●第41回 農林水産省賞典小倉記念(G3)● 
    8月14日小倉10R 芝2000m、混合、ハンデ、特指

    8月12日更新
    変更点 混合化、3連単発売、11R→10R
04 アグネスシラヌイ 54 吉田稔 14 ニホンピロキース 53 熊沢
10 メイショウカイドウ 58.5武豊 07 ワンモアチャッター 54 福永

【 過去3年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
38回 02年 3小2芝20、混、H、特 馬単・3連複発売   アラタマインディ
39回 03年 3小2芝20、混、H、特     ロサード
40回 04年 3小2芝20、H、特 50周年記念、混合→なし   メイショウカイドウ
41回 05年 3小2芝20、混、H、特 混合化、3連単発売、11R→10R 11R⇔12R  

【 考察 】
 「はくぼレース」実施に伴い、今年は昨年の11R設計から10R設計に変更して行われる。
 その観点から見れば、「3連単発売と10R化1年目」、そして、「再度の混合化」といったところに解くためのヒントがあるのではないだろうか。

 同じく10R化した北九州記念は直前加算歴が混合化した小倉大賞典を勝ったメイショウカイドウが制した。

 10R化した1年目のオープンでサンプルを拾うとなると、先の第2回小倉開催ということになる。

 第2回小倉 3歳上オープンクラス 成績
レース名 対前年変更点等 勝ち馬 直前加算 対前年変更点等
北九州記念 賞金減額 メイショウカイドウ 小倉大賞典1着 混合化、賞金減額
KBC杯 ハンデ→別定、特指化 エドモンダンデス TVQ杯1着  
北九州短距離S 取消、枠連ゾロ目 マルカキセキ 佐世保S1着 ハンデ→別定、特指化、枠連ゾロ目

 お見事なまでに、直前加算が小倉開催となっている。
 今年の出走馬16頭のうち直前賞金加算が小倉戦となっているのは、セフティーエンペラ(小倉大賞典2着)、ツルマルヨカニセ(北九州記念2着)、ニホンピロキース(玄海特別1着)、メイショウカイドウ(北九州記念1着)の4頭。

 また、このレースは前年は「JRA創立50周年記念」としてサブタイトルをつけて施行された。

 昨年の「50周年」サブタイトル戦結果(小倉記念まで)
レース名 対前年変更点等 勝ち馬 直前加算 対前年変更点等
金鯱賞   タップダンスシチー ジャパンC1着 別定規定変更
宝塚記念   タップダンスシチー 金鯱賞1着 50周年記念
七夕賞 枠連万馬券、9R→10R→12R チアズブライトリー 鳴尾記念2着  
農林 函館記念 11R→9R クラフトワーク 東京新聞杯2着 54回
農林 小倉記念 混合→無冠 メイショウカイドウ 北九州記念2着  

 昨年50周年のサブタイトルを付けたレースの今年の結果
レース名 対前年変更点等(3連単発売除く) 勝ち馬 直前加算 対前年変更点等
金鯱賞   タップダンスシチー 有馬記念2着  
宝塚記念   スイープトウショウ 安田記念2着 55回、8R⇔9R
七夕賞   ダイワレイダース アメジストS1着 別定→ハンデ
農林 函館記念 取消、枠連ゾロ目、5R⇔7R エリモハリアー 巴賞1着 6R→9R→10R→8R→7R
農林 小倉記念 11R→10R、混合化、11R⇔12R メイショウカイドウ 北九州記念1着 賞金減額、11R→10R

 上に昨年との比較を出したが、非常に明確になっていることに気づくであろう。
 G3、ハンデ戦は50周年のサブタイトルが付いた昨年は直前加算がG3の2着歴を持つ馬、今年は重賞連対歴を持っていないものの3連単発売戦で勝ちクラのある馬が勝っている。

 これに該当する馬は、アグネスシラヌイ、ニホンピロキース、ワンモアチャッターの3頭。
 枠を見ると、アグネスシラヌイのみが同枠馬にも3連単戦加算歴のあるセフティーエンペラを配し、あとの2頭は3連単戦で加算歴のない馬となった。

 そのため、同枠にも3連単戦加算歴を持つアグネスを◎としたい。

 相手馬だが、直前加算が小倉で勝っているニホンピロキース。同枠馬サンライズシャークを嫌ってメイショウカイドウは▲まで。
 あとは、毎年小倉と中京で入れ替えながら施行しているアジアウィークの週に行われたフィリピンTを勝ったワンモアチャッターをあげ、印はこの4頭としたい。

 ツルマルヨカニセ、セフティーエンペラは直前加算が2着加算のため、今回は無印としたい。

【 買い目 】 複勝04、馬連流し 計4点


【 結果 】
1着 ▲ 10 メイショウカイドウ 2着 △ 07 ワンモアチャッター 3着 -- 01 ツルマルヨカニセ
( ◎ 04 アグネスシラヌイ 5着、○ 14 ニホンピロキース 9着 )
( 参考:馬連 670円 )

【 再考 】
 これを書く際に、改めて自分が書いたことを読み返したが、勝ち馬を見事にピックアップしているにもかかわらず、続きがない。
 クイーンSも然り。

 というのも、メイン10R化した小倉開催は、前走が小倉加算の馬が勝っていると書いている。
 今回の出走馬16頭で該当は本文中にも書いたように4頭(1着加算が2頭、2着加算が2頭)。

 2着加算した馬がともに変更戦あがりだったこともあって、実質同型馬と考えれば、当日の施行順変更(11R⇔12R)があることで、11R→10R化した北九州記念をピックアップして、人気だったがメイショウカイドウを◎としてもよかったのではないだろうか。

 考えれば考えるほど、奥が深い。それだけです。
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