●第50回 京王杯スプリングカップ(G2)● 5月15日東京11R 芝1400m、国際、別定、指定 5月14日更新 変更点 3連単発売
【 過去3年経歴 】
【 考察 】 出走頭数の関係により、当日の6Rから9Rの施行順が変更されたうえで、レースは施行される。 昨年秋の3連単馬券発売後、当日の施行順が変更されたレースはいくつかあるが、それ以外の変更が何もない別定戦での施行は初めてになる。 サンプルが事実上ないレースになるわけだが、こういうときこそ、再現できない戦歴を持っている馬を出すのが主流だろう。 枠順を見ると、人気を集めそうな馬が比較的外の枠に入った。 ここで、注目すべき馬としてはやはり7枠の3頭だろう。 まずは高松宮記念を勝ってG1ホースの仲間入りをしたアドマイヤマックス。 富士S、高松宮記念と3連単初戦を勝ったが、ともに当日の施行順変更等はなかった。 そのため、変更がある今回は進んで狙うことはできず、根岸S、阪急杯と同様に同枠馬どまりとみたい。 逆に今回狙ってみたいのはその隣のテレグノシス。 昨年、同じように当日の施行順を入れ替えた55回毎日王冠を勝ち、マイルCSは1着同枠。さらには3連単未発売の昨年のこのレースを2着で、古くは馬連発売前年のNHKマイルC勝ちという最終戦を飾るに相応しい実績を持っている。 当日変更となった今年の条件なら、この馬を狙う価値はあるだろう。 さらにその隣のダンスインザムード。 昨年、祝日施行のフラワーCでオープン戦デビュー勝ちを果たした彼女は、桜花賞を勝ってG1ホースの仲間入りをした後、オークス4着を挟んでアメリカへ渡り牝馬限定のG1で2着、帰国後は秋華賞を再度4着としくじってから、天皇賞秋、マイルCSと2着を重ね、再度香港へ渡って惨敗したのち休養して、ここへ出てきた。 この馬に関しては、昨年秋の50周年記念天皇賞の2着歴を評価して今回も狙いたい。 一方、他馬だが、奇異に映るのが6枠の2頭。 新馬券発売戦のみのオープン戦歴しか持たないプレシャスカフェと新馬券戦初出走になるトラストファイヤーが入ったわけだが、3点単発売1日目のメインに勝ち名乗りをあげたのと3連単戦未経験というコントラストには何を意味しているのかに着目したい。 また、プレシャスカフェは新馬券戦と施行順変更・賞金減額戦のシルクロードS勝ちを評価して、ここも馬券対象には入れる。 他馬では、前年1着馬の再度の連対枠入りを狙うウインラディウスと、3連複発売前年のこのレースを勝ったゴッドオブチャンスと消えてしまった名古屋優駿2着歴のあるメテオバーストの入った2枠からメテオバーストをあげたい。 【 買い目 】 馬連流しと枠連6−7 計5点 【 結果 】 1着 -- 02 アサクサデンエン 2着 -- 10 オレハマッテルゼ 3着 ◎ 14 テレグノシス ( ○ 12 プレシャスカフェ 14着 ) 【 再考 】 施行順の変更によって、旧制度オープン歴を起用して来ると考えていたが、全くの逆で、オープン歴をほぼ全否定する形での決着となった。 1600万歴の有る馬でここをまかなうという発想は全くなかった。 勝ったアサクサデンエンは、前走マイラーズC3着。ローエングリン、プリサイスマシーンといった旧制度重賞の連対馬に次いでのものだったから、こっちを見る手だったか。同枠ニシノシタンとともに、古馬準オープン勝ち歴までで、古馬オープン加算歴がないというのはフレッシュな経歴を持つ馬としてみるべきであった。 2着馬のオレハマッテルゼ。当日の施行順を入れ替えた晩春S勝ちの実績を直接ここへ持ち込んだことは分析に値するであろう。 |