨年の「非混合」福島記念1着馬のセフティーエンペラ、「非混合」新潟大賞典に「混合」エプソムC1着歴を持つマイネルアムンゼンとなるので、この2頭を○▲としたい。 さらには、別定1600万下を2勝する珍妙な経歴の持ち主エアセレソン、ハンデ戦絡みだが1600万を同じく2勝しているツルマルヨカニセ、さらにはオープンの古馬オープンのキャリアをここからスタートさせるプライマリーケアを△として、今回の印はこの6頭とする。 【 買い目 】 馬連流し 計5点 【 結果 】 1着 △ 14 エアセレソン 2着 -- 08 カンファーベスト 3着 △ 04 プライマリーケア ( ◎ 16 スズノマーチ 6着、○ 01 セフティーエンペラ 14着 ) 【 再考 】 心配していたことは現実に起きた。 スズノマーチのデータもそうなのだが、それよりもセフティーエンペラが失速したこと。やはり無冠最終戦の福島記念が響いたと見るのが妥当であろう。 一方、勝ったエアセレソンだが、同枠ツルマルヨカニセとともに1600万下勝ちの経歴で枠を構成したのがよかったのか初重賞を手にすることとなった。ツルマルではなく、エアだったのはやはり別定1600万あがりという点ではなかろうか。 カンファーベストが2着となったが、通年オープンの実績が利いたかどうかは考察する必要があろう。 同枠馬エリモマキシムのカシオペアS勝ち歴が影響したと考えることが妥当なのかもしれない。 |