●第19回 根岸ステークス(G3)● 1月29日東京11R ダート1400m、国際、別定、指定 1月28日更新 変更点 国際化、3連単発売、賞金減額(4200→3900)
【 過去3年経歴 】
【 考察 】 東京新聞杯との選択で、こちらをアップすることにした。 ダート7戦全勝で初重賞を目指したスパイキュールの戦線離脱は非常に残念。 1年以上の休養か、競走能力喪失のどちらかになりそうだが、この馬に新年のダート戦をまとめさせる意味合いはあると思っていただけに残念。 ちなみに根岸Sは、11月からこの時期に施行時期が変わった後、4回施行されているが、取消のあった01年と昨年以外の計3年は連対馬にダート重賞での賞金加算実績を求めている。 今回の出走馬16頭では、2番と7番から14番の馬に該当するが、そのうち7枠2頭は2着加算1回きりなので評価を下げたい。 また、今回は外国馬がいないものの、国際化されている点に注目したい。 この16頭の中で、国際のレースで賞金を加算した馬はアドマイヤマックス(富士S)とサイレンスボーイ(武蔵野S2着)の2頭のみ。 さらに、今年から賞金が減額されているが、同じことはガーネットSでもあった。 ビリ人気エンゲルグレーセが突っ込んで3連単200万馬券となったわけだが、それよりも着目したいのは勝ったメイショウボーラーのダート戦未経験という経歴。 実は今回、第二のメイショウボーラーとなるため(?)に芝から転戦してきたアドマイヤマックスに注目している。 別に前開催の8日間で22勝をあげた騎手の腕というわけではなく、今回、ダート戦に出走させて来たのは第二のメイショウボーラーとなるためではないだろうか。 アドマイヤマックスには昨年の富士S勝ちによる国際戦加算歴があることも心強く、ダート重賞で賞金を加算していないという点で、今回は買いの材料が揃ったとみたい。 とはいえ、国際化された根岸SとそうでないガーネットSが同じ結果になるかというと、恐らく答えはNoだろう。 そのため、この馬に◎は打たない。 前説を長々と書いてしまったが、今回の◎はシャドウスケイプにしたい。 別に前走のガーネットSで○を打って2着同枠馬どまりのキャラクターに拘っているわけではないのだが、今週の3重賞は全て「国際化、賞金減額、3連単発売初戦」と3項目の変更が揃った週となった。 55回のゾロ目開催を迎える東京新聞杯とその他2レースとはそれなりの違いを打ってくるだろう。 前年1着馬が3レースとも出走する意義は何なのかをこのレースで見極めてから翌日の予想に取り組みたい。 で、シャドウに◎を打つ理由は前年1着馬ということ。 かつてスマートボーイが平安Sで連覇したように、何らかの変更を起こしたレースでならば、十分にそれが可能ではないかと考えていることと、ガーネットSで沈んだ馬をここで救済する(国際化の有無で取り上げる馬を変えるという視点)ことがあってもいいであろう。 同枠馬サミーミラクルにオープン連対歴がないことも今回狙ってみる理由の1つである。 相手馬には、対古馬加算歴のないトップオブワールドをあげる。賞金減額前最終のユニコーンSを勝ったことは気にかかるが、これは同じなので、問題はないとみたい。 最初に◎にはしないと書いたアドマイヤマックスが▲。メイショウボーラーのガーネットSと同じく、初ダート馬を取り上げることは考えられるし、勝つならぶっちぎりもありうる。 ガーネットSから連勝を目指すメイショウボーラーに△。まだ、見極めはついていないが、今年からの新賞金戦(いわゆる減額後)を1頭で纏め上げるための存在なのかもしれない。 その他の押さえとしては、シャドウと同枠のサミーミラクル、アドマイヤと同枠のハードクリスタルといった1600万あがり、オープン連対歴なしの2頭と東京1400霜月Sを3連単発売後に勝ち上がったタイギャラントの3頭をあげたい。 一応、取消等はないとして予想を作成しているが、もしあれば、設計変更戦の大王的存在としてシリウスSまでを勝ち上がったアグネスウイングの単勝に切り替えたい。 【 買い目 】 枠連1-1.2.4.6.8の5点 取消あれば、アグネスウイングの単勝1点のみ。 【 結果 】 1着 △ 08メイショウボーラー 2着 △ 03ハードクリスタル 3着 -- 14エコルプレイス ( ◎ 02シャドウスケイプ 12着 ○ 12トップオブワールド 7着 ) 【 再考 】 こだわるものがずれていたということだろう。 国際化の有無にこだわり、新馬券戦までの1年間を通年OP、賞金加算なしで過ごしてきたメイショウボーラーの時期が来たということなのかもしれない。 賞金減額後の時代を1頭でまとめ上げていくという発想で捉える必要があったのだろう。そうなると1着賞金が据置で施行されるフェヴラリーSは22回のゾロ目開催という点がひっかかるが、完全な囮馬となるのだろうか。 |