●第41回 札幌記念(G2)● 
    8月21日札幌09R 芝2000m、混合、別定、特指

    8月20日更新
    変更点 賞金増額(6400→6500)、前年50周年記念競走
01 オペラシチー 56 佐藤哲 05 エリモハリアー 56 北村浩
04 ヘヴンリーロマンス 54 松永 13 スズノマーチ 56 北村宏

【 過去3年経歴 】
回数 年、日程、条件 変更点 当日変更 1着馬名
38回 02年 1札4芝20、混、別、特 6日→4日、馬単・3連複発売   テイエムオーシャン
39回 03年 1札4芝20、混、別、特     サクラプレジデント
40回 04年 1札4芝20、混、別、特 11R設計→9R設計、50周年記念、3連単発売   ファインモーション
41回 05年 1札4芝20、混、別、特 賞金増額(6400→6500)    

【 考察 】
 売上低下に悩むJRAは賞金減額を一部の重賞で行っているが、それにもかかわらず、札幌記念は、今年から賞金が増額された4つのG2のうちの1つに入れてもらえた。ちなみにこのレースを過去を見てみると、施行条件が前年から据え置かれていた01年と03年はともに3歳馬が勝っている。

 では、実質的には据置となる今年も唯一の3歳馬スムースバリトンで決まる!

 ・・・・・・なんて思わないで欲しい。

 というのは、エアエミネム、サクラプレジデントの両3歳馬が勝った年は、実は翌年から施行条件が変更される最終戦でもあった。

 (エアエミネムが勝った年は「6日目」施行の最終回、サクラが勝った年は「11R施行」の最終回。ちなみに、サクラが勝った年の2着はエアエミネム。)

 昨年、別定重量で行われた「50周年戦」はここと中京の金鯱賞のみ。
 金鯱賞はタップダンスシチーが勝ち、同枠にセフティーエンペラ、2着はヴィータローザだった。

 2005年金鯱賞(G2)
  3連単発売戦重賞連対歴 非3連単直前加算歴
1着 タップダンスシチー 59 有馬記念 2着 宝塚記念 1着
同枠 セフティーエンペラ 57 小倉大賞典 2着(混合化、賞金減額)
福島記念 1着
ホウヨウボーイM 1着
2着 ヴィータローザ 57 朝日CC 2着(55回) 大阪ハンブルクC 1着

 これを見る限り、ここまで綺麗にまとめるか・・・・・・というような経歴の馬が連対枠にいる。

 となると、同じ3連単重賞2着歴を直前で持つ、ダンスインザムード、ブルートルネード、ヘヴンリーロマンス、ホオキパウェーブの4頭を買えばいいではないか、そこそこの人気馬もいるしって言うかもしれないが、これもそうはいかないだろう。

 金鯱賞はグレード別定、札幌記念は5000万ごと1K増と、別定重量の中身が違っていることと、札幌記念は「特指」戦だからである。

 となると、勿論狙いはその逆。

 「重賞2着歴が直前加算」の逆といえば、勿論、1着歴になるだろう。
 3連単発売戦で重賞1着歴を持つ馬は、エリモハリアー、オペラシチー、スズノマーチ、ヘヴンリーロマンスの4頭。

 しかし、エリモハリアー、スズノマーチは勝ったレースがともに枠連ゾロ目決着。
 オペラシチーは施行順変更戦、ヘヴンリーロマンスは賞金を今年から減額させるレースだった。

 どの馬も変更点ばかり持っていて判別しづらいが、最終加算が重賞1着という点と、枠連ゾロ目勝ちあがりが2頭いることから考えると、オペラシチーを上位評価するが妥当ではないだろうか。

 なお、相手には前述3頭を素直にあげたい。

【 買い目 】  ◎単勝と馬連ボックス 計7点


【 結果 】
1着 ▲ 04 ヘヴンリーロマンス 2着 -- 06 ファストタテヤマ 3着 -- 10 コイントス
( ◎ 01 オペラシチー 7着、○ 05 エリモハリアー 6着 )

【 再考 】
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