●第42回 報知杯弥生賞(皐月賞TR)(G2)●
     3月6日中山11R 芝2000m、3歳、混合、馬齢、指定

     3月3日更新、5日馬番追加
     変更点 3連単発売
10 ディープインパクト 56 武豊 07 マイネルレコルト 56 後藤
01 アドマイヤジャパン 56 横山典 06 マチカネオーラ 56 蛯名
08 ニシノドコマデモ 56 田中勝 -- --

【 過去3年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
39回 02年 1中4芝20、3歳、混、定、指 混合化、馬齢→定量   バランスオブゲーム
40回 03年 3中4芝20、3歳、混、馬、指 馬単・3連複発売、定量→馬齢   エイシンチャンプ
41回 04年 2中4芝20、3歳、混、馬、指     コスモバルク
42回 05年 2中4芝20、3歳、混、馬、指 3連単発売    

【 考察 】
 年頭にブログ上にてダービー馬候補としたディープインパクトが出走する時点で事実上◎は決まっていた。

 今回は昨年と同じ10頭立ての予定になったが、似たような戦歴の馬が出走してきた。
 もちろん、人気を二分するであろうアドマイヤジャパンとディープインパクトのこと。

 ともに12月阪神開催の芝2000mの新馬戦を勝ち、500万下を経験することなくオープンに挑み、そこでは何らかの出来事が発生したにもかかわらず再度賞金を加算している点だ。

 しかし、今回注目しているのはディープインパクトの勝った前走若駒S。

 鬼脚で差しきり5馬身差をつけたのを評価しているのではない。若駒Sは7頭立てにもかかわらず、8Rか9Rに移設されず10R据置のまま施行された。
 実は 「枠連未発売かつ3連単発売戦でレース設計が据え置かれている特別戦」は今年から生まれたケースだが、これは今年はまだ2回しか起きていない。

 ともに3歳オープンの若駒SとバイオレットSだ。
 バイオレットSではドンクールが勝ったが、そのドンクールはヒヤシンスSも勝って連勝した。

 同じことが今回も起きると考えたい。
 そのため、単勝1倍台の完全な一本被りとなりそうだが、ディープインパクトを◎とする。

 相手馬にはさまざまなケースが考えられるが、ディープインパクトにないものを持っている馬をあげたい。
 その筆頭にはディープにない「3歳時未出走、500万加算(出走)歴、重賞連対歴」を持つ馬であろう。

 しかし、そんな馬は出走しない。

 2つ持つ馬としてはマイネルレコルトとマチカネオーラがいるが、2歳夏季番組加算歴と新馬勝ちからマイネルを上位として○とする。
 マイネルと似通った経歴の持ち主キングストレイルがここを回避してスプリングSへ回ったのも、好条件とみたい。3番手の▲には、ディープとかなり似かよった戦歴を持つアドマイヤジャパン、△に前述したマチカネオーラをあげる。最後に未勝利戦枠連ゾロ目勝ちあがり、500万未経験で挑んだいちょうSは取り消し戦と何らかの変更を課されたレースで加算してきたニシノドコマデモを押さえの△としたい。

【 買い目 】 馬単流し 計4点
 

【 結果 】
1着 ◎ 10ディープインパクト 2着 ▲ 01アドマイヤジャパン 3着 ○ 07マイネルレコルト
( 馬単 380円 (参考 馬連350円、3連複280円、3連単810円 ))

【 再考 】
 単勝4番人気のレッドバトラーですら50倍を越すオッズとなった完全な3頭立ての競馬を、外を回って追うところなし、着差以上の楽勝でディープインパクトが勝った。

 世間で言う「実力の差」がまざまざと出たレースだったわけだが、年頭にダービー馬はこの馬とブログで予想した以上、無様な競馬だけはしてほしくなかったので何よりである。これで皐月賞は優先権付き、皐月賞の結果不問でダービーにも賞金面での出走権を確保したわけだから、本番での楽しみができた。

 取消発生とかがなければ、新馬券発売以外は据置施行される皐月賞、ダービーも十分に狙えるであろう。
 あとはパンクしないことを願うのみ。
 
 とはいうものの、2着馬がアドマイヤってのがちょっと気になる。
 最初に行われるクラシックトライアルが夏番組歴を完全否定していいものなのだろうか。

 それとも、夏番組歴は祝日施行されるスプリングSで炸裂するのか?
 そうなると、出走予定のローゼンクロイツやヴァーミリアンなどは真っ先に馬券対象から外れることになるんだが……。
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