●第12回 平安ステークス(G3)●
     1月23日京都11R ダート1800m、混合、別定、指定

     1月22日更新
     変更点 3連単発売(賞金減額4200→3900)、当日9R⇔10R
07 クーリンガー 57 和田 04 ヒシアトラス 56 福永
06 ジェイケイガバナー 56 池添 10 マルブツトップ 56 スボリ
02 ローエングリン 58 安藤 -- --

【 過去3年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
9回 02年 1京8ダ18、混、別、指   7R⇔8R スマートボーイ
10回 03年 1京8ダ18、混、別、指 馬単・3連複発売 取消 スマートボーイ
11回 04年 1京8ダ18、混、別、指     タイムパラドックス
12回 05年 1京8ダ18、混、別、指 3連単発売、賞金減額 9R⇔10R  
 
【 考察 】
 当日の9Rと10Rが入れ替えて施行されるので、これに留意して予想を組みたい。
 このレースは「京都ダート1800の鬼」のような馬が毎年派手に走ってくるレースでもあるが、過去1年間に京都1800で連対しているのは04ヒシアトラス、06ジェイケイガバナー、07クーリンガーの3頭のみ。
 今回はこの中で唯一増量馬としてこのレースに臨むクーリンガーの3年連続連対に期待して、この馬から買ってみたい。

 というには訳があって、ワイド馬券が発売された平成12年からこのレースは8日目に移設したわけだが、8日目移設後は毎年、京都ダート1800の重賞連対馬がここでも1頭は連対している。
 毎年、京都ダート1800の重賞は平安SとアンタレスSの2レースあるが、今年は昨年の両レースの勝ち馬タイムパラドックスは不出走。出走するのは去年のこのレースで2着だったクーリンガーのみとなってしまった。

 本来なら新馬券も発売され、賞金を減額してリニューアルしたいと考えてもいたのだろうが、当日の施行順を入れ替えることが既に発表されたことで、本来ならば無印とする予定だった2年連続の2着馬クーリンガーだが、これも1年間先送りするという意思表示だと受け取りたい。つまり昨年までの実績馬で十分勝負になりますよということを意味していると受け取って、クーリンガーに◎を入れる。

 同枠馬ビッグウルフの忘れたころのG1歴を問うような枠配置もいいとみたい。

 相手馬には、まず京都1800連対歴を持つヒシアトラス、9R施行に変更された花園Sを勝ったジェイケイガバナー、取消戦で準オープンを卒業したマルブツトップ、芝戦だが、55回毎日王冠2着歴を買ってローエングリンをあげたい。

【 買い目 】 馬連流しと○−▲の5点
 

【 結果 】
1着 ○ 04ヒシアトラス 2着 -- 05ブラックコンドル 3着 -- 14ジンクライシス
( ◎ 07クーリンガー 5着 )

【 再考 】
 人気馬となったジンクライシス、ピットファイター、サカラートといったところを全部無印にしたのは正しかったといえるだろう。
 勝ったヒシアトラスは京都での連対実績があったものの2着どまり(エニフS、トパーズS←ともに据置戦)で賞金を加算できなかったことと、当日の施行順変更をマイナス評価して2番手に下げたのだが、昨年の根岸S2着同枠以来の重賞での連対枠入りとなった。

 2着馬ブラックコンドルの菊花賞1着同枠の実績とともに、このレースはこれまでの最終戦(いわゆる来年変更されるレース)での連対枠入り実績を求めてきたのだろう。

 何せそれ以外はローエングリン(マイラーズC2着、毎日王冠2着)、クーリンガー(平安S2着)、ピットファイター(武蔵野S1着)しか過去1年間でJRAでの重賞連対枠入りできた馬がいない。

 その5頭が連対枠入りした重賞はマイラーズC以外は全部今年変更される。そういった面から捉えてもよかったのかもしれない。そうすれば5頭立てで、ダートのオープン実績を加味すればいまさらダート路線に転向したローエンの意味不明な経歴を削ってもおかしくないから実質4頭立て。

 とはいえ、ブラックコンドルの春待月Sを軽視したのも、これまた事実であった。その前のダート加算となると積雪変更された中京2歳Sまでさかのぼる。直近1年間を最重視するので、ここまでさかのぼる手は今の私は持たないのだが、同枠の▲ジェイケイガバナーとともに変則キャリアの保有馬という見方があってもよかったのだろうといまさらながら反省である。
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