●第10回 マーメイドステークス(G3)●
7月10日阪神11R 芝2000m、牝、国際、別定、特指
7月7日更新、7月9日馬番追加
変更点 国際化、3連単発売、賞金減額
◎ |
06 ダイワエルシエーロ |
56 福永 |
○ |
09 レクレドール |
55 武豊
→ 熊沢 |
【 過去3年経歴 】
回数 |
年、日程、条件 |
変更点 |
当日変更 |
1着馬名 |
7回 |
02年 3阪8芝20、牝、混、別、特 |
特指化、夏季番組移行 |
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ヤマカツスズラン |
8回 |
03年 3阪8芝20、牝、混、別、特 |
馬単・3連複発売 |
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ローズバド |
9回 |
04年 3阪8芝20、牝、混、別、特 |
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9R⇔10R |
アドマイヤグルーヴ |
10回 |
05年 3阪8芝20、牝、国、別、特 |
国際化、3連単発売、賞金減額(4200→3900) |
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【 考察 】
当初から4歳馬と5歳馬だけの計10頭しか登録しなかったため、おそらく回避馬が出て8頭以下になると思っていたが、登録した馬全馬が出走してきた。
そこで、まず、出走馬10頭の直前加算歴をまとめてみた。
馬番 |
馬名 |
直前加算歴
(10:1000万 16:1600万) |
前年変更点 |
1 |
マイティーカラー |
ビワハヤヒデM10 |
50周年記念 |
2 |
メモリーキアヌ |
(過去1年なし) |
-- |
3 |
マイネソーサリス |
愛知杯 |
賞金減額 |
4 |
レンドフェリーチェ |
平場1000万 |
-- |
5 |
マイネサマンサ |
洛陽S16 |
ハンデ→別定 |
6 |
ダイワエルシエーロ |
京阪杯 |
なし(次年国際化) |
7 |
メイショウオスカル |
福島牝馬S |
賞金減額 |
8 |
ウシュアイア |
香嵐渓特別10 |
日程、設計 |
9 |
レクレドール |
ローズS |
22回、日程、枠連万馬券 |
10 |
ミスパスカリ |
平場1000万 |
-- |
さらに、このレースを振り返ると、夏季番組に移行してからは毎年増量馬が勝っていることがわかる。
年 |
1着馬名 |
重量 |
直前加算 |
変更点 |
02年 |
ヤマカツスズラン |
56(+1) |
プロキオンS2着 |
夏季番組移行、9R⇔10R |
03年 |
ローズバド |
56(+1) |
(過去1年なし) |
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04年 |
アドマイヤグルーヴ |
57(+2) |
エリザベス女王杯 |
当日9R⇔10R |
05年 |
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夏季移行後は、毎年何らかの変更を起こしているが、その間は過去の実績で増量(超過3000万ごと1K増)された馬に一任してしまおう、という考えかたが見て取れる。来年に11回のゾロ目開催を迎えることもあり、この傾向は今年も続くと見たい。
今年の増量馬は前走愛知杯ビリ負けのダイワエルシエーロのみ。直前加算を持つ馬は何かが変更されたレースを走っているが、ダイワの勝った昨年の京阪杯は3連単発売以外の変更がなかった点はきにかかる。
とはいうものの、増量馬が1頭しかいないこともあり、この馬を◎とする。
一方の2着馬もまとめてみた。
年 |
2着馬名 |
重量 |
直前加算 |
変更点 |
02年 |
タフネススター |
55 |
愛知杯2着 |
日程変更 |
03年 |
テイエムオーシャン |
59(+4) |
札幌記念 |
日程変更 |
04年 |
チアズメッセージ |
55 |
愛知杯2着 |
父内国産→牝、混合 |
05年 |
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共通していることといえば、何らかの変更を受けた重賞での加算歴であろう。
重賞加算歴を持つ馬は、マイネソーサリス(愛知杯)、メイショウオスカル(福島牝馬S、中山牝馬S2着)、レクレドール(ローズS)となる。
マイネソーサリスとメイショウオスカルが加算したレースは、「3連単発売、賞金減額」以外の変更点はなく、場面を変えて走った同じ馬という印象を受ける。
さらに、福島牝馬Sや愛知杯と大きく異なると考えている理由として、マーメイドSは賞金減額や3連単発売といった変更点はあるが、それだけではなく、「国際化」という変更点も加わる。
そのため、3連単発売と同時に日程も変更したローズSを勝ったレクレドールを相手としたい。
出走頭数も少ないこともあり、今回はこの1点でおさめたい。
【 買い目 】 馬連1点
【 結果 】
1着 ◎ 06 ダイワエルシエーロ 2着 -- 05 マイネサマンサ 3着 -- 10 ミスパスカリ
( ○ 09 レクレドール 5着 )
( 03 マイネソーサリス 出走取消、09 レクレドール 騎手武豊→熊沢 )
( 参考:単勝 450円、複勝 180円 )
【 再考 】
マイネソーサリスが出走を取り消したが、取り消そうが取り消すまいが、10回という来年にゾロ目開催を迎える時点で想定できたことであり、この取り消しは何ら影響を及ぼすものではなかっただろう。
昨年のオークス馬ダイワエルシエーロは、こういった最終戦的な重賞しか勝てないことが分析で明らかになっている以上、「ここで走らな、いつ走る?」という形であった。
一方の2着馬マイネサマンサであるが、オープン加算歴なし、直前加算が1600万下洛陽S勝ちであった。
洛陽Sが前年のハンデ戦から、今年は別定戦に衣替えしていたこともあって、この馬は完全に見落としていたのだが、愛知杯着外歴から見ても、狙ってよかったかもしれない。
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